賃管士
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

賃管士 賃貸住宅管理業法 問32|業務管理者の兼任禁止と罰則

問題

賃管士 | 賃貸住宅管理業法 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-10-12

業務管理者の兼任禁止とこれに関連する罰則に関する次のア〜オの記述のうち、誤っているものはどれか。

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答え合わせ

正解は エ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ
  • オ

自信の3択

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解説

正答はエ(誤っている記述)です。

第41条は無登録営業・不正の手段による登録・名義貸し(第11条違反)を対象とする罰則(1年以下の拘禁刑若しくは100万円以下の罰金、又は併科)であり、業務管理者の兼任禁止(第12条第3項)違反への直接の罰則規定ではありません。第44条各号にも第12条第3項違反は列挙されておらず、業法上、兼任禁止違反そのものに対する直接の刑事罰規定は存在しません。

ア・イ・ウ・オはいずれも条文どおりの正しい記述です。

業務管理者関連の罰則の対応関係:

違反行為根拠条文罰則
業務管理者を選任しなかったとき(第12条第1項違反)第44条第2号30万円以下の罰金
業務管理者が全て欠けた状態で管理受託契約を締結したとき(第12条第2項違反)第44条第3号30万円以下の罰金
業務管理者が他の営業所・事務所の業務管理者を兼任したとき(第12条第3項違反)該当する罰則規定なし—
無登録営業・不正登録・名義貸し(第3条第1項・第11条違反)第41条1年以下の拘禁刑若しくは100万円以下の罰金、又は併科
両罰規定(法人の代表者等が違反した場合)第45条第41条から第44条まで(第44条第7号を除く)の罰金刑を法人にも科す

各選択肢の整理:

  • ア(正): 第12条第3項の文言どおり。
  • イ(正): 第44条第2号のとおり。
  • ウ(正): 第44条第3号のとおり。
  • エ(誤): 第41条は無登録営業・不正登録・名義貸しが対象で、第12条第3項違反はいずれの条文(第41条〜第44条)にも列挙されていない。
  • オ(正): 第45条は第41条から第44条まで(第44条第7号=秘密保持を除く)の違反行為について法人にも罰金刑を科す。

【第44条の列挙に「第12条第3項違反」が含まれていない意味】

第44条は1号から13号にわたって、賃貸住宅管理業者の様々な義務違反に対する30万円以下の罰金を列挙しています。その中には第12条第1項違反(業務管理者を選任しなかったとき・第2号)と第12条第2項違反(業務管理者が全て欠けた状態での契約締結・第3号)が含まれていますが、第12条第3項(兼任禁止)違反は列挙されていません。

したがって、兼任したこと自体を処罰する規定はありません。ただし、第12条第3項は業法上の義務なので、これに違反すれば「その営む賃貸住宅管理業に関し法令…に違反したとき」(第23条第1項第3号)として登録の取消し・業務停止命令の対象となり、業務改善命令(第22条)の対象にもなります。また、業務改善命令に違反すれば第44条第8号(30万円以下の罰金)、業務停止命令に違反すれば第42条第1号(6月以下の拘禁刑若しくは50万円以下の罰金又は併科)の罰則があります。「罰則がない」と「監督処分の対象にならない」は別のことです。

両罰規定(第45条)の対象範囲:

第45条は「第四十一条から前条まで(同条第七号を除く。)の違反行為をしたとき」に法人にも罰金刑を科すと規定しています。「前条」は第44条を指すため、第45条は第41条・第42条・第43条・第44条(第7号=秘密保持義務違反を除く)の全てを対象とします。第41条から第44条までのうち、両罰の対象から外れているのは第44条第7号(秘密保持義務違反)だけです。

罰則の軽重の設計思想:

第41条(無登録営業・不正登録・名義貸し)は登録制度の根幹を揺るがす行為として最も重い罰則(1年以下の拘禁刑・100万円以下の罰金)が科されるのに対し、業務管理者に関する義務違反(第44条第2号・第3号)は、行政上の体制整備義務の違反として、より軽い罰則(拘禁刑の規定なし・30万円以下の罰金のみ)にとどめられています。これは、無登録営業が登録制度そのものの実効性を損なう重大な違反である一方、業務管理者の選任・兼任に関する違反は、登録を受けた事業者が体制上の義務を怠った場合の行政的な是正を主眼とする違反であるという、違反行為の性質の違いを反映した設計といえます。

確認日: 2026-09-30。出典: 賃貸住宅管理業法第12条・第41条・第44条・第45条(e-Gov 法令API v2)。

この問題の根拠条番号はe-Govの本文と機械で照合しています(2026-09-13)。照合の方法
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 賃貸住宅管理業法第12条第3項、第41条、第44条第2号・第3号、第45条 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-10-12)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 賃貸不動産経営管理士協議会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協議会と一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。賃貸住宅管理業法・サブリース新法・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

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  • 業務管理者の兼任禁止と罰則(12条3項・44条
  • 頻出度B

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