管業
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

管業 建築・設備 問7|ひび割れの種類と原因

問題

管業 | 建築・設備 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-10-12

鉄筋コンクリート造マンションに発生するひび割れに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

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正解は ア
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ

自信の3択

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解説

コンクリートのひび割れには様々な原因・種類があります。外壁の斜め方向のひび割れは温度変化が原因の一つで、幅0.2mm以下は一般に経過観察でよいとされます(ア:正)。鉄筋に沿ったひび割れは「鉄筋腐食の膨張圧」が原因の一つで構造的問題のサインです(イの「乾燥収縮が主原因」は誤り)。幅0.3mm以上の貫通ひび割れは放置すれば雨水浸入・鉄筋腐食につながるため補修が必要です(ウの「自然消滅」は誤り)。よって正答はアです。

ひび割れを発生原因・形状・危険度で分類します。①斜め方向ひび割れ(コーナー部など):温度変化・乾燥収縮・地震時のせん断力など複合原因。幅0.2mm以下は一般に軽微で経過観察とされますが、貫通の有無・進行性を確認します(ア:正)。②鉄筋に沿ったひび割れ(鉄筋方向):鉄筋腐食による体積膨張が主原因で、被り不足・中性化・塩害が背景にあります(イの「乾燥収縮が主因」は誤り)。③貫通ひび割れ(幅0.3mm以上):雨水・炭酸ガス・塩化物の浸入経路となり鉄筋腐食を促進するため、エポキシ樹脂注入等の補修が必要です(ウの「自然消滅」は誤り)。④プラスティック収縮ひび割れ:コンクリート打設後・硬化前に表面水分が急蒸発して発生。硬化後も残存し耐久性に影響します(エの「自然消滅」は誤り)。

ひび割れの評価や補修の要否は、学会の指針や仕様書で示される目安を参考に、幅・深さ(貫通の有無)・進行性・漏水の有無を総合して判断します(本問のア「0.2mm以下は一般に経過観察」もこうした目安の一つとして述べたものです)。マンション維持管理の実務では、外壁・屋上の定期目視点検(管理組合主体)と専門技術者による外壁打診調査(タイル浮き・鉄筋腐食確認)を組み合わせて劣化状態を把握します。ひび割れ補修工法は幅・挙動(動くかどうか)・貫通の有無・原因によって選択します。代表的なものは①表面被覆(表面処理)工法、②エポキシ樹脂等の注入工法、③Uカットシール材充填工法(ひび割れに沿ってU字形の溝を設けシーリング材等を充填する)です。管業試験では、これらの補修工法の名称と使い分けが問われます。また鉄筋腐食膨圧によるひび割れは「錆汁(さびじる)が出る」「コンクリートの浮き・爆裂が発生」という二次症状を伴うことが多く、外壁打診調査との組み合わせで総合的に評価します。長期修繕計画作成ガイドライン(令和6年6月改定)の修繕周期の例では、躯体コンクリート補修(ひび割れ・欠損・爆裂補修)は12〜15年程度とされ、大規模修繕工事の中心項目の一つです。

この問題の根拠出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-10-12)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

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