理論20電磁気・回路理論

電験三種 理論 問20:電磁気・回路理論

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-14

ある回路に, 4 2 sin120 i t [A]の電流が流れている。この電流の瞬時値が, 時刻t 0 s 以降に初めて4 A となるのは,時刻t 1t [s]である。1t [s]の値として, 正しいものを次のうちから一つ選べ。

  • 11 120
  • 21 160
  • 31 240
  • 41 360
  • 51 480正答
正答:51 480

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理解度に合わせて3レベルの解説を無料で読めます。根拠(電気事業法・電気工事士法・電気工事業法・電気用品安全法・電気設備技術基準)も明記。

初心者向けまずはここから。やさしく要点を解説

電流i=2√2 sin(120πt) [A]の瞬時値が,t=0以降に初めて4Aとなる時刻t₁を求めます。4=2√2 sin(120πt₁)→sin(120πt₁)=4/(2√2)=√2→sin(120πt₁)=√2/1…これは不可能(sinの最大値は1)。正しくは最大値Im=2√2≒2.83Aなので,最大4Aには届きません。再解釈:i=4√2 sin(120πt)の場合,4=4√2 sin(120πt₁)→sin(120πt₁)=1/√2→120πt₁=π/4→t₁=1/480 s。正答は(5)1/480 sです。

標準試験対策の基準レベル

正弦波電流の瞬時値が指定値になる時刻の計算です。

【問題の読み解き】

電流:i=4√2 sin(120πt) [A](最大値4√2,角周波数ω=120π rad/s,周波数f=60 Hz)

瞬時値i=4 Aになる条件:

4√2 sin(120πt₁)=4

sin(120πt₁)=4/(4√2)=1/√2

120πt₁=π/4(t>0の最初の解)

t₁=1/(120π×4/π)=1/480 s → 選択肢(5)

【確認】

t₁=1/480 s:120π×(1/480)=π/4,sin(π/4)=1/√2→i=4√2×(1/√2)=4A ✓

周期:T=1/f=1/60 s,ω=2πf=2π×60=120π rad/s

π/4ラジアンは45°に対応→正弦波の1/8周期=T/8=1/(60×8)=1/480 s と一致。

上級誤答論破・根拠規定・実務応用まで深掘り

正弦波の時間軸解析は交流回路の基礎です。電験二種・実務での応用を含めて理解を深めます。

【正弦波の一般形】

i(t)=Im sin(ωt+φ) [A](Im:最大値,ω:角周波数,φ:初期位相)

実効値:Irms=Im/√2

角周波数:ω=2πf [rad/s]

周期:T=1/f=2π/ω [s]

【時刻計算の一般手順】

i(t)=I₀の解:ωt+φ=arcsin(I₀/Im) または π−arcsin(I₀/Im)

t>0の最初の解を選択

【波形解析の重要性】

非正弦波(ひずみ波)はフーリエ級数展開で正弦波成分に分解:

i(t)=I₀+Σ(In sin(nωt+φn))

【電験二種・実務への接続】

電験二種では,非正弦波電流のフーリエ解析,高調波電流の実効値計算(I²=I₁²+I₂²+I₃²+…),高調波電力の計算が出題されます。実務では,インバータ機器が発生する高調波電流の測定・解析,高調波規制(JIS C 61000-3-2)への対応,高調波フィルタ設計が電気主任技術者の管理業務として重要です。

【電磁気・回路理論の統合的理解(電験二種レベル)】

電磁気理論と回路理論は,マクスウェルの方程式によって統一的に記述されます。

①マクスウェルの方程式(積分形):

∮E·dl=-dΦB/dt(ファラデー法則),∮H·dl=I+dΦD/dt(アンペール・マクスウェル法則)

∮D·dA=Q_enc(ガウス法則),∮B·dA=0(磁束の連続性)

②回路素子とマクスウェル方程式の対応:R(オームの法則:J=σE),C(ガウス法則),L(ファラデー法則)

③電磁波(電磁場の波):√(με)×光速=1,平面波のインピーダンスη=√(μ/ε) [Ω]

【実務での電磁気・回路理論の応用】

・系統インピーダンス計算:短絡電流Ik=V/(√3×Z),%インピーダンス法による計算

・電磁両立性(EMC):設備が発生する電磁妨害(EMI)とイミュニティ(EMS)の管理,JIS C 61000シリーズ

・大電流設備の電磁力設計:母線の電磁力(F=μ₀I₁I₂l/(2πd)),地絡事故時の異常電磁力による母線変形防止

・高周波設備(インバータ,スイッチング電源):スイッチングサージ電圧,EMI対策(フィルタ,シールド)

・接地システム設計:接地インピーダンス(抵抗+インダクタンス),高周波接地の表皮効果

電気主任技術者の業務では,電磁環境管理(EMC),接地設計,高調波対策がますます重要になっています。

出典・根拠について

本問は電気技術者試験センター公表の過去問題を出典明記の上で引用しています(公式FAQで教育目的の許諾不要・使用料不要を明示容認・GREEN判定)。 根拠・出典:出典:令和7年度下期 第三種電気主任技術者試験 理論(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-14)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / 電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の根拠条文に基づき段差性のあるAI解説(初心者・標準・上級)を作成しています。

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