問題
賃貸住宅管理業の登録取消後の再登録制限に関する次のア〜オの記述のうち、誤っているものはどれか。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
- オ
自信の3択
えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)
解説
正答(誤っているもの)はイです。
廃業等の届出(業法第9条)をした場合、登録は効力を失います(第9条第2項)が、これは「取消し」ではありません。第6条第1項第3号の再登録制限は「第二十三条第一項又は第二項の規定により登録を取り消され」た者に適用されるもので、廃業届出による失効には適用されません。廃業後は欠格事由に該当しなければ再び登録を申請できます。イが誤りです。
ア・ウ・エ・オはいずれも正しい記述です。
登録が効力を失う場合と再登録制限の有無:
| 登録が効力を失う場合 | 再登録制限 | 根拠 |
|---|---|---|
| 登録取消(第23条第1項・第2項) | 取消しの日から5年を経過するまで欠格 | 第6条第1項第3号 |
| 廃業等の届出事由の発生(第9条) | 制限なし(欠格事由なければ再申請可) | 第9条第2項は失効であり取消しではない |
| 有効期間満了(更新しなかった) | 制限なし(欠格事由なければ再申請可) | 第3条第2項の失効 |
各選択肢の解説:
- ア(正): 第6条第1項第3号(登録を取り消され、取消しの日から五年を経過しない者。法人の場合は取消しの日前三十日以内の役員を含む)のとおり。正しい記述です。
- イ(誤・正答): 廃業等の届出による失効は取消しではなく、5年の制限は適用されません。正答(誤っているもの)です。
- ウ(正): 取消しの日から5年を経過し、他の欠格事由がなければ申請できます。正しい記述です。
- エ(正): 取消しの日前30日以内に役員であった者は第3号括弧書により欠格となり、その者を役員とする法人は第6条第1項第8号により登録を拒否されます。正しい記述です。
- オ(正): 業務停止命令は登録取消しではないため、第3号の制限は発生しません。停止期間の経過後は業務を再開できます。正しい記述です。
【登録取消と廃業届出の違い・再登録制限の意義・法人取消後の役員への波及・業務停止と取消の関係】
登録取消(第23条)と廃業等の届出(第9条)の違い:
| 比較 | 登録取消(第23条) | 廃業等の届出(第9条) |
|---|---|---|
| 性格 | 行政処分(国土交通大臣の処分) | 届出事由の発生により登録が効力を失う(第9条第2項) |
| 原因 | 欠格事由の後発的発生・不正登録・法令又は命令違反(第1項)、業務不開始・休止(第2項) | 死亡・合併による消滅・破産による解散・その他の解散・廃止 |
| 手続き | 聴聞(行政手続法第13条第1項第1号イ) | その日(死亡の場合は知った日)から30日以内に届出 |
| 再登録制限 | あり(取消しの日から5年) | なし |
| 公告 | 必要(第25条) | — |
廃業後の再登録:
廃業後に再登録申請する場合(5年の制限なし):
1. 新規登録と同様の手続き(申請書作成・登録免許税の納付)
2. 欠格事由(第6条第1項各号)に該当しないこと
3. 営業所又は事務所ごとに業務管理者を確実に選任できること(第11号)
再登録制限(第6条第1項第3号)の趣旨:
登録取消し後の再登録制限は:
1. 制裁的機能: 法令違反・不正登録による取消しに対する実質的なペナルティ
2. 市場浄化機能: 取消しを受けた業者が直ちに再登録して同じ問題を繰り返すことの防止
3. 信頼回復期間: 一定期間の冷却期間による信頼の再構築
法人取消後の役員への波及(第6条第1項第3号括弧書・第8号):
取消しを受けた法人(A社)について、取消しの日前30日以内に役員であった者(甲)は、取消しの日から5年を経過するまで:
- 甲自身が登録申請しても、第3号により拒否されます
- 甲が別の法人(B社)の役員になっている場合、B社の登録申請も第8号(役員のうちに第1号〜第6号に該当する者がある法人)により拒否されます
この仕組みにより、実質的な経営者が別会社を設立して同じ業務を継続することを防ぎます。「30日以内」という限定がある点に注意してください。
業務停止命令と登録取消の違い:
| 処分 | 登録の有無 | 業務の可否 | 再登録制限 |
|---|---|---|---|
| 業務停止命令(第23条第1項・1年以内) | 登録は維持 | 停止期間中は停止された範囲の業務を行えない | なし |
| 登録取消(第23条第1項・第2項) | 登録抹消(第24条) | 取消し後は業務不可(締結済みの管理受託契約の結了は第27条) | あり |
実務での対応(取消リスク管理):
管理会社が登録取消リスクを回避するための対策:
1. 業法遵守体制(重説・帳簿・分別管理等)の確実な整備
2. 業務管理者の適切な選任・維持
3. 立入検査(第26条)への誠実な対応(虚偽報告の禁止)
4. 業務改善命令・業務停止命令を受けた場合の速やかな是正
- 行政手続法第13条e-Govで原文を読む
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律第6条第1項第3号・第8号・第9条・第23条 確認日: 2026-09-30(e-Gov 本文で第6条・第9条・第23条を照合) 出典: e-Gov 法令検索 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-10-12)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 賃貸不動産経営管理士協議会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協議会と一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。賃貸住宅管理業法・サブリース新法・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

