問題
図のような三相 3 線式回路に流れる電流 I[A]は。 I[A] 10 Ω 電源 3φ3W 200 V 10 Ω 10 Ω 200 V 200 V
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
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解説
図は、線間電圧200 V の三相3線式電源に、10 Ω の抵抗3個を Y 結線(星形結線)でつないだ回路です。Y 結線では、各抵抗にかかる電圧(相電圧)は線間電圧の 1/√3 なので、200 ÷ 1.73 ≒ 115.6 V です。線に流れる電流 I は抵抗を流れる電流と同じなので、I = 115.6 ÷ 10 ≒ 11.6 A となり、正答は(イ)です。
三相3線式(3φ3W)線間電圧200V、Y結線で各相抵抗10Ωの平衡負荷を流れる線電流を求める問題。
【条件整理】
線間電圧V_L=200V、結線方式Y、各相抵抗R=10Ω
【相電圧の算出】
Y結線:V_p=V_L/√3=200/√3≒115.47V
【相電流=線電流の算出】
I_p=V_p/R=115.47/10=11.547A
Y結線では線電流=相電流:I_l=I_p≒11.5〜11.6A(正答イ)
【三相電力の検算】
P=3×V_p×I_p×cosφ=3×115.47×11.55×1=4000W=4.0kW
別解:P=√3×V_L×I_l×cosφ=√3×200×11.55×1≒4000W(一致)
【結線の確認】
図の3個の抵抗は1点(中性点)に集まる Y 結線です。仮に同じ抵抗を Δ 結線にすると、各抵抗に200 V がかかって相電流は20 A、線電流は √3 × 20 ≒ 34.6 A となり、本問の答えとは異なります。結線の形を図で確認することが大切です。
三相3線式回路の線電流計算は第二種電気工事士の頻出論点。本問はY結線・各相10Ω・線間電圧200Vの基本パターン。
【三相回路の電圧電流換算ルール】
| 結線 | 線間電圧V_L↔相電圧V_p | 線電流I_l↔相電流I_p |
|---|---|---|
| Y | V_L=√3×V_p | I_l=I_p |
| Δ | V_L=V_p | I_l=√3×I_p |
【Y結線・R=10Ω・V_L=200V の詳細計算】
①相電圧:V_p=V_L/√3=200/1.732=115.47V
②相電流(純抵抗負荷):I_p=V_p/R=115.47/10=11.547A
③線電流:I_l=I_p=11.547A≒11.6A(正答イ)
④力率:cosφ=1(純抵抗)
⑤相消費電力:P_p=I_p²×R=11.547²×10=1333W
⑥全消費電力:P=3×P_p=4000W=4.0kW
【統一公式による検算】
P=√3×V_L×I_l×cosφ=√3×200×11.547×1=√3×2309.4=4000W
【Δ結線換算(参考)】
同じ各相10ΩをΔ結線にしたら:
V_p=V_L=200V、I_p=200/10=20A、I_l=√3×20=34.64A
P_p=I_p²×R=20²×10=4000W、P=3×4000=12000W=12kW
同じ抵抗値10ΩでもY結線が4kW、Δ結線が12kWで、Δ結線が3倍の消費電力(Y-Δ変換の関係)。これがY-Δ始動の根拠:始動時Y結線で電流1/3に抑え、加速後Δ結線で全電力供給。
【三相回路の重要公式(再掲)】
①三相電力(結線方式問わず):P=√3×V_L×I_l×cosφ
②Y結線:V_L=√3×V_p、I_l=I_p
③Δ結線:V_L=V_p、I_l=√3×I_p
④Y-Δ変換:R_Δ=3×R_Y(等価インピーダンス換算)
⑤消費電力比:P_Δ=3×P_Y(同じZ・cosφ条件)
【まとめ】Y 結線は「電圧が 1/√3、電流はそのまま」、Δ 結線は「電圧はそのまま、線電流が √3 倍」。同じ抵抗でも Δ 結線の消費電力は Y 結線の3倍になります。正答は(イ)です。
出典と作り方
本問は一般財団法人 電気技術者試験センターが公表した過去の試験問題です(同センターの公式FAQにより教育目的での利用は許諾・使用料不要。図・写真も同センターの公表問題から掲載)。解説は合格ナビが作成しています。 根拠・出典:出典:令和5年度上期(午後) 第二種電気工事士 学科試験 問5(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-12)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の出題範囲分析に基づき、段差のある3段階の解説を作成しています。


