管理組合会計・財務4複式簿記の基礎

管業 管理組合会計・財務 問4:複式簿記の基礎

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-10

マンション管理組合の経理担当者が、一定期間の仕訳を帳簿に記録した後、転記の正確性を確認するために試算表を作成した。試算表に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • 合計試算表とは、各勘定科目の期末残高のみを借方・貸方に集計した表であり、借方合計と貸方合計が一致すれば仕訳に誤りがないことが証明される。
  • 残高試算表とは、各勘定科目の借方合計と貸方合計の両方を記載した表である。
  • 合計残高試算表は、合計試算表と残高試算表の両方の機能を兼ね備えており、借方合計・貸方合計と借方残高・貸方残高の4列で構成される。正答
  • 試算表の借方合計と貸方合計が一致していれば、転記の金額誤りや勘定科目の誤りが存在しないことが完全に確認される。
正答:合計残高試算表は、合計試算表と残高試算表の両方の機能を兼ね備えており、借方合計・貸方合計と借方残高・貸方残高の4列で構成される。

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試算表には3種類あります。①合計試算表:各勘定の借方合計・貸方合計をそのまま並べたもの。②残高試算表:各勘定の差額(残高)だけを記載したもの。③合計残高試算表:①と②を合体させたもの(4列構成)。選択肢ウが③の説明として正確です。選択肢アは「残高試算表」の説明をしており、選択肢イは「合計試算表」の説明です。選択肢エについて、試算表が一致しても「同じ金額の転記漏れが2か所同時に起きた場合」などは検出できないため、「完全に確認される」は誤りです。正答はウです。

標準試験対策の基準レベル

試算表は、仕訳帳から総勘定元帳への転記が正しく行われたかを検証するための一覧表です。3種類の区別は次の通りです。合計試算表は各勘定の借方累計と貸方累計をそれぞれ集計したもので、借方合計=貸方合計になることで転記の算術的正確性を確認します。残高試算表は各勘定の借方・貸方の差額(正常残高)のみを記載したもので、財務諸表作成の直接的な基礎資料となります。合計残高試算表は両者を合体させており、借方合計・貸方合計・借方残高・貸方残高の4列が並びます。選択肢アは合計試算表の説明が「残高のみ」と誤記されており、選択肢イは残高試算表の説明が「両合計を記載」とあり逆です。選択肢エは試算表の限界(同額の二重誤りや相殺誤りは検出不能)を無視した誤りです。

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試算表の貸借一致は転記の算術的正確性を保証しますが、以下の誤りは検出できません。①正しい金額で誤った勘定科目に転記した場合(例:修繕費を消耗品費で仕訳)、②同一の誤りが借方・貸方の両方で対称的に生じた場合、③仕訳そのものが完全に漏れた場合。管理組合の実務では、総勘定元帳から残高試算表を作成し、これを基に収支計算書(収益・費用)と貸借対照表(資産・負債・正味財産)を作成する流れが標準です。管理業務主任者試験では、合計残高試算表の読み取り問題として、特定勘定の残高を読み取る形式が出題されます。残高の読み取り方は「借方合計が大きければ借方残高、貸方合計が大きければ貸方残高」という原則を押さえることが重要です。また資産勘定は借方残高、負債・純資産勘定は貸方残高、収益は貸方残高、費用は借方残高が正常残高(ノーマルバランス)であり、これに反する残高は誤りの可能性を示します。管理組合会計では月次での試算表作成が管理委託業務の一環として求められることが多く、管理受託者(管理会社)が毎月試算表を作成・報告する義務についても把握しておきましょう。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-10)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。

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