電験三種 機械 問65:電気機器(同期機)
(令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-14)
三相同期発電機の短絡比に関する記述として,誤っているものを次の(1)~(5)の中から一つ選べ。
- 1短絡比を小さくすると,発電機の外形寸法が小さくなる。
- 2短絡比を小さくすると,発電機の安定度が悪くなる。
- 3短絡比を小さくすると,電圧変動率が小さくなる。正答
- 4短絡比が小さい発電機は,銅機械と呼ばれる。
- 5短絡比が小さい発電機は,同期インピーダンスが大きい。
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電験三種「機械」の「電気機器(同期機)」に関する問題(令和5年度下期 問5)。正答は(3)です。
【基本公式】短絡比Ks=無負荷定格電圧時の三相短絡電流/定格電流=1/Xs(pu)。
正答(3)「短絡比を小さくすると、電圧変動率が小さくなる」→誤り。
正しくは:短絡比Ks小→同期インピーダンスXs大→電圧変動率が大きくなる。
電圧変動率ε∝Xs/V(近似)→Xs大→εが大きい(電圧変動しやすい)。
その他正しい記述:①Ks小→外形小型化(少)②Ks小→安定度悪化③Ks小→銅機械と呼ぶ④Ks小→Xs大。
【電気機器(同期機)短絡比の解法と要点】(令和5年度下期 問5)
【短絡比Ksの定義と関係】
Ks=If(短絡定格電流)/If(無負荷定格電圧)=Isc_n/In(近似)=1/Xs[pu]
・Ks大→Xs小→電圧変動小・安定度高・外形大・重い(鉄機械:水力発電機)
・Ks小→Xs大→電圧変動大・安定度低・外形小・軽い(銅機械:タービン発電機)
【各選択肢の正誤】
(1)正しい:Ks小→Xs大→定格電流時の界磁電流少ない→電機子銅少→外形小
(2)正しい:Ks小→Xs大→P-δ特性の最大電力が小→安定度低下
(3)誤り:Ks小→Xs大→電圧変動率ε大(電圧変動しやすい)→「電圧変動率が小さくなる」は誤り
(4)正しい:Ks小→Xs大→銅機械(界磁銅多・鉄少)
(5)正しい:Ks=1/Xs→Ks小→Xs大
→正答(3)
【電気機器(同期機)短絡比の深層解析と電験三種合格戦略】(令和5年度下期 問5)
【核心論点と正答根拠】
Ks小→Xs大→電圧変動率大。「Ks小→変動率小」が誤り→正答(3)。
【短絡比と安定度の定量関係】
定態安定極限電力:P_max=VE/Xs(Xs大→P_max小→安定余裕小)。
過渡安定性:過渡リアクタンスXd'<Xs→過渡P_max=VE/Xd'(Xs比で大きい)。
電圧変動率:ε=(無負荷電圧-定格電圧)/定格電圧×100%→Xs大→ε大。
【水力発電機vs火力発電機の設計思想】
水力(突極形):回転速度低(100〜600rpm)・極数多・直径大・軸長短。
Ks=0.9〜1.5(大)・Xs=0.6〜1.2pu(小)→安定度重視・AVR/PSS不要でも安定。
火力(円筒形タービン):高速(3000/3600rpm)・2〜4極・細長。
Ks=0.4〜0.7(小)・Xs=1.4〜2.5pu(大)→AVR/PSS必須・精密励磁制御で安定維持。
【実際の電力系統での短絡比の重要性】
再エネ大量連系後:同期発電機(慣性あり)のKs変化→系統慣性の減少問題。
電験二種:発電機の定態安定度計算・等面積判別法・AVR伝達関数と安定性の解析が出題。
本問は電気技術者試験センター公表の過去問題を出典明記の上で引用しています(公式FAQで教育目的の許諾不要・使用料不要を明示容認・GREEN判定)。 根拠・出典:出典:令和5年度下期 第三種電気主任技術者試験 機械(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-14)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / 電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の根拠条文に基づき段差性のあるAI解説(初心者・標準・上級)を作成しています。