結論:危険物乙4の合格に必要なことは1つ、「法令・物理化学・性質の3科目すべてを60%以上に乗せること」です。合格率31%台の数字より、3科目それぞれの得点設計が対策の軸です。この1記事で試験概要から性質一覧・計算・語呂・1ヶ月プランまでを網羅します。
この記事でわかること
- 危険物乙4の試験概要・受験資格・試験実施機関
- 合格率31%台の正しい読み方と落ちる人の共通パターン
- 3科目60%足切り攻略の全体設計
- 指定数量の全10品名一覧・倍数計算・語呂
- 第4類危険物の物性比較表(引火点・発火点・比重・蒸気比重)
- 物理化学の頻出計算公式と捨て問の線引き
- 保安距離・許認可・免状など法令数値の一覧
- 暗記語呂集(科目横断)
- 1ヶ月合格プラン(週ごとのロードマップ)
- 独学・通信講座・アプリの選び方
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1. 危険物乙4とは?基本情報と受験資格
資格の位置づけ
危険物乙4(乙種第4類危険物取扱者)とは、消防法に基づく国家資格のひとつで、第4類危険物=引火性液体(ガソリン・灯油・軽油・重油など)を法令の基準に従って取り扱い、無資格者の作業に立会いができる資格です。
危険物取扱者には3種類あります。
| 免状 | 扱える危険物 |
|---|---|
| 甲種 | 全類(第1〜6類) |
| 乙種 | 取得した類のみ(乙4は第4類) |
| 丙種 | 第4類の一部(ガソリン・灯油・軽油・重油など) |
乙4が人気なのは、身近なガソリン・灯油・軽油といった石油類を広くカバーできるためです。危険物取扱者のなかで受験者数が最大の資格でもあります。
出典:消防法(e-Gov法令検索)https://elaws.e-gov.go.jp/
受験資格
受験資格はなく、誰でも受験できます。 年齢・学歴・実務経験を問いません。学生・社会人・主婦・未経験者など、あらゆる人が受けられます。
ただし注意点として、資格取得後に危険物保安監督者として選任されるには、製造所等での実務経験6か月以上が別途必要です。「資格合格」と「監督者になれる」は別です。
試験実施機関・試験の場所
試験は都道府県ごとに一般財団法人 消防試験研究センターが実施しています。
VolatileBox(変動値・要確認):受験料・試験日程・申込期間
受験料・試験日程・申込開始日・会場は年度ごとに更新されます。必ず一般財団法人 消防試験研究センター公式サイトで最新情報を確認してください。
一次ソース:https://www.shoubo-shiken.or.jp/
(本記事の確認日:2026年6月)
試験は5択マークシート式で、コンピュータではなく紙の試験です(一部会場ではCBT対応が進んでいますが、詳細は消防試験研究センターで確認してください)。
詳しい基本情報は危険物乙4とは?できること・活かせる仕事・受験資格をやさしく解説でも整理しています。
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2. 試験構成と合格基準
3科目・計35問の構成
危険物乙4は3科目・計35問の5択マークシート式、試験時間は2時間です。
| 科目 | 出題数 | 合格ライン(60%) | 落とせる上限 |
|---|---|---|---|
| 危険物に関する法令 | 15問 | 9問以上 | 6問まで |
| 基礎的な物理学及び基礎的な化学 | 10問 | 6問以上 | 4問まで |
| 危険物の性質・火災予防・消火 | 10問 | 6問以上 | 4問まで |
出典:消防法/危険物の規制に関する政令。試験実施は一般財団法人 消防試験研究センター。
最重要:科目別60%足切り
総合点ではなく科目ごとに判定します。 1科目でも60%を切ると、他の2科目が満点でも不合格です。「2科目で90%取れていても、1科目が50%なら不合格」というのが足切りの厳しさです。
逆に言えば、3科目すべてを60%に乗せれば確実に受かります。これが乙4対策の唯一の方針です。
詳細な足切り攻略は科目別60%足切り完全攻略に整理しています。
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3. 合格率・難易度の正しい読み方
合格率の実態
VolatileBox(変動値・要確認):合格率・受験者数
危険物乙4の合格率・受験者数は一般財団法人 消防試験研究センター「試験実施状況」(https://www.shoubo-shiken.or.jp/)で毎年度公表されています。
