管業 管理組合会計・財務 問3:複式簿記の基礎
(令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-10)
マンション管理組合の帳簿に登場する次の勘定科目のうち、「資産」に分類されるものの組合せとして最も適切なものはどれか。
- ア未収管理費・前払費用・普通預金正答
- イ未払管理委託費・前受管理費・修繕積立金
- ウ管理費収入・受取利息・修繕費
- エ未収管理費・未払管理委託費・前払費用
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勘定科目は大きく「資産・負債・純資産・収益・費用」の5つに分類されます。管理組合でよく出る科目を分類すると、「未収管理費(まだもらっていない管理費=資産)」「前払費用(先払いした費用の未経過分=資産)」「普通預金(銀行口座=資産)」はすべて資産です。一方、「未払管理委託費(まだ払っていない費用=負債)」「前受管理費(先に受け取った来期分管理費=負債)」「修繕積立金(区分所有者から集めた積立金=負債または正味財産)」は資産ではありません。正答はアです。
選択肢を一つずつ確認します。ア:未収管理費は、管理費として確定しているがまだ入金がない債権であり「流動資産」です。前払費用は支払済みだがサービスの提供を受けていない部分であり「流動資産」です。普通預金は預金残高であり「流動資産」です。3つすべて資産に分類されるため正答です。イ:未払管理委託費は「流動負債」、前受管理費も「流動負債」、修繕積立金は管理組合会計では通常「修繕積立金会計の正味財産」として処理され負債相当です。ウ:管理費収入と受取利息は「収益」、修繕費は「費用」であり資産ではありません。エ:未収管理費は資産ですが、未払管理委託費は「負債」のため混在しており誤りです。
管理組合会計の勘定科目分類は、一般の企業会計と基本構造は同じですが、非営利組織特有の概念が加わります。「修繕積立金」は外部から徴収した資金であり、会計処理上は「前受収益」的な性格を持つとする考え方と、長期的な使途が決まった「目的積立金(正味財産の内訳)」として処理する考え方があります。マンション標準管理規約コメントや国土交通省のガイドラインでは、修繕積立金は区分所有者から徴収した時点で収益計上せず、取崩し時に収益とする処理が一般的です。これにより積立金残高は貸借対照表の「修繕積立金会計・正味財産」として計上されます。また「前払費用」と「前払金(前渡金)」の違いも重要で、継続的なサービス契約(管理委託契約等)に対する前払いは「前払費用」、一時的な発注に対する前渡金は「前払金」と区別します。試験では「経過勘定」として前払費用・未払費用・前受収益・未収収益の4科目の資産/負債区分が頻出であり、前払費用・未収収益が資産、未払費用・前受収益が負債という対応関係を表形式で整理しておくと効果的です。
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-10)。
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執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。