賃管士
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

賃管士 賃貸住宅管理業法 問136|賃貸住宅管理業者・特定転貸事業者の定義——業法2条3項・5項

問題

賃管士 | 賃貸住宅管理業法 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-10-12

賃貸住宅管理業法第2条に定める「賃貸住宅管理業者」「特定転貸事業者」に関する次のア〜オの記述のうち、誤っているものはどれか。

キーボード:1〜5で選択・Enterで次へ

タップするとすぐ答え合わせ

答え合わせ

正解は オ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ
  • オ

自信の3択

えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)

解説

正答(誤っているもの)はオです。

業法には、特定転貸事業者が賃貸住宅管理業者としての登録を受けることを禁止する規定はありません。特定転貸事業者が、別に賃貸人から管理業務の委託を受けて賃貸住宅管理業を営む場合には、通常の管理業者と同じく第3条第1項に基づき登録を受ける必要があります(エのとおり)。「登録を受けることができない」というオの記述が誤りです。

ア(賃貸住宅管理業者の定義)・イ(特定賃貸借契約の定義)・ウ(特定転貸事業者の定義)・エ(管理業務を営む場合の登録義務)はいずれも第2条・第3条の条文どおり正しい記述です。

第2条の定義の整理:

用語定義(条文)
賃貸住宅管理業者(第3項)次条(第3条)第1項の登録を受けて賃貸住宅管理業を営む者
特定賃貸借契約(第4項)賃借人が転貸する事業を目的として締結する賃貸住宅の賃貸借契約(賃借人が賃貸人と密接な関係を有する者として省令で定める者であるものを除く)
特定転貸事業者(第5項)特定賃貸借契約に基づき賃借した賃貸住宅を第三者に転貸する事業を営む者

各選択肢の整理:

  • ア(正): 第2条第3項のとおり。
  • イ(正): 第2条第4項のとおり。
  • ウ(正): 第2条第5項のとおり。
  • エ(正): 特定転貸事業者としての地位と、別途管理業務を受託して賃貸住宅管理業を営む地位とは別の法律関係であり、後者を営む以上は第3条第1項の登録義務の一般原則が適用される。
  • オ(誤・正答): 特定転貸事業者であることを理由に賃貸住宅管理業者としての登録が制度上排除される規定は無い。

【賃貸住宅管理業とサブリース事業の法的な独立性・兼業する場合の規制の重なり方・定義規定を丁寧に読む重要性】

「賃貸住宅管理業」と「特定転貸事業(サブリース)」は別の事業類型:

業法第2条は、賃貸住宅の管理をめぐる事業を大きく2つの類型に分けて定義しています。第一は、賃貸人から委託を受けて維持保全・金銭管理を行う「賃貸住宅管理業」(第2条第2項)であり、その登録を受けた者が「賃貸住宅管理業者」(第3項)です。第二は、賃借人として物件を借り上げ、これを第三者に転貸する「特定転貸事業」であり、これを営む者が「特定転貸事業者」(第5項)です。前者は「委託を受けて他人の物件を管理する」事業、後者は「自ら賃借人・転貸人として当事者になる」事業であり、法律関係としての性質が根本的に異なります。

一つの事業者が両方の地位を持つことは制度上排除されていない:

不動産管理会社の中には、ある物件については賃貸人から管理業務の委託を受けて維持保全等を行う「賃貸住宅管理業者」として活動し、別の物件についてはサブリース契約に基づき自ら賃借して転貸する「特定転貸事業者」として活動する、という兼業の形態もありえます。業法第2条・第3条のいずれにも、特定転貸事業者であることをもって賃貸住宅管理業者の登録を制限する規定は置かれていません。したがって、特定転貸事業者が別途管理業務の委託を受けて賃貸住宅管理業を営む場合には、通常の管理業者と同様に第3条第1項の登録義務の一般原則(事業規模が省令で定める規模=施行規則第3条の200戸未満の場合を除き登録を要する)が適用されます。

特定賃貸借契約の定義(第4項)の除外規定の意味:

第2条第4項は、特定賃貸借契約の定義から「賃借人が人的関係、資本関係その他の関係において賃貸人と密接な関係を有する者として国土交通省令で定める者であるものを除く」としています。これは、たとえば親会社・子会社の関係にある法人間で締結される賃貸借契約など、利害関係が一体とみなせるような特殊な関係にある当事者間の契約を、消費者保護的な性格を持つサブリース規制の対象から除外する趣旨の規定です。この除外に該当する契約は、そもそも「特定賃貸借契約」に当たらないため、これに基づいて転貸を行う者も「特定転貸事業者」(第5項)には該当しません。

定義規定を正確に読むことの重要性:

賃貸住宅管理業法は、登録制度(第3条〜第27条)とサブリース規制(第28条〜第36条)という2つの規制の柱を持ちますが、いずれの規制が適用されるかは、まず第2条の定義規定にあてはめて、当該事業者・当該契約がどちらの類型に当たるかを正確に判定することから始まります。「サブリース業者だから管理業者にはなれない」「管理業者だからサブリースはできない」といった、条文に根拠のない思い込みで判断しないことが、業法の正確な理解の出発点です。

確認日: 2026-09-30。出典: 賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律第2条・第3条(e-Gov・law_id 502AC0000000060)。

この問題の根拠条番号はe-Govの本文と機械で照合しています(2026-09-13)。照合の方法
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律第2条第2項〜第5項・第3条第1項(e-Gov 法令API v2・law_id 502AC0000000060・2026-09-30取得の現行全文で確認) 確認日: 2026-09-30 出典: e-Gov 法令検索 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-10-12)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 賃貸不動産経営管理士協議会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協議会と一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。賃貸住宅管理業法・サブリース新法・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

この問題の関連トピック

  • 賃貸住宅管理業者・特定転貸事業者の定義——業法2条3項・5項
  • 頻出度B

この論点をくわしく読む

関連する問題

ページの先頭へ