宅建士
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

宅建士 税その他 問3|不動産取得税の免税点・現行の金額

問題

宅建士 | 税その他 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-10-12

不動産取得税の免税点に関する次の記述のうち、令和8年4月1日以後の取得について正しいものはどれか。

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正解は ア
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ

自信の3択

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解説

不動産取得税には少額の取得に課税しない「免税点」があります。令和8年4月1日以後の取得については、課税標準となるべき額が、土地は16万円未満、家屋の建築(新築・増築・改築)は一戸につき66万円未満、それ以外の家屋の取得(売買等)は一戸につき34万円未満なら課税されません。アの「土地16万円」は現行の値と一致するので正答です。イ(23万円)・ウ(12万円)は改正前(令和8年3月31日まで)の古い数値で、エ(10万円)は改正前の土地の数値です。たとえば新築家屋で課税標準が30万円なら、イの言うように「課される」のではなく、66万円未満なので課されません。

地方税法73条の15の2に定める不動産取得税の免税点は、令和8年4月1日施行の改正により金額が引き上げられています。現行の金額は、課税標準となるべき額が①土地の取得:16万円、②家屋の取得のうち建築(新築・増築・改築):一戸につき66万円、③家屋のそれ以外の取得(売買・交換・贈与等):一戸につき34万円、の三区分で、これに満たないときは課税できません。改正法の経過措置により、令和8年4月1日以後の取得から新しい金額が適用されます。アは現行の土地の免税点(16万円)と一致するため正しい記述です。イは家屋の建築の免税点を「23万円」としていますが、これは改正前(令和8年3月31日までの取得分)の金額で、現行は66万円です。課税標準が23万円以上66万円未満の新築家屋には課税されないので、「23万円以上なら課される」は誤りです。ウは家屋のその他の取得を「12万円」としていますが、改正前の金額で現行は34万円なので誤りです。エの増築は地方税法73条6号で「建築」に含まれるため免税点は66万円で、10万円(改正前の土地の免税点)とする点が誤りです。

不動産取得税の免税点(地方税法73条の15の2第1項)は、「課税標準となるべき額」が一定額に満たない取得には道府県が課税できないとする規定です。令和8年4月1日施行の改正で、旧来の免税点(土地10万円・家屋の建築23万円・その他の家屋12万円)が、土地16万円・家屋の建築66万円・その他の家屋34万円に引き上げられました。改正法の附則の経過措置により、新しい金額は施行日以後の不動産の取得に適用され、施行日前の取得には従前の金額が適用されます。宅建試験の法令の基準日は試験年度の4月1日なので、令和8年度の試験では16万円・66万円・34万円で判定します。判定の単位は、家屋については「一戸」(共同住宅等は居住用に独立的に区画された一の部分)です。また同条2項により、土地を取得した日から1年以内に隣接する土地を取得した場合や、家屋を取得した日から1年以内にその家屋と一構となるべき家屋を取得した場合は、前後の取得を一つの取得とみなして免税点を判定します。比べる対象は評価額そのものではなく「課税標準となるべき額」です。宅地評価土地は課税標準が価格の2分の1とされる特例(附則11条の5、令和9年3月31日までの取得)があるため、土地の評価額が16万円以上でも、2分の1にした額が16万円未満であれば課税されません。区分の当てはめでは、増築・改築は73条6号で「建築」に含まれ、66万円の区分になる点に注意します。

この問題の根拠出典:不動産適正取引推進機構(RETIO)公表の出題範囲(宅地建物取引士試験)を参照した合格ナビ独自作成
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。根拠・出典:出典:不動産適正取引推進機構(RETIO)公表の出題範囲(宅地建物取引士試験)を参照した合格ナビ独自作成各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映しています(数値確認日 2026-10-12)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 不動産適正取引推進機構(RETIO)・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはRETIOと一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。宅地建物取引業法・改正民法・借地借家法・建築基準法・都市計画法・盛土規制法(R5)・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。