宅建士
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

宅建士 税その他 問1|不動産取得税の課税主体と税率

問題

宅建士 | 税その他 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-10-12

不動産取得税に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

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答え合わせ

正解は イ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ

自信の3択

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解説

不動産取得税は都道府県が課す地方税です(アの「国税」は誤り)。標準税率は4%ですが、住宅と土地の取得については、令和9年(2027年)3月31日までの取得に限り特例税率3%が適用されます。相続による取得は「形式的な取得」として課税されません(ウ誤り)。課税標準は固定資産税評価額であり、売買価格ではありません(エ誤り)。したがって正答はイです。

不動産取得税は地方税法73条以下に根拠を持つ道府県税(都道府県が課す税)であり、「国税」ではありません(ア誤り)。標準税率は4%(地方税法73条の15)ですが、宅地建物取引士試験で重要な特例として、住宅および土地(住宅用の土地に限りません)の取得については、令和9年3月31日までの取得に限り税率を3%とする特例(地方税法附則11条の2第1項)が設けられています(イ正答)。相続・合併・会社分割等による取得は「形式的な所有権移転」として不動産取得税が課されません(地方税法73条の7第1号)。ウは誤り。課税標準は「不動産を取得した時における不動産の価格」(地方税法73条の13第1項)で、固定資産課税台帳に価格が登録されている不動産はその価格(固定資産税評価額)により決定されます(73条の21第1項)。売買価格ではありません(エ誤り)。

不動産取得税の体系を整理すると、課税主体は都道府県(地方税)、課税客体は不動産の取得(有償・無償問わず)、課税標準は固定資産税評価額(ただし宅地評価土地は令和9年3月31日までの取得に限り価格の1/2:附則11条の5第1項)、標準税率4%(住宅・土地は令和9年3月31日までの取得に限り3%:附則11条の2第1項)という構造です。地方税法73条には「取得」そのものの定義規定はありませんが、売買・交換・贈与など有償・無償を問わない取得が対象で、家屋の新築・増改築も課税の対象となります(73条の2)。非課税となる「形式的取得」は①相続(包括遺贈・被相続人から相続人への遺贈を含む)、②法人の合併・政令で定める分割、③共有物の分割(分割前の持分割合を超える部分を除く)などです(73条の7第1号・第2号・第2号の3)。本問イで示す特例税率3%は延長が繰り返されてきた時限措置で、現行の期限は令和9年3月31日です。実務的な深掘りとして、宅地評価土地(市街化区域等の宅地)に対する課税標準の特例(評価額×1/2)は別途設けられており、税率3%×評価額1/2=実質1.5%という計算を理解しておくと計算問題に対応できます。上位資格(不動産鑑定士・税理士)の視点では、地価公示価格との乖離(固定資産税評価額は公示価格の約70%水準)が課税標準に影響する点も論点です。

この問題の根拠出典:不動産適正取引推進機構(RETIO)公表の出題範囲(宅地建物取引士試験)を参照した合格ナビ独自作成
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。根拠・出典:出典:不動産適正取引推進機構(RETIO)公表の出題範囲(宅地建物取引士試験)を参照した合格ナビ独自作成各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映しています(数値確認日 2026-10-12)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 不動産適正取引推進機構(RETIO)・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはRETIOと一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。宅地建物取引業法・改正民法・借地借家法・建築基準法・都市計画法・盛土規制法(R5)・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。