賃管士
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

賃管士 管理実務 問84|「宅地建物取引業」の定義——宅建業法2条2号の行為類型と自ら貸借の除外

問題

賃管士 | 管理実務 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-10-12

宅地建物取引業法(宅建業法)2条2号の「宅地建物取引業」の定義に関する次のア〜オの記述のうち、誤っているものはどれか。

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答え合わせ

正解は オ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ
  • オ

自信の3択

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解説

正答はオです。

宅建業法2条2号は、宅地建物取引業を「宅地若しくは建物の売買若しくは交換又は宅地若しくは建物の売買、交換若しくは貸借の代理若しくは媒介をする行為で業として行うもの」と定めています。交換も、売買・交換・貸借の代理も含まれるので、「売買と貸借の媒介に限られる」とするオは誤りです。

ア〜エは2条2号の定義に沿った正しい記述です。特にイ(自ら貸借は含まれない)とウ(自ら売買は含まれる)の違いが重要です。

2条2号の行為類型:

行為自ら当事者として行う場合代理・媒介として行う場合
売買含まれる含まれる
交換含まれる含まれる
貸借含まれない(自ら貸借)含まれる

いずれも「業として行うもの」に限られます。宅地建物取引業を営むには免許が必要で(3条1項)、免許を受けない者は宅地建物取引業を営んではなりません(12条1項)。

各選択肢:

  • オ(誤・正答): 交換、及び売買・交換・貸借の代理も2条2号に含まれる。
  • ア(正): 2条2号の文言どおり。
  • イ(正): 自ら貸借は列挙されていない。
  • ウ(正): 自ら当事者として行う売買も「売買」に含まれる。
  • エ(正): 貸借の媒介を業として行えば宅建業に当たり、免許が必要。

【2条2号の文言を分解して当てはめる】

1. 条文の構造

2条2号は「宅地若しくは建物(建物の一部を含む。)の売買若しくは交換」と「宅地若しくは建物の売買、交換若しくは貸借の代理若しくは媒介」を並べ、それを「業として行うもの」としています。前半は自ら当事者となる取引、後半は他人の取引の代理・媒介です。前半に「貸借」が入っていないことが、自ら貸借が宅建業に当たらない理由です。

2. 自ら貸借と自ら売買の違い

オーナーが自分の賃貸住宅を入居者に貸すことは、戸数が多く継続的であっても、2条2号の行為に当たりません。これに対し、自分の土地や建物を自ら売主として売る行為は「売買」に含まれ、業として行えば宅建業に当たります。賃貸経営をしているオーナーが所有物件の売却を繰り返す場面では、この違いが問題になります。

3. 管理業者と媒介・代理

賃貸住宅管理業者がオーナーから委託を受けて、入居者との賃貸借契約の締結を媒介し、あるいはオーナーを代理して契約を締結することを業として行う場合、他人の貸借の媒介・代理として宅建業に当たります。宅建業を営もうとする者は国土交通大臣又は都道府県知事の免許を受けなければならず(3条1項)、免許を受けずに営むことは禁止されています(12条1項)。賃貸住宅管理業の登録だけでは足りません。

4. サブリースとの関係

サブリース事業者(特定転貸事業者)がオーナーから借り上げた住宅を入居者に転貸するときは、サブリース事業者自身が転貸人(貸主)として契約の当事者となるため、自ら貸借に当たり、2条2号の行為には当たりません。一方、入居者の募集をほかの宅建業者に依頼すれば、その宅建業者が行う媒介には宅建業法が適用されます。

5. 「業として行う」

2条2号の行為に当たっても、宅建業となるのは「業として行うもの」に限られます。どのような場合に「業として」に当たるかは条文に具体的な基準が書かれていないため、個別の事情に即して判断されます。本問のように、まず行為の類型が2条2号に含まれるかを確かめることが出発点です。

この問題の根拠条番号はe-Govの本文と機械で照合しています(2026-09-13)。照合の方法
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 宅地建物取引業法2条2号(宅地建物取引業の定義)・3条1項(免許)・12条1項(無免許事業の禁止) 確認日: 2026-09-30 出典: e-Gov 法令検索 宅地建物取引業法 https://laws.e-gov.go.jp/law/327AC1000000176#Mp-At_2(法令API v2で全文取得・条文照合) 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-10-12)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 賃貸不動産経営管理士協議会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協議会と一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。賃貸住宅管理業法・サブリース新法・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

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