本記事確認時点(2026年6月)では、近年の全国合格率はおおむね30%台前半(約31〜32%)で推移し、受験者数は年間22万人前後です。都道府県・試験回によって多少前後します。最新の正確な数値は必ず同センターの公表資料でご確認ください。
合格率の数字を見て「難しそう」と思う必要はありません。乙4の合格率が低めに出る理由は、受験者層の幅が非常に広いことにあります。乙種の他の類(おおむね60%台)と比べて低いのも、受験者が多くて受験者層のレベル幅が広いためです。
落ちる人の3パターン
合格率の裏には、毎回同じパターンで落ちる人がいます。
パターン1:物理化学を捨てて足切り
最も多い落ち方。「化学が無理」と物理化学を手薄にして10問中5問しか取れず不合格。頻出に絞れば6問は届くのに勝手に捨てているケースです。
パターン2:指定数量の倍数計算をあいまいにする
法令の得点源である指定数量を、丸暗記で理解せずに本番で失点。アセトン=水溶性400Lのような引っかけや複数品目の倍数合算で崩れます。
パターン3:答えの番号だけ丸暗記
問題集の答えを覚えても、選択肢を入れ替えられた本番で対応できない。数値の理由まで理解することが必要です。
詳しい分析は合格率・難易度の解説を参照してください。
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4. 法令科目の攻略:指定数量と数値を制する
法令は「数字の暗記」が9割
法令(15問)は配点最大で得点源にすべき科目です。重要論点は以下のとおりです。
- 指定数量(第4類全10品名・倍数計算・複数品目の合算)
- 保安距離(住宅10m・高圧ガス20m・学校病院30m・重要文化財50m)
- 許可と届出の区別(施設設置・変更は許可、品名数量変更は届出・10日前)
- 保安監督者の選任要件(乙種+実務6か月以上・丙種は不可)
- 定期点検(年1回以上・記録3年間保存)
- 免状の手続き(書換え・再交付・発見後10日以内提出)
指定数量 全10品名一覧(別表第三)
指定数量は法令の中心論点です。規則性で覚えると暗記量が激減します。
| 品名 | 性質 | 指定数量 | 代表物質 |
|---|---|---|---|
| 特殊引火物 | — | 50 L | ジエチルエーテル・二硫化炭素 |
| 第一石油類 | 非水溶性 | 200 L | ガソリン・ベンゼン |
| 第一石油類 | 水溶性 | 400 L | アセトン |
| アルコール類 | — | 400 L | メタノール・エタノール |
| 第二石油類 | 非水溶性 | 1,000 L | 灯油・軽油 |
| 第二石油類 | 水溶性 | 2,000 L | 酢酸 |
| 第三石油類 | 非水溶性 | 2,000 L | 重油 |
| 第三石油類 | 水溶性 | 4,000 L | グリセリン・エチレングリコール |
| 第四石油類 | — | 6,000 L | ギヤー油・潤滑油 |
| 動植物油類 | — | 10,000 L | アマニ油・なたね油 |
出典:危険物の規制に関する政令 別表第三(第四類)。
規則性の幹: 非水溶性は第一200→第二1,000→第三2,000。水溶性はその2倍(400→2,000→4,000)。特殊引火物50・アルコール400・第四6,000・動植物10,000を語呂で補強。
引っかけ頻出: アセトン=水溶性400L(ガソリン200Lと混同しやすい)。水溶性は非水溶性の2倍が原則。
倍数計算の手順
倍数 = 貯蔵量 ÷ その品名の指定数量
複数品目を扱う場合は各品目の倍数を別々に計算してから合算します(量を先に足してはいけない)。合計倍数1以上で消防法の規制対象になります。
計算手順と語呂の詳細は指定数量の覚え方・倍数計算ガイドで整理しています。覚えたらすぐ法令の問題集で倍数計算を確認しましょう。
保安距離の一覧
VolatileBox(変動値・要確認):保安距離の数値
保安距離の数値は消防法令(危険物の規制に関する政令 第9条)で規定されています。改正がある場合はe-Gov法令検索(https://elaws.e-gov.go.jp/)または消防試験研究センター発行のテキストで最新値を確認してください。本記事の値は現行政令に基づきます(確認日:2026年6月)。
| 対象となる施設 | 保安距離 |
|---|---|
| 一般の住宅 | 10m以上 |
| 高圧ガス・液化石油ガスの施設 | 20m以上 |
