賃管士
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

賃管士 賃貸住宅管理業法 問13|登録制度の基本構造

問題

賃管士 | 賃貸住宅管理業法 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-10-12

賃貸住宅管理業の登録制度の基本構造に関する次のア〜オの記述のうち、誤っているものはどれか。

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答え合わせ

正解は エ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ
  • オ

自信の3択

えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)

解説

正答はエ(誤っている記述)です。

賃貸住宅管理業の登録義務が生じる管理戸数の下限は、業法本文には直接の数値の記載がなく、業法第3条第1項ただし書が「国土交通省令で定める規模未満であるときは、この限りでない」と省令(施行規則第3条)に委任しています。「本文に直接明記」という記述は誤りです。

ア(全国一本)・イ(附則の先行施行)・ウ(第1条の目的規定)・オ(国土交通大臣への申請)はいずれも条文どおりの正しい記述です。

登録制度の基本構造:

項目内容根拠
登録機関国土交通大臣(全国一本)業法第3条第1項
目的入居者の居住の安定確保、事業の公正・円滑な実施、特定賃貸借契約の適正化等業法第1条
登録義務の除外規模国土交通省令で定める規模未満は登録不要(規模の数値自体は本文に無い)業法第3条第1項ただし書
申請先国土交通大臣(都道府県知事の経由なし)業法第4条第1項
附則第1条第2号の規定の施行公布の日から起算して6月を超えない範囲内で政令で定める日附則第1条

各選択肢の整理:

  • ア(正): 第3条第1項は「国土交通大臣の登録を受けなければならない」と規定し、都道府県知事の登録制度は設けられていない。
  • イ(正): 附則第1条第2号のとおり。
  • ウ(正): 第1条は入居者の居住の安定確保・事業の公正円滑な実施・特定賃貸借契約の適正化のための措置等を目的として掲げる。
  • エ(誤): 第3条第1項ただし書は登録義務の除外規模を「国土交通省令で定める」としており、本文に数値の直接記載はない。
  • オ(正): 第4条第1項は「国土交通大臣に提出しなければならない」と規定する。

【全国一本の登録制度を採用した理由】

管理業法第3条第1項は「国土交通大臣の登録を受けなければならない」とだけ定め、都道府県知事の登録は置いていません。宅地建物取引業法が都道府県知事免許と国土交通大臣免許の二本立て(事務所が一つの都道府県内にあるか、複数の都道府県にまたがるかで区別)であるのとは異なり、管理業法は事業所の所在地にかかわらず国土交通大臣への登録に統一されています。なお、登録申請書の受理や登録などの権限は、第38条と施行規則第50条により、主たる営業所又は事務所の所在地を管轄する地方整備局長・北海道開発局長に委任されています(都道府県知事ではありません)。

第1条(目的規定)の構造:

第1条は、①賃貸住宅の入居者の居住の安定の確保、②賃貸住宅の賃貸に係る事業の公正かつ円滑な実施、③良好な居住環境を備えた賃貸住宅の安定的な確保、という目的を実現する手段として、(a)賃貸住宅管理業を営む者に係る登録制度、(b)特定賃貸借契約の適正化のための措置等、の二つの柱を掲げています。管理受託型(第2章)とサブリース型(第3章)の両方を規律する管理業法の全体構造が、この目的規定に集約されています。

登録義務の規模要件を省令に委任した理由:

登録義務が生じる管理戸数の下限(現行は200戸・施行規則第3条)を法律本文ではなく省令に委任しているのは、経済情勢や業界の実態変化に応じて機動的に基準を見直せるようにするためです。法律改正には国会審議が必要ですが、省令であれば所管省庁の判断で改定できます。試験では「200戸」という数値が法律本文にあるか省令にあるかが問われるので、根拠が施行規則第3条である点を押さえておきます。

附則第1条による段階的施行:

管理業法は、令和2年(2020年)6月19日に公布された後、直ちに全面施行されたわけではなく、附則第1条により段階的に施行されています。附則第4条の規定(政令への委任等)は公布の日から施行される一方、第1章・第3章・第4章等(サブリース規制を含む部分)は「公布の日から起算して6月を超えない範囲内において政令で定める日」から施行するとされ、実際には令和2年12月15日に施行されました。登録制度を含むそれ以外の規定は、令和3年6月15日に施行されました(施行規則・施行令の附則が定める「法の施行の日」)。サブリース規制(第3章)が登録制度(第2章)より約半年早く施行された、という順序を押さえておきます。

確認日: 2026-09-30。出典: 賃貸住宅管理業法第1条・第3条・第4条・附則第1条(e-Gov 法令API v2)。

この問題の根拠条番号はe-Govの本文と機械で照合しています(2026-09-13)。照合の方法
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 賃貸住宅管理業法第1条・第3条第1項・第4条第1項・附則第1条 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-10-12)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 賃貸不動産経営管理士協議会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協議会と一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。賃貸住宅管理業法・サブリース新法・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

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  • 登録制度の基本構造(目的・全国一本・省令への委任・段階施行
  • 頻出度C

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