賃管士
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

賃管士 賃貸住宅管理業法 問31|業務管理者の従業者証明書・証明書の携帯

問題

賃管士 | 賃貸住宅管理業法 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-10-12

賃貸住宅管理業法第17条に規定する従業者証明書の携帯義務に関する次のア〜オの記述のうち、正しいものはどれか。

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正解は ア
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ
  • オ

自信の3択

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解説

正答はアです。

業法第17条により、賃貸住宅管理業者は全ての従業者に従業者証明書を携帯させる義務があり、従業者はオーナー・入居者等の関係者から請求があったときはこれを提示しなければなりません。業務管理者に限らず全従業者が対象です(イ誤り)。

従業者証明書は管理業者が発行するものであり、国土交通大臣が発行するものではありません(ウ誤り)。提示拒否は業法上の義務違反となります(エ誤り)。携帯義務違反は業法第44条の30万円以下の罰金(刑事罰)の対象であり、過料(行政罰)ではありません(オ誤り・「罰金」と「過料」の混同)。賃貸住宅管理業法における過料は業法第46条の廃業届出懈怠(20万円以下)のみです。

従業者証明書制度(業法第17条):

項目内容
携帯義務の対象全ての従業者(業務管理者を含む全員)
義務の名宛人賃貸住宅管理業者(証明書を発行・携帯させる義務)
証明書の発行者賃貸住宅管理業者(国土交通大臣ではない)
証明書の様式別記様式第11号(施行規則第37条)
提示義務関係者(オーナー・入居者等)から請求があったとき
違反の効果業法第44条の30万円以下の罰金(刑事罰)の対象(業法上の過料は第46条・廃業届出懈怠のみ)

各選択肢の整理:

  • イ(誤): 全従業者が対象(業務管理者に限定されない)。
  • ア(正): 全従業者への携帯義務+請求時の提示義務(業法第17条)。
  • ウ(誤): 管理業者が発行。国交大臣発行ではない。
  • エ(誤): 提示義務に違反した場合も業法第44条の罰金(30万円以下・刑事罰)の対象。「罰則なし」ではない。
  • オ(誤): 携帯義務違反は業法第44条の30万円以下の「罰金」(刑事罰)であり、「過料」(行政罰)ではない。業法上の過料規定は第46条(廃業届出懈怠・20万円以下)のみ。

宅建業法との比較:

宅建業法第48条でも宅建業者の従業者への証明書携帯・提示義務が規定されており、管理業法第17条と同様の設計です。不動産業の「顔の見える化」として機能します。

【従業者証明書の機能:「なりすまし」防止と消費者保護】

従業者証明書の携帯・提示義務は、オーナー・入居者が「自分が対応している相手は本当にその管理会社の従業者なのか」を確認するための制度です。不正業者が管理業者の従業者を名乗って勝手にオーナー・入居者に接触し、詐欺・個人情報詐取・不当な取引を行う事案を防ぐために設けられています。

賃貸住宅管理では、従業者が入居者の部屋に立ち入る(定期点検・設備修繕等)場面も多く、「管理会社の人間」と名乗る不審者によるトラブルが実際に発生しています。従業者証明書の提示により「正規の従業者かどうか」をその場で確認できる仕組みは消費者保護の実効的な手段です。

証明書の法定様式:

従業者証明書の様式は施行規則第37条が別記様式第11号と定めています。賃貸住宅管理業者は、国土交通省令で定めるところにより、その業務に従事する使用人その他の従業者にこの証明書を携帯させなければ、その者をその業務に従事させてはなりません(業法第17条第1項)。証明書を発行して携帯させるのは賃貸住宅管理業者の義務であり、国土交通大臣が個々の従業者に発行するものではありません。

また、賃貸不動産経営管理士の証明書や宅建士証は資格に関する別の書面であり、業法第17条の従業者証明書の代わりにはなりません。

提示の相手方:

提示義務は「委託者その他の関係者から請求があったとき」に生じます(業法第17条第2項)。オーナー(委託者)に限らず、入居者など業務の相手方となる関係者から請求があれば提示しなければなりません。

罰則体系における従業者証明書未携帯の位置づけ(軽微違反への30万円以下罰金):

管理業法は違反の悪質性・重大性に応じて罰則を段階的に設計しています。従業者証明書の携帯・提示義務違反(業法第17条第1項・第2項違反)は業法第44条第5号により30万円以下の罰金(刑事罰)の対象です。一方、無登録営業・名義貸し(業法第41条)は1年以下の拘禁刑/100万円以下の罰金、業務停止命令違反(業法第42条)は6月以下の拘禁刑/50万円以下の罰金など、悪質性に応じて重い刑事罰が定められています。

賃貸住宅管理業法における「過料」(行政罰・前科なし)は業法第46条の廃業届出懈怠(第9条第1項違反)の20万円以下のみであり、それ以外の義務違反(変更届出懈怠・帳簿不備・標識未掲示・従業者証明書未携帯・秘密保持義務違反等)は全て業法第44条以下の罰金(刑事罰)の対象です。試験では「業法第44条=罰金(刑事罰)」「業法第46条=過料(行政罰・廃業届出のみ)」の区別が頻出論点となります。

確認日: 2026-09-30。出典: 賃貸住宅管理業法第17条・第41条・第42条・第44条第5号・第46条、同法施行規則第37条(e-Gov)。

この問題の根拠条番号はe-Govの本文と機械で照合しています(2026-09-13)。照合の方法
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 賃貸住宅管理業法第17条(従業者証明書の携帯義務・請求時の提示義務)、第44条第5号(第17条第1項・第2項違反・30万円以下の罰金)、同法施行規則第37条(証明書の様式=別記様式第11号) 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-10-12)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 賃貸不動産経営管理士協議会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協議会と一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。賃貸住宅管理業法・サブリース新法・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

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