| 学校・病院・劇場など多数収容施設 | 30m以上 |
| 重要文化財・重要有形民俗文化財 | 50m以上 |
出典:危険物の規制に関する政令 第9条第1項第1号。
法令数値の完全一覧は法令の数値まとめに集約しています。法令全体の演習は法令の問題集で9問ライン到達を確認しましょう。
VolatileBox(変動値・要確認):保安監督者の選任要件・施設区分
保安監督者の選任要件・製造所等の区分・規制対象の範囲は消防法・危険物の規制に関する政令で規定されています。法改正が行われた場合は、消防庁の通知や消防試験研究センター発行の最新テキストで確認してください(確認日:2026年6月)。
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5. 性質科目の攻略:第4類の物性一覧と消火法
第4類の共通性状
第4類(引火性液体)の共通性状を先に押さえると、個別の物質も理解しやすくなります。
- 引火性の液体
- 蒸気比重が1より大きい(空気より重く、低所に滞留する)
- 一般に水より軽い(液比重<1)
- 水に溶けにくい
- 電気の不良導体で静電気が溜まりやすい
主な例外:二硫化炭素は水より重い(液比重>1)。アルコール類・酢酸は水に溶ける(水溶性)。
品名の引火点区分
| 品名 | 引火点の範囲(1気圧) |
|---|---|
| 第一石油類 | 21℃未満 |
| 第二石油類 | 21℃以上 70℃未満 |
| 第三石油類 | 70℃以上 200℃未満 |
| 第四石油類 | 200℃以上 250℃未満 |
| 動植物油類 | 250℃未満(動植物由来の油脂) |
出典:危険物の規制に関する政令 別表第三 備考。
物性比較表(頻出物質)
VolatileBox(変動値・要確認):物性値(引火点・発火点・比重)
各物質の物性値(引火点・発火点・液比重・蒸気比重・燃焼範囲)は確立した教科書値ですが、試験対策上の代表値です。最新の公式テキスト(公論出版「乙種第4類危険物取扱者試験」など)または危険物の規制に関する政令・告示で確認してください(確認日:2026年6月)。
| 物質 | 品名 | 引火点 | 発火点 | 液比重 | 水溶性 |
|---|---|---|---|---|---|
| ガソリン(自動車用) | 第一石油類(非水溶性) | 約−40℃以下 | 約300℃ | 0.65〜0.75 | 不溶 |
| ジエチルエーテル | 特殊引火物 | −45℃ | 約160℃ | 0.71 | わずか |
| 二硫化炭素 | 特殊引火物 | −30℃ | 約90℃ | 1.26〜1.3(水より重い) | 不溶 |
| メタノール | アルコール類 | 11℃ | 約385〜464℃ | 0.79 | 水溶性 |
| エタノール | アルコール類 | 13℃ | 約363〜423℃ | 0.79 | 水溶性 |
| 灯油 | 第二石油類(非水溶性) | 約40℃以上 | 約220℃ | 0.8前後 | 不溶 |
| 軽油 | 第二石油類(非水溶性) | 約45℃以上 | 約220℃ | 0.85前後 | 不溶 |
| 重油 | 第三石油類(非水溶性) | 60〜150℃ | 約250〜400℃ | 0.9〜1.0 | 不溶 |
出典:危険物の性質に関する確立した教科書値(試験対策上の代表値)。
暗記のポイント:
- 引火点が最も低い順:ジエチルエーテル(−45)<ガソリン(−40以下)<二硫化炭素(−30)
- 発火点が最も低い:二硫化炭素(約90℃)——水中貯蔵が必要な理由
- 水より重い例外:二硫化炭素・酢酸
- 灯油40・軽油45の引火点の差を区別する
詳細な比較表と暗記コツは第4類危険物の性質一覧表を参照してください。暗記した物性は性質の問題集で6問ラインを測りましょう。
消火法マトリクス
| 対象 | 適応する消火 | 注意点 |
|---|---|---|
| 第4類(一般) | 窒息消火(泡・粉末・二酸化炭素・ハロゲン化物) | 棒状注水は原則不適 |
| 水溶性液体(メタノール・エタノール等) | 耐アルコール泡(水溶性液体用泡) | 一般の泡は溶けて消えるため不適 |
| 第一石油類(ガソリン等) | 窒息消火 | 引火点が低く、霧状の水も不適 |
出典:消火に関する確立した知見。棒状注水が原則不適である点が正答の軸です。
消火法を含む性質科目全体は性質の問題集で演習できます。
VolatileBox(変動値・要確認):乾性油の自然発火・ヨウ素価の数値
