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法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

賃管士 管理実務 問34|地震保険契約の要件と失火責任法——地震保険に関する法律2条2項・失火ノ責任ニ関スル法律

問題

賃管士 | 管理実務 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-10-12

賃貸住宅に関連する地震保険・失火責任に関する次のア〜オの記述のうち、正しいものはどれか。

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答え合わせ

正解は イ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ
  • オ

自信の3択

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解説

正答はイです。

地震保険に関する法律2条2項は、地震保険契約の要件の一つとして「居住の用に供する建物又は生活用動産のみを保険の目的とすること」(1号)を定めています(イ)。

アは誤りで、「特定の損害保険契約に附帯して締結されること」が要件です(3号)。ウは誤りで、保険金額は附帯される損害保険契約の保険金額の100分の30以上100分の50以下です(4号)。エ・オは誤りで、失火責任法は、軽過失の失火には709条を適用せず、重大な過失があるときは適用するという法律です。

地震保険契約の要件(地震保険に関する法律2条2項):

号要件
1号居住の用に供する建物又は生活用動産のみを保険の目的とすること
2号地震・噴火・これらによる津波を直接又は間接の原因とする火災・損壊・埋没・流失による損害(政令で定めるもの)を、政令で定める金額によりてん補すること
3号特定の損害保険契約に附帯して締結されること
4号附帯される損害保険契約の保険金額の100分の30以上100分の50以下の額(政令で定める金額が上限)を保険金額とすること

失火ノ責任ニ関スル法律: 「民法第七百九条ノ規定ハ失火ノ場合ニハ之ヲ適用セス但シ失火者ニ重大ナル過失アリタルトキハ此ノ限ニ在ラス」。軽過失の失火には709条を適用せず、重大な過失があれば709条を適用します。

各選択肢:

  • ア(誤): 3号により、附帯して締結されることが要件です。
  • イ(正): 1号の文言どおりです。
  • ウ(誤): 4号により100分の30以上100分の50以下です。
  • エ(誤): 軽過失の失火には709条は適用されません。
  • オ(誤): 重大な過失があるときは「此ノ限ニ在ラス」、つまり709条が適用されます。

【地震保険の目的と仕組み・4つの要件・失火責任法の範囲・賃貸住宅で問題になる場面】

1. 法律の目的と政府の再保険

地震保険に関する法律1条は、保険会社等が負う地震保険責任を政府が再保険することにより地震保険の普及を図り、地震等による被災者の生活の安定に寄与することを目的としています。3条は、政府が保険会社等を相手方として再保険契約を締結できることを定めています。

2. 4つの要件の関係

地震保険契約は、2条2項の4つの要件をすべて備える損害保険契約(火災に係る共済契約を含む)です。保険の目的は居住の用に供する建物と生活用動産に限られ(1号)、特定の損害保険契約(火災保険など)に附帯して締結され(3号)、保険金額は附帯される契約の保険金額の30%以上50%以下で、政令で定める金額が上限になります(4号)。賃貸住宅の建物は居住の用に供する建物として、オーナーが建物の地震保険を付けることができ、入居者は自分の家財(生活用動産)について付けることができます。保険金額が火災保険より低く抑えられるため、地震による損害のすべてを地震保険でまかなえるとは限りません。

3. 失火責任法が除くのは709条の責任

失火責任法は、失火について民法709条(不法行為責任)の規定を適用しないとし、失火者に重大な過失があるときは適用するという法律です。条文が対象にしているのは709条だけであり、契約上の債務不履行による損害賠償(民法415条)については定めていません。

4. 賃貸住宅で問題になる場面

入居者の軽過失による火事で隣の住戸に燃え広がった場合、隣の住戸の入居者との関係は不法行為の問題になり、失火責任法により、重大な過失がなければ709条の責任は問われません。一方、入居者は賃貸人との賃貸借契約に基づき、賃借物を返還する義務を負っており、火事で部屋を損傷させたことについては、契約上の債務不履行(415条)として賃貸人から責任を問われることがあります。このため入居者向けの保険では、家財の補償のほか、賃貸人に対する賠償に備える補償(借家人賠償責任)を組み込んだものがあります。管理業者は、入居時にこれらの補償の違いを説明できるようにしておくことが望まれます。

この問題の根拠条番号はe-Govの本文と機械で照合しています(2026-09-13)。照合の方法
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 地震保険に関する法律第1条(目的)・第2条第2項(地震保険契約の定義)・第3条(政府の再保険)、失火ノ責任ニ関スル法律(明治32年法律第40号)、民法第709条・第415条 確認日: 2026-09-30 出典: e-Gov 法令検索(法令API v2) https://laws.e-gov.go.jp/law/341AC0000000073#Mp-At_2 / https://laws.e-gov.go.jp/law/132AC1000000040 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-10-12)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 賃貸不動産経営管理士協議会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協議会と一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。賃貸住宅管理業法・サブリース新法・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

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  • 地震保険契約の要件と失火責任法——地震保険に関する法律2条2項・失火ノ責任ニ関スル法律
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