問題
図のような回路で,8 Ωの抵抗での消費電力[W]は。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
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解説
図では、20Ωと30Ωが並列につながり、その先に8Ωが直列につながって、200Vの電池にかかっています。まず並列部分は 20×30÷(20+30)=12Ω。これに8Ωを足して全体は 20Ω。流れる電流は 200÷20=10A。8Ωには全部の電流10Aが流れるので、消費電力は 10²×8=800W。正答はイです。
【図の読み取り】
・20Ω と 30Ω:両端どうしがつながる → 並列
・8Ω:並列部分と電池の間に1本で入る → 直列(全電流が流れる)
・電源:直流 200V
【計算】
①並列部分 = 20×30/(20+30) = 600/50 = 12 Ω
②合成抵抗 = 12+8 = 20 Ω
③全電流 I = 200/20 = 10 A
④8Ω の消費電力 P = I²R = 10²×8 = 800 W(イ)
【選択肢の見分け】
・2000W(エ):回路全体の電力(200×10)を答えた誤り。
・1200W(ウ):並列部分(12Ω)の電力 10²×12 を答えた誤り。
・200W(ア):電流を 5A と半分に見積もる(5²×8)と出る値です。8Ω には並列部分を通った全電流が流れます。
全体の電力 2000W = 並列部分 1200W + 8Ω 800W と分けて確かめられます。
【計算】
R_並 = 20∥30 = 12 Ω、R_全 = 20 Ω
I = 200/20 = 10 A
8Ω の電圧 V_8 = 10×8 = 80 V
P_8 = I²R = V_8×I = V_8²/R = 800 W(イ)(3通りの式で同じ値)
【検算(電流の分かれ方と電力の和)】
並列部分の電圧は 10×12 = 120 V。20Ω に 6A(720W)、30Ω に 4A(480W)が流れます。720+480+800 = 2000 W = 200V×10A で、電源の電力と一致します。
【つまずきやすい点】
・P = V²/R を使うときは、その抵抗の両端の電圧(80V)を使います。電源電圧 200V を入れると 5000W になり誤りです。
・電力は電流の2乗に比例するので、電流を求めてから P = I²R とするのが最も間違えにくい手順です。
【別解(分圧で解く)】8Ω と 並列部分12Ω は直列なので、電圧は抵抗の比 8:12 = 2:3 に分かれます。8Ω の電圧は 200×8/(8+12) = 80 V、P = 80²/8 = 800 W と、電流を経由せずに求まります。並列部分の電圧は 200×12/20 = 120 V で、先の検算と一致します。
【電力の配分の考え方】直列部分では電流が共通なので、電力は抵抗に比例して配分されます。8Ω:12Ω = 2:3 なので、全体 2000W のうち 8Ω が 2/5(800W)、並列部分が 3/5(1200W)を使う、と暗算でも確かめられます。一方、並列部分では電圧が共通なので、電力は抵抗に反比例して配分されます(20Ω:30Ω の電力は 3:2 = 720W:480W)。直列は「抵抗に比例」、並列は「抵抗に反比例」と対にして覚えておくと、他の回路問題にも使えます。
出典と作り方
本問は一般財団法人 電気技術者試験センターが公表した過去の試験問題です(同センターの公式FAQにより教育目的での利用は許諾・使用料不要。図・写真も同センターの公表問題から掲載)。解説は合格ナビが作成しています。 根拠・出典:出典:令和6年度上期 第二種電気工事士 学科試験 問1(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-12)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の出題範囲分析に基づき、段差のある3段階の解説を作成しています。


