危険物乙四

危険物乙4(乙種第4類)完全合格ガイド試験概要・難易度・性質・法令・計算を1記事で解説

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この記事でわかること

危険物乙4(乙種第4類)の試験の全体像を1記事に。試験概要・合格率31%台の読み方・3科目それぞれ60%の合格基準・指定数量・第4類の性質一覧・物理化学の計算・語呂合わせを、消防試験研究センターと法令の一次情報でまとめています。勉強の順序と計画は「覚えること」の記事に分けています。

目次
  1. 要点
  2. 1. 危険物乙4とは?基本情報と受験資格
  3. 2. 試験構成と合格基準
  4. 3. 合格率の要点と、落ちやすいパターン
  5. 4. 法令科目の攻略:指定数量と数値を制する
  6. 5. 性質科目の攻略:第4類の物性一覧と消火法
  7. 6. 物理化学の攻略:基本の論点と計算公式
  8. 7. 語呂合わせ集(科目横断の暗記ハブ)
  9. 8. 勉強の進め方:順序・計画・独学
  10. 9. 一次ソース一覧
  11. まとめ:合格への最短ルート
結論:危険物乙4の合格に必要なことは1つ、「法令・物理化学・性質の3科目すべてを60%以上に乗せること」です。合格率31%台の数字より、3科目それぞれの得点設計が対策の軸です。この記事では試験概要から性質一覧・計算・語呂までをまとめ、勉強の順序と計画は危険物乙4で覚えることに分けています。

要点

  • 危険物乙4の試験概要・受験資格・試験実施機関
  • 合格率31%台の読み方と、落ちやすいパターン
  • 3科目60%足切り攻略の全体設計
  • 指定数量の全10品名一覧・倍数計算・語呂
  • 第4類危険物の物性比較表(引火点・発火点・比重・蒸気比重)
  • 物理化学の計算公式と、後回しにする問題の線引き
  • 保安距離・許認可・免状など法令数値の一覧
  • 暗記語呂集(科目横断)
  • 勉強の順序(4週間の計画と独学の進め方は「覚えること」の記事へ)

1. 危険物乙4とは?基本情報と受験資格

資格の位置づけ

危険物乙4(乙種第4類危険物取扱者)とは、消防法に基づく国家資格のひとつで、第4類危険物=引火性液体(ガソリン・灯油・軽油・重油など)を法令の基準に従って取り扱い、無資格者の作業に立会いができる資格です。

危険物取扱者には3種類あります。

免状扱える危険物
甲種全類(第1〜6類)
乙種取得した類のみ(乙4は第4類)
丙種第4類の一部(ガソリン、灯油、軽油、第三石油類のうち重油・潤滑油など、第四石油類、動植物油類)

乙4は、身近なガソリン・灯油・軽油といった石油類を広くカバーできる免状です。令和7年度の受験者数は、乙種第4類が222,545人で、甲種・乙種・丙種の区分のなかで最も多くなっています(消防試験研究センター 試験実施状況。2026-10-31 時点)。

出典:消防法、危険物の規制に関する規則 第49条(2026-10-31 時点)。

受験資格

乙種は受験資格の制限がなく、誰でも受験できます(消防試験研究センター 受験資格。2026-10-31 時点)。年齢・学歴・実務経験を問いません。

ただし注意点として、免状を取得した後に危険物保安監督者として定められるには、6月以上の危険物取扱いの実務経験が別途必要です(消防法第13条第1項)。「資格合格」と「監督者になれる」は別です。高校生の受験や18歳未満の就業制限は危険物乙4は高校生でも受験できる?で整理しています。

試験実施機関・試験の場所

試験は都道府県ごとに一般財団法人 消防試験研究センターが実施しています。

乙種の受験手数料:乙種5,300円(非課税)。最終確認日:2026-10-31。出典:消防試験研究センター 試験の方法。

試験日程・申込期間は、センターの試験日程(全国一覧)で確認できます。

試験は五肢択一式で、マーク・カードを使う筆記試験です(消防試験研究センター)。

詳しい基本情報は危険物乙4とは?できること・活かせる仕事・受験資格をやさしく解説でも整理しています。


2. 試験構成と合格基準

3科目・計35問の構成

危険物乙4は3科目・計35問の五肢択一式(マークシート)、試験時間は2時間です。出題数は法令15問・物理化学10問・性質10問で、科目ごとに何問以上取ればよいかの表は危険物乙4で覚えることにあります。

