管業 適正化法・他法令 問53:業者の業務規制(分別管理詳細)
(令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-10)
マンション管理業者による修繕積立金等の財産の分別管理方式(施行規則第87条)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- アイ方式とは、管理業者が収納口座と保管口座の両方を設ける方式であり、保管口座については管理組合の印鑑又は暗証番号を管理業者が保管し、管理業者単独で出納できる。
- イロ方式とは、管理業者が収納口座のみを設け、毎月管理費等を収納口座に受け入れた後、翌月末日までに修繕積立金等に相当する金額を管理組合が管理する保管口座に移し替える方式である。正答
- ウハ方式とは、管理業者が収納兼保管口座(一つの口座で収納と保管を兼ねる)を設け、当該口座の通帳等を管理業者が保管する方式である。
- エイ・ロ・ハのいずれの方式においても、修繕積立金を管理業者が一時的に流用することが認められる。
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3方式の骨格を整理します。イ方式:収納口座と保管口座の両方を管理業者が設ける。ただし保管口座の通帳・印鑑は「管理組合」が保管(管理業者が単独出納できない)。ロ方式:管理業者が収納口座のみを設け、修繕積立金相当額を翌月末日までに管理組合の保管口座へ移し替える。ハ方式:管理業者が収納兼保管口座を設け、通帳等は「管理組合」が保管。いずれも「流用禁止」です。正答はイです。
施行規則第87条の3方式の詳細を整理します。イ方式:管理業者が収納口座(管理費・積立金を受け入れる)と保管口座(積立金等を保管)の2口座を設ける。保管口座については管理組合の印鑑等を管理組合が保管し、管理業者は管理組合の承認なく出金できない。アは「保管口座の印鑑等を管理業者が保管」とする点で誤りです(管理組合が保管)。ロ方式:管理業者は収納口座のみを設け、毎月受け入れた修繕積立金等相当額を翌月末日までに管理組合の保管口座へ移し替える。イはロ方式の内容を正確に表現しており正答です。ハ方式:管理業者が収納兼保管口座を1口座設け、通帳等を管理組合が保管(管理業者は管理組合の承認なく出金できない)。ウは「通帳等を管理業者が保管」とある点で誤りです(管理組合が保管)。エは流用禁止であり誤りです。
財産の分別管理3方式(施行規則第87条)の実務的比較を深掘りします。各方式の管理組合保護の強度は「保管口座の管理主体」と「移し替えのタイムラグ」で評価できます。イ方式は管理業者が2口座を管理しつつ保管口座の実質的コントロールを管理組合が持つため、日常的な管理の利便性と財産保護のバランスが取れた方式です。ロ方式は修繕積立金の保管口座を管理組合が完全に管理するため、理論上最も財産保護が強い方式ですが、翌月末日までの移し替えに1〜2ヶ月の管理業者保管期間が生じます。ハ方式は1口座で管理するシンプルな方式ですが、通帳は管理組合が保管することで不正引出しを防止します。いずれの方式においても「修繕積立金等を自己の財産と分別」「管理組合の財産として明確化」という第76条の趣旨が貫かれています。保証措置(第76条の2)として、修繕積立金の受領から移し替えまでの期間の「保全」として、管理業者の保証委託契約(保証機関との契約)または有価証券の供託が認められており、実務では業界団体(マンション管理業協会)が保証制度を運営しています。試験では「イ・ロ・ハの各方式で誰が通帳・印鑑を保管するか」という論点が最頻出です。
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-10)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。
執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。