動植物油類の乾性油(ヨウ素価130以上)の自然発火リスクは確立した知見ですが、試験での出題範囲・詳細基準は年度ごとの出題傾向を消防試験研究センター公表の試験情報で確認してください(確認日:2026年6月)。
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6. 物理化学の攻略:頻出論点と計算公式
捨てないで6問取る戦略
物理化学は足切り科目(10問中6問必須)です。全範囲をやる必要はなく、頻出だけ取れば届きます。
| 優先度 | 論点 | 方針 |
|---|---|---|
| 最優先 | 引火点・発火点・燃焼点の違い | 定義と大小関係をセットで |
| 最優先 | 燃焼の3要素・燃焼範囲 | 図と言葉で理解 |
| 最優先 | 静電気の防止策 | 接地・加湿・流速制限 |
| 取る | 蒸気比重=分子量÷29 | 検算できる単純計算 |
| 取る | 熱量 Q=mcΔt | 公式に代入するだけ |
| 捨ててよい | 複雑なモル計算・化学反応式の難問 | 配点低・消去法で十分 |
引火点・発火点・燃焼点の違い(最頻出)
| 用語 | 定義 | 大小関係 |
|---|---|---|
| 引火点 | 外部の火源を近づけると燃え出す最低の液温 | 最も低い |
| 燃焼点 | 引火後、燃焼が継続する最低温度 | 引火点よりやや高い |
| 発火点 | 火源なしで自然に燃え出す温度 | 最も高い |
同じ物質では必ず「引火点 < 燃焼点 < 発火点」。「発火点のほうが引火点より低い」は頻出の誤り選択肢です。
燃焼の3要素と消火法の対応
可燃物・酸素供給源・点火源(熱源)の3要素が揃うと燃焼。1つを断てば消火できます。
| 消火法 | 断つ要素 |
|---|---|
| 除去消火 | 可燃物を取り除く |
| 窒息消火 | 酸素供給源を遮断する(第4類の基本) |
| 冷却消火 | 熱(点火源)を下げる |
| 抑制消火 | 連鎖反応を止める(ハロゲン化物) |
燃焼範囲(爆発限界)
空気中で燃える蒸気濃度の下限〜上限(vol%)。範囲が広いほど、下限が低いほど危険。ガソリンの燃焼範囲は約1.4〜7.6vol%で下限が低く危険。二硫化炭素は約1.3〜50vol%と範囲が極端に広い。
覚える計算公式は2つだけ
① 熱量 Q = mcΔt
Q(熱量)= m(質量)× c(比熱)× Δt(温度変化)
例:水2kg(比熱4.2 kJ/(kg·K))を20℃から70℃に上げる熱量 = 2 × 4.2 × 50 = 420 kJ
② 蒸気比重 = 分子量 ÷ 29
空気の平均分子量29と比較。二硫化炭素(分子量76):76÷29≒2.6。第4類はほぼすべて1超=低所に滞留。
静電気の防止策
石油類は電気の不良導体で、流動・注入時に静電気が蓄積し放電火花が点火源になります。防止策は接地(アース)・加湿・流速制限の3つ。「湿度が高いと帯電しやすい」は誤り(逆:湿度が高いと帯電しにくい)。
物理化学の詳細は物理化学を捨てない!頻出計算と公式と燃焼の3要素・燃焼範囲・引火点と発火点で詳しく解説しています。演習は物理化学の問題集で6問ラインを確認しましょう。
VolatileBox(変動値・要確認):燃焼範囲の数値・蒸気比重の計算値
燃焼範囲(爆発限界)の具体的な数値(vol%)は確立した教科書値ですが、出典や測定条件によって多少差があります。試験対策上は代表値で学習し、最新の公式テキストで確認してください(確認日:2026年6月)。
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7. 語呂合わせ集(科目横断の暗記ハブ)
語呂は「自分に刺さる1つ」を選び、覚えた直後に問題で確認するのが鉄則です。
指定数量の語呂
| 品名 | 指定数量 | 語呂の例 |
|---|---|---|
| 特殊引火物 | 50 L | 「特にご用心、たった50L」 |
| 第一石油類(非水溶性) | 200 L | 「ガソリン入れにれれ(200)」 |
| アルコール類 | 400 L | 「アル中、お酒は400L」 |
| 第二石油類(非水溶性) | 1,000 L | 「灯油は冬に千L」 |
| 第四石油類 | 6,000 L | 「潤滑油ぬるぬる6,000」 |
| 動植物油類 | 10,000 L | 「天ぷら油は一万L」 |
出典:語呂はオリジナル創作。数値は危険物の規制に関する政令 別表第三(第四類)。
性質の語呂(例外を中心に)