出典:消防試験研究センター 試験科目及び問題数・試験の方法(2026-10-31 時点)。

乙種の合格基準:試験科目ごとの成績が、それぞれ60%以上であること。乙種は五肢択一式・試験時間2時間。最終確認日:2026-10-31。出典:消防試験研究センター 試験の方法。

最重要:科目別60%足切り

総合点ではなく科目ごとに判定します。 1科目でも60%を切ると、他の2科目が満点でも不合格です。「2科目で90%取れていても、1科目が50%なら不合格」というのが足切りの厳しさです。

3科目すべてで60%以上を取れば、合格基準を満たします。これが乙4対策の方針です。

詳細な足切りの考え方は危険物乙4で覚えることに整理しています。試験のあとの合格発表の日の調べ方や、試験結果通知書の届き方は、危険物の合格発表はいつ?で扱っています。


3. 合格率の要点と、落ちやすいパターン

合格率の要点

危険物乙4 令和7年度の全国合格率:31.9%(受験者222,545人・合格者71,059人、令和7年4月〜令和8年3月の合計)。最終確認日:2026-10-31。出典:消防試験研究センター 試験実施状況(令和7年度)。

令和4年度以降の4年度は31.5〜32.0%で推移しています。乙種のほかの類(令和7年度は62.1〜67.6%)より低い理由は、センターの公表資料には書かれていません。平成28年度からの10年の推移、甲種・丙種との比較、60%の合格基準を問題数で数えた表は危険物乙4の難易度・合格率にまとめています。

落ちる人の3パターン

3科目それぞれ60%という合格基準から、次のような落ち方が起こりえます。

パターン1:物理化学を捨てて足切り

「化学が無理」と物理化学を手薄にして10問中5問しか取れず不合格。基本の論点に絞って6問を目指す方法があるのに、手を付けないまま本番を迎えるケースです。

パターン2:指定数量の倍数計算をあいまいにする

法令の得点源である指定数量を、丸暗記で理解せずに本番で失点。アセトン=水溶性400Lのような引っかけや複数品目の倍数合算で崩れます。

パターン3:答えの番号だけ丸暗記

問題集の答えを覚えても、選択肢を入れ替えられた本番で対応できない。数値の理由まで理解することが必要です。


4. 法令科目の攻略:指定数量と数値を制する

法令は「数字の暗記」が9割

法令(15問)は配点最大で得点源にすべき科目です。重要論点は以下のとおりです。

  • 指定数量(第4類全10品名・倍数計算・複数品目の合算)
  • 保安距離(製造所の場合。住宅10m・高圧ガス20m・学校病院30m・重要文化財50m)
  • 許可と届出の区別(施設設置・変更は許可、品名数量変更は届出・10日前)
  • 保安監督者の選任要件(乙種+実務6か月以上・丙種は不可)
  • 定期点検(年1回以上・記録の保存は規則第62条の8)
  • 免状の手続き(書換え・再交付・亡失した免状の発見後10日以内の提出)

指定数量 全10品名一覧(別表第三)

指定数量は法令の中心論点です。規則性で覚えると暗記量が激減します。

品名性質指定数量代表物質
特殊引火物—50 Lジエチルエーテル・二硫化炭素
第一石油類非水溶性200 Lガソリン・ベンゼン
第一石油類水溶性400 Lアセトン
アルコール類—400 Lメタノール・エタノール
第二石油類非水溶性1,000 L灯油・軽油
第二石油類水溶性2,000 L酢酸
第三石油類非水溶性2,000 L重油
第三石油類水溶性4,000 Lグリセリン・エチレングリコール
第四石油類—6,000 Lギヤー油・潤滑油
動植物油類—10,000 Lアマニ油・なたね油

出典:e-Gov 法令検索 危険物の規制に関する政令 別表第三(第四類、2026-10-31 時点)。代表物質は一般的な例です。

規則性の幹: 非水溶性は第一200→第二1,000→第三2,000。水溶性はその2倍(400→2,000→4,000)。特殊引火物50・アルコール400・第四6,000・動植物10,000を語呂で補強。

引っかけ注意: アセトン=水溶性400L(ガソリン200Lと混同しやすい)。水溶性は非水溶性の2倍が原則。

倍数計算の手順

倍数 = 貯蔵量 ÷ その品名の指定数量

複数品目は各品目の倍数を別々に計算してから合算します(量を先に足してはいけない)。手順と語呂は指定数量の覚え方・倍数計算ガイドに、練習は倍数計算の問題と法令の問題集にあります。

