マン管
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

マン管 建築・設備 問72|防犯設備・オートロック・監視カメラの管理

問題

マン管 | 建築・設備 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-11

マンションの防犯設備(オートロック・監視カメラ等)の管理・運用に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

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答え合わせ

正解は イ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ

自信の3択

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解説

防犯カメラ(監視カメラ)の映像は個人情報に当たる可能性があり、適切な管理ルールが必要です(ウが正しい)。カメラの新設には特別決議が必要な場合があります(エが正しい)。映像データの取扱いルールを規約等で定めることも正しい(アが正しい)。イが不適切な記述で、共用部分の設備費用は通常管理費・修繕積立金から支出しますが、「区分所有者の個人負担とすることはできない」という断定は誤りです。共用部分の負担は規約で別段の定めができ、決議によって一時金を徴収するなどの方法もあります。

イが最も不適切です。オートロック設備の費用については、共用部分の設備として「管理費または修繕積立金から支出することが通常」ですが、「区分所有者の個人負担とすることは絶対にできない」という断定は正確ではありません。区分所有法19条は、共用部分の負担は原則として共用部分の持分に応じるとしつつ、規約で別段の定めをすることを認めています。実務上も、修繕積立金の不足から一時金を区分所有者から徴収するケースがあり、費用負担の方法は規約・決議によって定められます。アは正しい記述で、防犯カメラの映像データ取扱いルールを管理規約・使用細則で定めることは個人情報保護・プライバシー保護の観点から適切です。ウは正しい記述で、防犯カメラ映像は特定の個人を識別できる場合(人の顔・車のナンバー等)は個人情報保護法上の個人情報に該当し、管理組合(個人情報取扱事業者または同等の取扱いが求められる場合)は目的外使用禁止・適切な保管期間設定・漏えい防止措置が必要です。エは正しい記述で、防犯設備の新設が形状又は効用の著しい変更を伴う共用部分の変更に該当する場合は区分所有法17条1項の決議が必要です。2026年4月施行の改正後は、区分所有者及び議決権の各過半数(規約で別段の定めが可能)が出席した集会で、出席した区分所有者及びその議決権の各4分の3以上の多数で決します。形状又は効用の著しい変更を伴わないもの(例えば一般的な防犯カメラの設置工事)は普通決議で行えます。

マンションの防犯設備管理は居住安全・個人情報保護・費用負担という三つの観点が交差する複合テーマです。防犯設備の主要種類:①オートロック(エントランスドア・駐車場出入口等の電磁錠・自動ロック)、②防犯カメラ(監視カメラ:エントランス・駐車場・共用廊下・エレベーター内・ゴミ置き場等)、③インターフォン(来訪者確認・住戸間通話)、④防犯センサー・照明(人感センサー付き照明等)。個人情報保護法の観点:防犯カメラ映像が個人情報(特定の個人を識別できる映像・顔・ナンバー等)に該当する場合、管理組合は「個人情報取扱事業者」に準じた適正管理が求められます(①利用目的の明示:防犯・安全確保目的等を掲示・告知、②保管期間の設定:目的に必要な範囲で期間を定める、③目的外利用・第三者提供の禁止:警察への任意提供を除く、④漏えい・滅失防止:デジタル録画装置の施錠管理・アクセス権限管理、⑤開示請求への対応手続き)。設備の新設の決議要件:形状又は効用の著しい変更を伴わないものは普通決議(2026年4月施行の改正後は、集会に出席した区分所有者及びその議決権の各過半数)、著しい変更を伴うものは区分所有法17条1項の決議(定足数を満たす集会で出席者及びその議決権の各4分の3以上)。修繕・更新は管理組合が管理費または修繕積立金から支出するのが原則で、費用分担の方法を変える場合は規約の変更や総会の決議によります。防犯性能の向上には、防犯性能の高い建物部品(CPマーク付きの製品)の採用や、長期修繕計画での防犯設備の更新時期の明示などが役立ちます。

この問題の根拠条番号はe-Govの本文と機械で照合しています(2026-09-13)。照合の方法
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理センター公表の出題範囲(マンション管理士試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-11)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は公益財団法人 マンション管理センター・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはセンターと一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。マンション管理適正化法・区分所有法・建替え円滑化法・標準管理規約・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

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