建築・設備7建築構造

マン管 建築・設備 問7:建築構造

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-11

マンションの屋上防水に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • アスファルト防水のうち熱工法は、溶融アスファルトを使用するため臭気や火気の問題があるが、施工実績が多く信頼性が高い工法である。正答
  • ウレタン塗膜防水は塗布型であるため継ぎ目がなく防水層を形成できるが、耐候性が低いため屋上への露出仕上げ(保護なし)には適用できない。
  • 屋上防水の改修工事では、既存防水層は全面撤去した後に新規防水を施工するかぶせ工法(重ね工法)が最も一般的である。
  • 防水層の保護コンクリート(押さえコンクリート)を設ける場合、伸縮目地を設けなくてもコンクリートの亀裂は生じない。
正答:アスファルト防水のうち熱工法は、溶融アスファルトを使用するため臭気や火気の問題があるが、施工実績が多く信頼性が高い工法である。

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屋上防水にはいくつかの種類があります。アスファルト防水の「熱工法」は熱で溶かしたアスファルトを使う方法で、昔から使われてきた実績のある工法ですが、熱による臭気や火気の管理が必要です。アがこの説明で正答です。ウレタン塗膜防水は「継ぎ目がない」のは正しいですが、耐候性のある製品は露出でも使えます(イが誤り)。防水改修で「既存を全撤去」するのは撤去工法で、既存の上に重ねるのがかぶせ工法(重ね工法)です(ウの説明が逆)。

標準試験対策の基準レベル

アが正答です。アスファルト防水熱工法は溶融釜でアスファルトを加熱溶融し、アスファルトルーフィングを複数層積層する工法で、施工実績・信頼性が高い反面、VOC(揮発性有機化合物)・臭気・火気管理の問題から近年は常温工法(冷工法・トーチ工法)への移行も進んでいます。イは誤りです。ウレタン塗膜防水は1液型・2液型があり、耐候性グレード(高耐候)製品では露出仕上げ(保護なし・歩行用・一般用)に対応しています。ウは誤りです。防水改修には①撤去工法(既存防水層を全面撤去して新規施工)と②かぶせ工法(既存防水層の上に新規防水層を重ねる)があり、かぶせ工法は既存防水を残すため廃棄物が少なく施工日数が短い一方、既存の膨れ・劣化状況により適否が分かれます。「全面撤去後に施工するのがかぶせ工法」という記述は逆で誤りです。エは誤りです。押さえコンクリートは温度変化による伸縮が避けられないため、伸縮目地を3m程度の間隔で設けないとひび割れが生じます。

上級誤答論破・根拠条文・通達まで深掘り

屋上防水はマンションの長期修繕計画において最重要な工事項目のひとつです。防水層の種類は①アスファルト防水(熱工法・常温工法・トーチ工法)、②合成高分子系シート防水(塩化ビニル樹脂系・ゴム系)、③塗膜防水(ウレタン系・アクリルゴム系)に大別されます。アスファルト防水は耐久性・信頼性が高く高層マンションの屋上に多用されますが、施工時の熱・臭気管理と廃棄物処理コストが課題です。ウレタン塗膜防水は複雑な形状への追従性(継ぎ目なし)が優れており、改修時のかぶせ工法に多用されます。耐候性・耐摩耗性の要求から、一般用(非歩行・保護層あり)・歩行用(高耐候性・高弾性)の区別があり、露出仕上げの場合はトップコートの定期塗り直し(概ね5年周期)が維持管理上の要点です。防水改修の工法選択では、既存防水層の種類・劣化状況・膨れの有無・下地の湿気状態を総合評価します。かぶせ工法で既存ウレタン層の上に新規防水を施工する場合、膨れ部分の処理(排湿処理・脱気筒設置)が必須です。脱気筒は防水層下の湿気を逃がす装置で、密着工法では不要な場合もありますが、絶縁工法(通気緩衝シート工法)では脱気筒の配置計画(50〜100m²につき1個程度)が防水層の膨れ防止に直結します。押さえコンクリート(厚さ60〜80mm)は防水層を外力・紫外線から保護しますが、温度変化(夏季60℃超〜冬季氷点下)による体積変化を吸収するため、縦横3m程度の間隔で伸縮目地を設け、シーリング材を充填します。長期修繕計画では12〜15年周期での防水改修費用を積算し、屋上面積・工法・仮設足場費を含めて修繕積立金に反映させます。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理センター公表の出題範囲(マンション管理士試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-11)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は公益財団法人 マンション管理センター・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはセンターと一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・建替え円滑化法・標準管理規約・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。

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