保安距離の一覧

製造所の保安距離:住居10m以上、学校・病院等30m以上、重要文化財等50m以上(危険物の規制に関する政令第9条第1項第1号)。高圧ガス等の施設は20m以上(危険物の規制に関する規則第12条第2項)。最終確認日:2026-10-31。出典:e-Gov 法令検索 危険物の規制に関する政令。
対象となる施設保安距離
一般の住宅10m以上
高圧ガス・液化石油ガスの施設20m以上
学校・病院・劇場など多数収容施設30m以上
重要文化財など50m以上

出典:危険物の規制に関する政令第9条第1項第1号、同規則第11条・第12条(製造所の場合)。

法令数値の完全一覧は法令の数値まとめに集約しています。法令全体の演習は法令の問題集で9問ライン到達を確認しましょう。

危険物保安監督者の資格:甲種または乙種の危険物取扱者で、6月以上の危険物取扱いの実務経験があるもののうちから定める(消防法第13条第1項)。最終確認日:2026-10-31。出典:e-Gov 法令検索 消防法。

5. 性質科目の攻略:第4類の物性一覧と消火法

第4類の共通性状

第4類(引火性液体)の共通性状を先に押さえると、個別の物質も理解しやすくなります。

  • 引火性の液体
  • 蒸気比重が1より大きい(空気より重く、低所に滞留する)
  • 一般に水より軽い(液比重<1)
  • 水に溶けにくい
  • 電気の不良導体で静電気が溜まりやすい

主な例外:二硫化炭素は水より重い(液比重>1)。アルコール類・酢酸は水に溶ける(水溶性)。

品名の引火点区分

品名引火点の範囲(1気圧)
第一石油類21℃未満
第二石油類21℃以上 70℃未満
第三石油類70℃以上 200℃未満
第四石油類200℃以上 250℃未満
動植物油類250℃未満(動植物由来の油脂)

出典:e-Gov 法令検索 消防法 別表第一 備考(2026-10-31 時点)。

物性比較表(代表的な物質)

物質品名引火点発火点液比重水溶性
ジエチルエーテル特殊引火物−45℃175℃0.71わずかに溶ける
二硫化炭素特殊引火物−30℃90℃1.26(水より重い)ほとんど溶けない
メタノールアルコール類12℃464℃0.79水に溶ける
エタノールアルコール類13℃363℃0.79水と混和
酢酸第二石油類(水溶性)39℃427℃1.05(水より重い)水と混和
灯油第二石油類(非水溶性)37〜65℃220〜254℃約0.8水に不溶

出典:厚生労働省 職場のあんぜんサイトの各物質のページ(2026-10-31 時点)。ジエチルエーテル・二硫化炭素・メタノール・エタノール・酢酸・灯油。ガソリン・軽油・重油は製品によって性状が異なるため、数値ではなく品名の定義(上の表)で整理します。灯油の引火点は製品一般の資料値の幅で、燃料としての灯油・軽油・重油は規格(JIS)で引火点の下限が決められています。物性値はデータの出典によって異なるため(教材の数値とずれることもあります)、試験では物質どうしの関係(どれが最も低いか・高いか、常温より上か下か)で判断します。この表では、引火点はジエチルエーテルが最も低く、ジエチルエーテル・二硫化炭素・メタノール・エタノールの4物質は常温(20℃)未満、発火点は二硫化炭素が最も低い、という関係です。

暗記のポイント:

  • 表のなかで引火点が低い順:ジエチルエーテル(−45℃)<二硫化炭素(−30℃)
  • 表のなかで発火点が最も低い:二硫化炭素(90℃)。屋外貯蔵タンクは水没したものとする(危険物の規制に関する政令第11条第1項第17号)
  • 水より重い例外:二硫化炭素・酢酸

詳細な比較表と暗記コツは第4類危険物の性質一覧表を参照してください。暗記した物性は性質の問題集で6問ラインを測りましょう。

消火法マトリクス

対象適応する消火注意点
第4類(一般)泡・霧状の強化液・二酸化炭素・ハロゲン化物・粉末(りん酸塩類等・炭酸水素塩類等)を放射する消火器など水(棒状・霧状)と棒状の強化液を放射する消火器は適応しない(政令別表第五)
水溶性液体(メタノール・エタノール等)耐アルコール泡(水溶性液体用泡)一般の泡は溶けて消えるため不適