| 覚えたいこと | 語呂の例 |
|---|---|
| 二硫化炭素は発火点最低(約90℃) | 「二硫化炭素はキュー(90)っと低い発火点」 |
| 灯油40℃・軽油45℃ | 「灯油はヨレヨレ(40)、軽油はヨゴ(45)れる」 |
| 水溶性に耐アルコール泡 | 「お酒の火には耐アル泡」 |
法令の語呂(保安距離など)
| 対象 | 距離 | 語呂 |
|---|---|---|
| 住宅 | 10m | 「住宅はとお(10)くに」 |
| 高圧ガス | 20m | 「高圧ガスはふた(2)つ分(20)」 |
| 学校・病院 | 30m | 「学校病院さん(3)十(30)歩」 |
| 重要文化財 | 50m | 「文化財はご(5)じゅう(50)に大切に」 |
語呂合わせの全集は語呂合わせ集にまとめています。
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8. 勉強法ロードマップ:科目別の進め方
学習の基本順序
法令(15問)→ 性質(10問)→ 物理化学(10問) の順に進めるのが定石です。
法令から始める理由:配点最大・暗記中心で得点が安定しやすい・指定数量は性質科目とも重なるため先にやると後がラク。
物理化学を最後にする理由:文系層が苦手意識を持ちやすく、最初に突っ込むと挫折しやすい。法令と性質で貯金を作ってから頻出を集中的に取りに行くほうが効率的。
科目別の重点論点
法令(優先度1): 指定数量(表全体)・倍数計算・保安距離・許可と届出の区別・保安監督者の要件。数値を意味とセットで覚えると混同しない。暗記が済んだら法令の問題集で9問ラインを確認。
性質(優先度2): 共通性状(蒸気が空気より重い・水より軽い・水に溶けにくい・静電気)→ 例外(二硫化炭素・水溶性液体)→ 消火法マトリクス。品名ごとの引火点・比重は比較表で1枚暗記。性質の問題集で6問ライン到達を確認。
物理化学(優先度3): 引火点・発火点・燃焼点の大小関係・燃焼の3要素・静電気防止策・Q=mcΔt・蒸気比重の計算。複雑な計算難問は捨てる。物理化学の問題集で6問ライン死守。
詳細なロードマップは勉強法ロードマップを参照してください。
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9. 1ヶ月合格プラン(社会人向け週ごとスケジュール)
総勉強時間の目安は40〜60時間。 1日1〜1.5時間なら約4週間で到達します。1ヶ月で仕上げる鍵は範囲を欲張らないことと3科目すべてを60%に乗せる得点設計です。
| 週 | 目標 | やること |
|---|---|---|
| 1週目 | 法令の土台を作る | 指定数量・保安距離・許認可を暗記。読んだ分野の問題をすぐ解く |
| 2週目 | 法令を固め、性質へ | 法令を9問ラインまで固める。第4類の共通性状・物性比較表を暗記 |
| 3週目 | 物理化学を頻出だけ取る | 引火点・発火点・燃焼・静電気・単純計算に絞る |
| 4週目 | 通し演習と弱点補強 | 3科目を通しで解き、60%を切る科目を集中補強 |
社会人の時間の作り方
| 時間帯 | やること |
|---|---|
| 通勤・昼休み(スキマ) | 暗記中心(指定数量・性質の語呂)。スマホで問題を解く |
| 平日夜(30〜60分) | テキストを1分野読み、その分野の問題を解く |
| 休日(まとまった時間) | 物理化学の頻出論点・通し演習・弱点補強 |
直前1週間の仕上げ方
- 新しい範囲には手を広げない
- 3科目を通しで解き、60%を切る科目だけ集中補強
- 指定数量・保安距離・引火点などの数値を最終確認
- 本番は「ボーダーの1問を取りこぼさない」意識で時間配分
- 直前は無料演習モード(35問本番形式)で時間配分感覚を確認
詳細な週ごとプランは1ヶ月短期集中プランに記載しています。
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10. 独学・スクール・アプリの選び方
独学でも十分合格できる
危険物乙4は独学に向いた試験です。理由は3つ。① 出題範囲が明確でテキスト1冊でカバーできる。② 暗記中心の法令・性質が多く独学でも得点しやすい。③ 問題演習が効きやすい出題傾向です。
教材はテキスト1冊+問題演習に絞るのが鉄則。2冊以上買うと中途半端になります。
VolatileBox(変動値・要確認):独学費用・市販テキスト価格
