管業
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

管業 適正化法・他法令 問45|両罰規定・法人重課

問題

管業 | 適正化法・他法令 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-10-12

適正化法の両罰規定に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

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答え合わせ

正解は イ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ

自信の3択

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解説

両罰規定(適正化法第111条)により、法人の代表者や使用人(従業員等)が法人の業務に関して一定の違反をした場合、行為者個人だけでなく法人にも罰金刑が科せられます。法人に科されるのは罰金刑で、拘禁刑は科されません。法人の罰金の上限は、各本条に定める行為者の罰金と同じです。正答はイです。

適正化法第111条は「法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、使用人その他の従業者が、その法人又は人の業務に関して、第百六条、第百九条第一項の違反行為をしたときは、その行為者を罰するほか、その法人又は人に対しても、各本条の罰金刑を科する」と規定します。イはこの制度を正確に表現しており正答です。アは法人に罰則がないとする点で誤りです。ウは誤りです。法人に科されるのは「各本条の罰金刑」であり、拘禁刑は科されません。エは誤りです。第111条は、法人が違反行為を知っていたこと(故意)を適用の要件として定めていません。対象となるのは第106条(無登録営業、名義貸し、業務停止命令違反等:1年以下の拘禁刑又は50万円以下の罰金)と第109条第1項(変更の届出違反、第73条の書面違反、報告・立入検査の拒否等:30万円以下の罰金)の違反です。

両罰規定(第111条)の構造を整理します。両罰規定の趣旨は、業務に関する違反行為について、行為者の処罰に加えて事業主である法人等にも罰金を科し、組織として違反を防止させることにあります。行為者の処罰と法人の処罰は別々の刑罰であり、法人に科される刑は「各本条の罰金刑」です。適正化法では、法人に対して各本条より重い罰金額を定める規定(いわゆる法人重課)は置かれていないため、例えば無登録営業(第106条第2号)であれば法人も50万円以下の罰金、変更の届出違反(第109条第4号)であれば30万円以下の罰金となります。これに対し、宅建業法には第79条・第79条の2の違反について法人に1億円以下の罰金を科す規定(第84条第1号・法人重課)があり、両法の違いとして整理しておくと理解が深まります。なお過料(第113条:10万円以下)は刑罰ではなく秩序罰であり、両罰規定の対象ではありません。管理業者のコンプライアンス体制として、両罰規定の存在は経営者(法人)が従業者の行為に無関心でいられないことを意味し、法令遵守の教育・点検が組織的なリスク管理として必要です。

この問題の根拠条番号はe-Govの本文と機械で照合しています(2026-09-13)。照合の方法
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-10-12)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。