第4類の火災の基本は窒息消火で、棒状の水が適応しない点が正答の軸です(出典:e-Gov 法令検索 危険物の規制に関する政令 別表第五の第4類の欄。2026-10-31 時点)。個別の消火設備の適応は消防法令で確認してください(政令別表第五の第4類の列を抜き出した一覧は危険物乙4の消火設備の覚え方にあります)。

消火法を含む性質科目全体は性質の問題集で演習できます。消火剤の適否は第4類危険物の火災に用いる消火剤の適否に関する問題で確認できます。


6. 物理化学の攻略:基本の論点と計算公式

捨てずに6問を目指す戦略

物理化学は足切り科目(10問中6問必須)です。全範囲をやる必要はなく、基本の論点に絞って6問を目指します。

優先度論点方針
最優先引火点・発火点・燃焼点の違い定義と大小関係をセットで
最優先燃焼の3要素・燃焼範囲図と言葉で理解
最優先静電気の防止策接地・加湿・流速制限
取る蒸気比重=分子量÷29検算できる単純計算
取る熱量 Q=mcΔt公式に代入するだけ
後回しにする複雑なモル計算・化学反応式の難問時間が余ったら取り組む

引火点・発火点・燃焼点の違い(混同しやすい基本)

用語定義大小関係
引火点外部の火源を近づけると燃え出す最低の液温最も低い
燃焼点引火後、燃焼が継続する最低温度引火点よりやや高い
発火点火源なしで自然に燃え出す温度最も高い

同じ物質では必ず「引火点 < 燃焼点 < 発火点」。「発火点のほうが引火点より低い」は誤りの選択肢になります。引火点に関する問題で確かめられます。

燃焼の3要素と消火法の対応

可燃物・酸素供給源・点火源(熱源)の3要素が揃うと燃焼。1つを断てば消火できます。

消火法断つ要素
除去消火可燃物を取り除く
窒息消火酸素供給源を遮断する(第4類の基本)
冷却消火熱(点火源)を下げる
抑制消火連鎖反応を止める(ハロゲン化物)

燃焼範囲(爆発限界)

空気中で燃える蒸気濃度の下限〜上限(vol%)。範囲が広いほど、下限が低いほど危険です。具体的な数値は物質ごと・出典ごとに異なるため、試験では問題文の値に従います。

覚える計算公式は2つだけ

① 熱量 Q = mcΔt

Q(熱量)= m(質量)× c(比熱)× Δt(温度変化)。公式に代入するだけの問題です(計算例は物理化学の計算の5つの型)。

② 蒸気比重 = 分子量 ÷ 29

空気の平均分子量29と比較。二硫化炭素(分子量76):76÷29≒2.6。第4類はほぼすべて1超=低所に滞留。

静電気の防止策

石油類は電気の不良導体で、流動・注入時に静電気が蓄積し放電火花が点火源になります。防止策は接地(アース)・加湿・流速制限の3つ。「湿度が高いと帯電しやすい」は誤り(逆:湿度が高いと帯電しにくい)。

物理化学の詳細は物理化学の計算の5つの型と燃焼の3要素・燃焼範囲・引火点と発火点で詳しく解説しています。演習は物理化学の問題集で6問ラインを確認しましょう。


7. 語呂合わせ集(科目横断の暗記ハブ)

語呂は「自分に刺さる1つ」を選び、覚えた直後に問題で確認するのが鉄則です。

指定数量の語呂

品名指定数量語呂の例
特殊引火物50 L「特にご用心、たった50L」
第一石油類(非水溶性)200 L「ガソリン入れにれれ(200)」
アルコール類400 L「アル中、お酒は400L」
第二石油類(非水溶性)1,000 L「灯油は冬に千L」
第四石油類6,000 L「潤滑油ぬるぬる6,000」
動植物油類10,000 L「天ぷら油は一万L」

出典:語呂はオリジナル創作。数値は危険物の規制に関する政令 別表第三(第四類)。

性質の語呂(例外を中心に)

覚えたいこと語呂の例
二硫化炭素は発火点が低い(90℃)「二硫化炭素はキュー(90)っと低い発火点」
水溶性に耐アルコール泡「お酒の火には耐アル泡」

法令の語呂(保安距離など)

対象距離語呂
住宅10m「住宅はとお(10)くに」
高圧ガス20m「高圧ガスはふた(2)つ分(20)」
学校・病院30m「学校病院さん(3)十(30)歩」
重要文化財50m「文化財はご(5)じゅう(50)に大切に」

