問題
図のような回路で,端子a-b間の合成抵抗[Ω]は。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)
解説
図の回路は「左の3本」と「右の2本」に分けて考えます。左側は、上の3Ωが端子aから中央の縦線(ここを点Mとします)へ直接つながり、中段と下段の3Ωも右端で1本にまとまって点Mへつながっています。つまり3本の3Ωは、どれも「aとMの間」に並んだ並列です。同じ抵抗3本の並列なので 3÷3=1Ω。右側は、上の3Ωの右端が縦線で下りて端子b側につながり、下の3Ωもbにつながるので、2本の3Ωが「Mとbの間」の並列です。3÷2=1.5Ω。左と右は点Mを通って直列なので、1+1.5=2.5Ω。正答はイです。
【図の読み取り】中央の縦線(点M)が左右の区切りです。
・左側:上段3Ωは a→M に直結。中段3Ωと下段3Ωは、それぞれの右端が縦線で結ばれてから M へ行く。中段・下段の右端どうしは同じ点なので、3本とも両端が「a」と「M」になる=3本並列。
・右側:上段3Ωは M→(右の縦線)→b、下段3Ωは M→b。2本とも両端が「M」と「b」=2本並列。
【計算】
①左側:同じ値 R を n 本並列 → R/n = 3/3 = 1 Ω
②右側:3/2 = 1.5 Ω
③左右は M で直列:1 + 1.5 = 2.5 Ω → イ
【選択肢の見分け】
・1.1Ω:小さすぎる値。左段の1Ωだけを見て右段を足し忘れると、この近くを選びやすくなります。
・6Ω・15Ω:並列部分を直列として足してしまった誤り(5本全部直列なら15Ω)。
並列にすると、もとのどの1本よりも小さくなる、という感覚で桁の誤りを防げます。
【節点で考える】合成抵抗の図は、線の形ではなく「どの点とどの点の間にあるか」で読むのが確実です。電線(抵抗のない線)でつながった部分は全部1つの節点にまとめます。
・節点a:端子aと左端の縦線
・節点M:中央の縦線と、中段・下段3Ωの右端を結ぶ線(下段から右へ延びて中央縦線に合流しているため同電位)
・節点b:右端の縦線と端子b
すると「a–M 間に3Ωが3本」「M–b 間に3Ωが2本」という2段の直並列に整理できます。
【計算】
R_aM = 1/(1/3+1/3+1/3) = 1 Ω
R_Mb = 1/(1/3+1/3) = 1.5 Ω
R_ab = R_aM + R_Mb = 2.5 Ω(イ)
【検算】a–b 間に電圧 V をかけると、全電流 I = V/2.5。左段の電圧は I×1 = 0.4V、右段は I×1.5 = 0.6V で、合計 V になり矛盾しません。左段の各3Ωには 0.4V/3 ずつ、右段の各3Ωには 0.6V/3 ずつ流れ、左3本の和(0.4V)と右2本の和(0.4V)が等しい=節点Mで電流が保存されることも確かめられます。
【つまずきやすい点】
・中段3Ωの右端が「下段の線に下りている」ため、中段だけ下段と直列に見えてしまう誤り。直列になるのは、間の節点に他の枝がつながっていないときだけです。ここでは中段・下段の右端の合流点が中央の縦線にもつながっているので、直列ではなく並列です。
・右上の3Ωの右端が縦線で下りて b に戻る形も、両端が M と b なので並列です。
【類題への応用】同じ値の抵抗が多い回路は「R/n」で一気にまとめられます。値が異なる2本は R₁R₂/(R₁+R₂)(和分の積)、3本以上は逆数の和の逆数を使います。
出典と作り方
本問は一般財団法人 電気技術者試験センターが公表した過去の試験問題です(同センターの公式FAQにより教育目的での利用は許諾・使用料不要。図・写真も同センターの公表問題から掲載)。解説は合格ナビが作成しています。 根拠・出典:出典:令和5年度上期(午後) 第二種電気工事士 学科試験 問1(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-12)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の出題範囲分析に基づき、段差のある3段階の解説を作成しています。


