問題
賃貸住宅管理業法第6条の登録拒否事由(欠格事由)に関する次のア〜オの記述のうち、正しいものはどれか。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
- オ
自信の3択
えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)
解説
正答はアです。
業法第6条第1項第2号に「破産手続開始の決定を受けて復権を得ない者」が登録拒否事由として明示されています。アが正しい記述です。
イは誤りです。拘禁刑以上の刑に処せられた者は、刑の執行を終わり(または執行を受けることがなくなっ)た日から5年を経過しなければ登録できません(第6条第1項第4号)。
ウは誤りです。法人が登録を取り消された場合に欠格となる役員は、取消しの日前30日以内に役員であった者に限られます(第6条第1項第3号括弧書)。
エは誤りです。暴力団員等は登録できず(第5号)、暴力団員等がその事業活動を支配する者も登録できません(第9号)。
オは誤りです。未成年者は、法定代理人が欠格事由に当たらなければ登録を受けられます(第7号)。
登録拒否事由(業法第6条第1項)の各号:
| 号 | 欠格事由 |
|---|---|
| 第1号 | 心身の故障により賃貸住宅管理業を的確に遂行できない者として省令で定めるもの |
| 第2号 | 破産手続開始の決定を受けて復権を得ない者 |
| 第3号 | 登録を取り消され、取消しの日から5年を経過しない者(法人の場合は取消しの日前30日以内の役員を含む) |
| 第4号 | 拘禁刑以上の刑、又はこの法律の規定による罰金の刑に処せられ、執行終了等から5年を経過しない者 |
| 第5号 | 暴力団員又は暴力団員でなくなった日から5年を経過しない者(暴力団員等) |
| 第6号 | 賃貸住宅管理業に関し不正又は不誠実な行為をするおそれがあると認めるに足りる相当の理由がある者 |
| 第7号 | 営業に関し成年者と同一の行為能力を有しない未成年者で、その法定代理人が第1号〜第6号に該当するもの |
| 第8号 | 法人で、その役員のうちに第1号〜第6号に該当する者があるもの |
| 第9号 | 暴力団員等がその事業活動を支配する者 |
| 第10号 | 財産的基礎を有しない者 |
| 第11号 | 営業所又は事務所ごとに業務管理者を確実に選任すると認められない者 |
各選択肢の解説:
- ア(正): 第6条第1項第2号のとおり。破産・未復権は欠格事由。正答です。
- イ(誤): 拘禁刑以上の刑に処せられた場合、執行を終わった日から5年を経過する必要があります(第4号)。
- ウ(誤): 法人の登録取消しで欠格となるのは「取消しの日前三十日以内に当該法人の役員であった者で当該取消しの日から五年を経過しないもの」です(第3号括弧書)。役員であった者すべてではありません。
- エ(誤): 暴力団員等(第5号)に加え、暴力団員等がその事業活動を支配する者(第9号)も欠格事由です。
- オ(誤): 法定代理人の「同意」は要件ではありません。営業に関し成年者と同一の行為能力を有しない未成年者は、法定代理人が第1号〜第6号に該当する場合に拒否されます(第7号)。
【欠格事由の全体像・法人の役員への波及・暴力団排除・未成年者・業務管理者との連動】
業法第6条の構造:
業法第6条第1項は「国土交通大臣は、第三条第一項の登録を受けようとする者が次の各号のいずれかに該当するとき、又は第四条第一項の申請書若しくはその添付書類のうちに重要な事項について虚偽の記載があり、若しくは重要な事実の記載が欠けているときは、その登録を拒否しなければならない」と規定しています。拒否したときは、遅滞なく理由を示して申請者に通知しなければなりません(第2項)。
主な欠格事由と制限期間:
| 類型 | 内容 | 制限期間 |
|---|---|---|
| 心身の故障 | 省令で定める者(第1号) | 該当する間 |
| 破産 | 破産手続開始・未復権(第2号) | 復権まで |
| 登録取消歴 | 第23条第1項・第2項による取消し(第3号) | 取消日から5年 |
| 刑罰 | 拘禁刑以上の刑、又はこの法律による罰金刑(第4号) | 執行終了等から5年 |
| 暴力団員等 | 暴力団員・暴力団員でなくなって5年未満の者(第5号) | 離脱から5年 |
| 不正・不誠実のおそれ | 省令で定める者(第6号) | 該当する間 |
| 暴力団員等が支配 | 事業活動を暴力団員等が支配(第9号) | 該当する間 |
法人の役員への波及(第6条第1項第3号括弧書・第8号):
法人が登録申請する場合、役員のうちに第1号〜第6号に該当する者が一人でもいれば、法人の登録が拒否されます(第8号)。また、登録を取り消された法人の役員については、取消しの日前30日以内に役員であった者が、取消しの日から5年を経過するまで欠格となります(第3号括弧書)。「30日以内」という限定がある点が試験の引っかけどころです。登録後に役員が欠格事由に該当した場合は、登録取消し等の対象となります(第23条第1項第1号。ただし第3号を除く)。
未成年者(第7号):
未成年者であること自体は欠格事由ではありません。「営業に関し成年者と同一の行為能力を有しない未成年者」で、その法定代理人が第1号〜第6号のいずれかに該当する場合に拒否されます。法定代理人の同意があれば登録できる、という仕組みではありません。
業務管理者との連動:
業務管理者も第6条第1項第1号〜第7号に該当しない者でなければなりません(第12条第4項)。さらに、営業所又は事務所ごとに業務管理者を確実に選任すると認められない者は登録を拒否されます(第11号)。
実務での欠格事由確認(登録申請時・役員変更時):
賃管士が所属する会社の登録申請・役員変更時のチェックリスト:
1. 全役員の欠格事由確認(刑罰歴・破産・暴力団関係)
2. 業務管理者の欠格事由確認
3. 役員の変更届出(第7条・変更の日から30日以内)の管理
4. 定期的な役員の欠格事由スクリーニング(特に新任役員時)
これらの管理により、後日の登録取消・業務停止リスクを最小化できます。
- 賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律第6条e-Govで原文を読む
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律第6条第1項各号・第2項 確認日: 2026-09-30(e-Gov 本文で第6条を照合) 出典: e-Gov 法令検索 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-10-12)。
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執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。賃貸住宅管理業法・サブリース新法・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