語呂合わせの全集は語呂合わせ集にまとめています。


8. 勉強の進め方:順序・計画・独学

学習の順序は法令 → 性質 → 物理化学が定石です(法令は配点最大で暗記中心、指定数量は性質とも重なるため。物理化学は最後にして基本の論点だけを取りに行きます)。科目別の重点論点は、ここまでの§4〜§6がそのまま優先順位です。

4週間の計画・社会人の時間帯の割り振り・独学の進め方・直前1週間の仕上げは危険物乙4で覚えることにまとめています。教材はテキスト1冊+問題演習に絞るのが鉄則で、市販テキストの目次の比較はテキストの選び方、アプリ・問題集サイト・通信講座の比較は選び方に整理しています。直前は本番形式の模擬試験(35問・2時間)で時間配分感覚を確認しましょう。


9. 一次ソース一覧

本記事で参照した主要な一次ソースを以下に示します(いずれも2026-10-31 時点)。

1. 消防法(別表第一 備考、第11条の4、第13条)

2. 危険物の規制に関する政令(別表第三、第9条第1項第1号、第11条第1項第17号、第35条第3項)

3. 危険物の規制に関する規則(第11条・第12条、第49条、第62条の4・第62条の8)

4. 消防試験研究センター 試験科目及び問題数

5. 消防試験研究センター 試験の方法(試験時間・合格基準・試験手数料)

6. 消防試験研究センター 受験資格

7. 消防試験研究センター 試験実施状況(令和7年度)(合格率・受験者数)

8. 厚生労働省 職場のあんぜんサイト(物性値)


まとめ:合格への最短ルート

危険物乙4合格のために必要なことを1行で言えば、3科目すべてを60%以上に乗せることです。合格率31%台の数字より、自分の3科目の現在地を知ることが先決です。

まず無料演習モードで3科目の正答率を測り、60%を切る科目から潰していきましょう。

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※ 本記事は現行の消防法令(2026年10月時点)に基づくオリジナル解説です。法令の数値・試験制度・物性値は変更される場合があります。施設・取扱いの個別判断は所属事業所の保安担当・所轄消防にご確認ください。

よくある質問

Q危険物乙4(乙種第4類)とはどんな資格ですか?

消防法に基づく国家資格のひとつで、第4類危険物(ガソリン・灯油・軽油・重油などの引火性液体)を取り扱い、無資格者の作業に立会いができる資格です。令和7年度の受験者数は、乙種第4類が222,545人で、甲種・乙種・丙種の区分のなかで最も多くなっています(消防試験研究センター)。ガソリンスタンドや製造工場など、危険物を扱う現場で必要になります。乙種は受験資格の制限がなく、年齢・学歴・実務経験を問わず誰でも受けられます。

Q危険物乙4の合格率はどのくらいで、難しいですか?

一般財団法人 消防試験研究センターの全国集計では、直近はおおむね30%台前半(約31〜32%)で推移しています。難しさの本体は内容そのものより「3科目それぞれ60%以上の足切り」という試験構造にあります。法令・物理化学・性質のうち1科目でも60%を切ると、他の2科目が高得点でも不合格です。対策の軸は「3科目すべてを60%に乗せる得点設計」です。

Q危険物乙4の試験はどこで受けられますか?

試験は都道府県ごとに一般財団法人 消防試験研究センターが実施します。試験日程・会場・申込方法は、同センターの受験案内で確認できます。都道府県によって試験回数や会場が異なります。

Q指定数量とは何ですか?乙4試験でなぜ重要ですか?

指定数量とは、危険物ごとに政令で定められた基準量で、これ以上を貯蔵・取扱うと消防法の規制対象になります。乙4試験では法令科目(15問)の中心論点で、品名・数量の暗記と倍数計算が繰り返し出題されます。第4類の指定数量は「特殊引火物50L・第一石油類(非水溶性)200L・アルコール類400L・第二石油類(非水溶性)1,000L」などで、ここを落とすと法令の足切りに直結するため最優先で覚えます。

Q物理化学を捨てても危険物乙4に合格できますか?

捨ててはいけません。物理化学も60%(10問中6問)が必要な足切り科目です。ただし全範囲をやる必要はなく、引火点・発火点・燃焼の3要素・静電気・Q=mcΔt・蒸気比重=分子量÷29の基本の論点に絞って6問を目指す方法があります。

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法令や試験の数字は、改正や年度で変わります。この記事の最終確認日は2026年10月31日です。申込みや合格基準は、必ず試験団体の公式情報で確かめてください。

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