問題
消費者契約法に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
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解説
消費者契約法は「消費者と事業者との間で締結される契約(消費者契約)」に適用される法律です。個人と個人の契約や事業者同士の契約には適用されません。事業者の損害賠償責任を全部免除する条項は、消費者の同意があっても無効です。また、事業者の不当な勧誘(不実告知など)で結んだ契約を取り消せる規定もあります。正答はアです。
消費者契約法第2条第1項は「消費者」を「個人(事業として又は事業のために契約の当事者となる場合におけるものを除く。)」、同条第2項は「事業者」を「法人その他の団体及び事業として又は事業のために契約の当事者となる場合における個人」と定義し、同条第3項は「消費者契約」を「消費者と事業者との間で締結される契約」と定義します。アはこの定義に合致し正答です。イはすべての契約に適用するとする点で誤りです。ウは事業者の損害賠償責任の全部を免除する条項は無効とされており(第8条)、同意があっても有効とはならないため誤りです。エは誤りです。同法は、不当な勧誘(不実告知・断定的判断の提供・不利益事実の不告知など)による意思表示の取消し(第4条)と、不当な契約条項の無効(第8条〜第10条)の両方を定めています。
消費者契約法とマンション管理の関係を整理します。第2条第2項は「法人その他の団体」を事業者と定義しているため、管理組合(団体)が当事者となる管理委託契約は、条文上は「消費者」(個人)と事業者の契約とはいえず、消費者契約法の適用には慎重な検討が必要です。一方、個人である区分所有者が事業者と契約する場面(例えば専有部分のリフォームを事業者に依頼する契約)では、区分所有者は「消費者」に当たり得ます。不当条項(第8条〜第10条)としては、(1)事業者の損害賠償責任の全部を免除し、又は故意・重過失による責任の一部を免除する条項(第8条)、(2)消費者が支払う損害賠償の額を予定する条項等のうち平均的な損害の額を超える部分(第9条)、(3)消費者の利益を一方的に害する条項(第10条)等が問題になります。勧誘段階では、重要事項についての不実告知(第4条第1項)や不利益事実の不告知(同条第2項)による取消しが定められています。管理業者としては、契約の相手方が消費者に当たるかどうかを見極め、約款の条項が同法に抵触しないかを確認することが重要です。
- 消費者契約法第2条e-Govで原文を読む
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-10-12)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

