建築・設備7建築構造

管業 建築・設備 問7:建築構造

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-10

鉄筋コンクリート造マンションに発生するひび割れに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • 外壁の斜め方向に走るひび割れは、熱膨張・収縮などの温度変化による変形が原因の一つであり、ひび割れ幅が0.2mm以下の場合は一般に経過観察でよいとされる。正答
  • 構造体の主筋(鉄筋)に沿って発生するひび割れは、コンクリートの乾燥収縮が主な原因であり、構造的な危険性はほとんどない。
  • 構造体に幅0.3mm以上の貫通ひび割れが発生した場合は、自然消滅することが多いため、特別な補修は不要である。
  • コンクリートの打設直後に発生するプラスティック収縮ひび割れは、硬化後に自然に消滅するため、建物の耐久性に影響を与えない。
正答:外壁の斜め方向に走るひび割れは、熱膨張・収縮などの温度変化による変形が原因の一つであり、ひび割れ幅が0.2mm以下の場合は一般に経過観察でよいとされる。

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コンクリートのひび割れには様々な原因・種類があります。外壁の斜め方向のひび割れは温度変化が原因の一つで、幅0.2mm以下は一般に経過観察でよいとされます(ア:正)。鉄筋に沿ったひび割れは「鉄筋腐食の膨張圧」が原因の一つで構造的問題のサインです(イの「乾燥収縮が主原因」は誤り)。幅0.3mm以上の貫通ひび割れは放置すれば雨水浸入・鉄筋腐食につながるため補修が必要です(ウの「自然消滅」は誤り)。よって正答はアです。

標準試験対策の基準レベル

ひび割れを発生原因・形状・危険度で分類します。①斜め方向ひび割れ(コーナー部など):温度変化・乾燥収縮・地震時のせん断力など複合原因。幅0.2mm以下は一般に軽微で経過観察とされますが、貫通の有無・進行性を確認します(ア:正)。②鉄筋に沿ったひび割れ(鉄筋方向):鉄筋腐食による体積膨張が主原因で、被り不足・中性化・塩害が背景にあります(イの「乾燥収縮が主因」は誤り)。③貫通ひび割れ(幅0.3mm以上):雨水・炭酸ガス・塩化物の浸入経路となり鉄筋腐食を促進するため、エポキシ樹脂注入等の補修が必要です(ウの「自然消滅」は誤り)。④プラスティック収縮ひび割れ:コンクリート打設後・硬化前に表面水分が急蒸発して発生。硬化後も残存し耐久性に影響します(エの「自然消滅」は誤り)。

上級誤答論破・根拠条文・通達まで深掘り

ひび割れの管理基準はJASSやコンクリート標準示方書で規定されています。JASS 5(建築工事標準仕様書:鉄筋コンクリート工事)では、耐久性の観点からひび割れ幅0.2mm(屋外・土に接する部分)を管理限界の目安としています。これを超えるひび割れは補修対応が推奨されます。マンション維持管理の実務では、外壁・屋上の定期目視点検(管理組合主体)と専門技術者による外壁打診調査(タイル浮き・鉄筋腐食確認)を組み合わせて劣化状態を把握します。ひび割れ補修工法は幅・貫通度・原因によって選択します。①幅0.2mm未満・表面のみ:シール材充填またはUカット工法。②幅0.2〜1.0mm程度・貫通:エポキシ樹脂低圧注入工法。③幅1.0mm超・構造的損傷:充填工法+増し打ち(パテ充填後モルタル塗り)。管業試験では、これらの補修工法の名称・適用条件と、ひび割れ幅の判断基準が繰り返し出題されます。また鉄筋腐食膨圧によるひび割れは「錆汁(さびじる)が出る」「コンクリートの浮き・爆裂が発生」という二次症状を伴うことが多く、外壁打診調査との組み合わせで総合的に評価します。長期修繕計画では、ひび割れ補修を含む「外壁補修工事」を12年周期の大規模修繕の中心項目として位置づけることが標準です。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-10)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。

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