賃管士
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

賃管士 賃貸住宅管理業法 問114|廃業等の届出——業法9条・届出事由5つと届出義務者

問題

賃管士 | 賃貸住宅管理業法 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-10-12

賃貸住宅管理業法第9条の廃業等の届出に関する次のア〜オの記述のうち、誤っているものはどれか。

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答え合わせ

正解は オ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ
  • オ

自信の3択

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解説

正答(誤っているもの)はオです。

業法第9条第1項が定める廃業等の届出事由は、①個人業者の死亡、②法人の合併による消滅、③法人の破産手続開始の決定による解散、④法人のその他の理由による解散、⑤廃業の5つです。法人の代表者が死亡しても法人そのものは存続するので、どれにも当たらず、登録も失効しません。オが誤りです。

ア(個人業者の死亡→相続人が知った日から30日以内)・イ(合併消滅→代表役員であった者)・ウ(破産解散→破産管財人)・エ(廃業→本人または代表役員)はいずれも条文どおり正しい記述です。

廃業等の届出(業法第9条第1項)の事由と届出義務者:

号事由届出義務者
一号個人である賃貸住宅管理業者が死亡したときその相続人
二号法人である賃貸住宅管理業者が合併により消滅したときその法人を代表する役員であった者
三号法人である賃貸住宅管理業者が破産手続開始の決定により解散したときその破産管財人
四号法人である賃貸住宅管理業者が合併・破産手続開始の決定以外の理由により解散したときその清算人
五号賃貸住宅管理業を廃止したとき賃貸住宅管理業者であった個人または賃貸住宅管理業者であった法人を代表する役員

届出期限はその日(一号は事実を知った日)から30日以内です。各号に該当したときは、第9条第2項により登録は当然に効力を失います。

各選択肢の整理:

  • ア(正): 一号のとおり。
  • イ(正): 二号のとおり。
  • ウ(正): 三号のとおり。
  • エ(正): 五号のとおり。
  • オ(誤・正答): 法人の代表者の死亡は各号のいずれにも当たらず、登録も失効しない。代表者は役員でもあるので、役員の氏名に変更が生じれば第7条の変更届出の対象になる。

【廃業等届出(第9条)と変更届出(第7条)の区別・登録の効力への影響・条文の柱書と各号の構造】

廃業等の届出(第9条)の法的効果:

第9条第2項は「賃貸住宅管理業者が前項各号のいずれかに該当することとなったときは、第三条第一項の登録は、その効力を失う。」と規定しています。第9条第1項各号の事由に該当すると、届出の有無にかかわらず登録は当然に効力を失い、届出はその事実を国土交通大臣に知らせる手続です。国土交通大臣は、効力を失った登録を抹消します(第24条)。

第9条各号が「法人の代表者の死亡」を含まない理由(条文の構造から):

第9条の各号は、いずれも「賃貸住宅管理業者」という登録を受けた主体そのものが消滅・廃業する場面(個人業者の死亡、法人の合併消滅、法人の解散、廃業)を定めています。法人が賃貸住宅管理業者である場合、その代表者が死亡しても法人格は存続し、登録を受けているのは法人なので、登録は失効しません。

代表者が死亡したときに必要となる届出:

第4条第1項第2号は、法人である場合の「役員の氏名」を登録の申請事項としています。代表者は役員でもあるので、代表者の死亡により役員の氏名に変更が生じれば、第7条第1項により変更の日から30日以内に変更の届出をしなければなりません。新たに役員が就任した場合は、その役員が第6条第1項各号の欠格事由に該当しないかも確認が必要です(第7条第3項で第4条第2項の誓約書等の添付が準用されます)。

条文の柱書と各号の読み方:

第9条第1項の柱書は「賃貸住宅管理業者が次の各号のいずれかに該当することとなったときは、当該各号に定める者は、国土交通省令で定めるところにより、その日(第一号の場合にあっては、その事実を知った日)から三十日以内に、その旨を国土交通大臣に届け出なければならない。」です。届出義務が生じるのは各号の事由に該当した場合に限られ、届出義務者も号ごとに違います。

比べる点変更の届出(第7条)廃業等の届出(第9条)
きっかけ第4条第1項各号の登録事項(商号、役員の氏名、営業所等)の変更業者そのものの死亡・消滅・解散・廃業
登録の効力維持される当然に失効(第9条第2項)
届出しないとき30万円以下の罰金(第44条第1号)20万円以下の過料(第46条)

実務上の留意点:

管理会社の役員に異動があったときは、まず「登録事項の変更(第7条)」か「業者そのものの消滅・廃業(第9条)」かを切り分けます。代表者の死亡を「廃業に当たる」と扱うと不要な手続を進めることになり、「届出不要」と扱うと変更届出を怠ることになります。

確認日: 2026-09-30。出典: 賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律第4条・第6条・第7条・第9条・第24条・第44条・第46条(e-Gov・law_id 502AC0000000060)。

この問題の根拠条番号はe-Govの本文と機械で照合しています(2026-09-13)。照合の方法
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律第4条第1項・第7条第1項・第9条・第24条(e-Gov 法令API v2・law_id 502AC0000000060・2026-09-30取得の現行全文で確認) 確認日: 2026-09-30 出典: e-Gov 法令検索 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-10-12)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 賃貸不動産経営管理士協議会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協議会と一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。賃貸住宅管理業法・サブリース新法・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

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