市販テキストや問題集の価格は出版社・版数によって異なります。公論出版「乙種第4類危険物取扱者試験」シリーズなどの最新版と価格は各出版社・書店でご確認ください(確認日:2026年6月)。
各教材の使い分け
独学(テキスト+問題演習)が向く人:自分で計画を立てて続けられる・化学の基礎がある・費用を抑えたい。費用目安は数千円程度。
通信講座(SAT・ユーキャン・スタディングなど)が向く人:化学が苦手で動画解説を受けたい・「続けるのが苦手」で管理してほしい・受験まで3か月以上ある。
VolatileBox(変動値・要確認):通信講座の料金・カリキュラム
各通信講座の料金・カリキュラム・割引は頻繁に変更されます。本記事の情報は参考値であり、最新の詳細は各社公式サイトで確認してください(確認日:2026年6月)。
各サービスの詳細な比較はアプリ・過去問サイト・通信講座 徹底比較に整理しています。
独学の進め方の詳細は独学合格ガイドを参照してください。
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11. 一次ソース一覧
本記事で参照した主要な一次ソースを以下に示します。
1. 消防法(e-Gov法令検索)https://elaws.e-gov.go.jp/
2. 危険物の規制に関する政令(e-Gov法令検索)https://elaws.e-gov.go.jp/
3. 危険物の規制に関する規則(e-Gov法令検索)https://elaws.e-gov.go.jp/
4. 危険物の規制に関する技術上の基準の細目を定める告示(消防庁)
5. 一般財団法人 消防試験研究センター 公式サイト(試験情報・試験実施状況)https://www.shoubo-shiken.or.jp/
6. 消防試験研究センター 危険物取扱者試験 受験案内(受験料・日程・申込方法)
7. 消防試験研究センター 試験実施状況(合格率・受験者数の年度別データ)
8. 危険物の規制に関する政令 別表第三(第4類指定数量の法定根拠)
9. 危険物の規制に関する政令 第1条の11(指定数量の合算計算の根拠)
10. 危険物の規制に関する政令 第9条第1項第1号(保安距離の数値の根拠)
11. 危険物の規制に関する規則 第62条の4・第62条の8(定期点検の頻度・記録保存の根拠)
12. 危険物の規制に関する規則 第51条第3項(亡失免状発見後10日以内提出の根拠)
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まとめ:合格への最短ルート
危険物乙4合格のために必要なことを1行で言えば、3科目すべてを60%以上に乗せることです。合格率31%台の数字より、自分の3科目の現在地を知ることが先決です。
まず無料演習モードで3科目の正答率を測り、60%を切る科目から潰していきましょう。
過去問・演習ページへの直リンク
| 科目 | リンク |
|---|---|
| 全科目問題集(法令・物理化学・性質) | 過去問・問題集トップ |
| 法令(指定数量・保安距離・許認可) | 法令の問題集 |
| 性質(引火点・比重・消火法) | 性質の問題集 |
| 物理化学(燃焼・計算・静電気) | 物理化学の問題集 |
| 本番形式35問模試(時間配分練習) | 無料演習モード(本番形式) |
本ハブ記事から各詳細記事への案内
| テーマ | 詳細記事 |
|---|---|
| 資格の基本・受験資格・活かせる仕事 | 危険物乙4とは? |
| 合格率・落ちる人の共通点 | 合格率・難易度の解説 |
| 3科目60%足切りの攻略 | 科目別60%足切り完全攻略 |
| 指定数量の覚え方・倍数計算 | 指定数量完全ガイド |
| 第4類の性質・物性比較表 | 第4類危険物の性質一覧表 |
| 物理化学の頻出計算と公式 | 物理化学を捨てない! |
| 燃焼の3要素・引火点・発火点 | 燃焼と燃焼範囲の頻出論点 |
| 法令の数値(保安距離・許認可)まとめ | 法令の数値まとめ |
| 語呂合わせ集(科目横断) | 語呂合わせ集 |
| 1ヶ月短期合格プラン | 1ヶ月短期集中プラン |
| 独学での進め方・費用 | 独学合格ガイド |
| アプリ・通信講座・サイト比較 | アプリ・講座 徹底比較 |
---
※ 本記事は現行の消防法令(2026年6月時点)に基づくオリジナル解説です。法令の数値・試験制度・物性値は変更される場合があります。施設・取扱いの個別判断は所属事業所の保安担当・所轄消防にご確認ください。