賃管士
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

賃管士 賃貸住宅管理業法 問46|重要事項説明の義務・説明時期・業法13条

問題

賃管士 | 賃貸住宅管理業法 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-10-12

管理受託契約の重要事項説明(業法第13条)に関する次のア〜オの記述のうち、誤っているものはどれか。

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答え合わせ

正解は エ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ
  • オ

自信の3択

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解説

正答はエ(誤っている記述)です。

業法第13条第1項は、管理受託契約を締結しようとするときは「当該管理受託契約を締結するまでに」書面を交付して説明しなければならないと定めています。「前日以前」という制限はなく、同日に説明して契約を締結することも法律上は禁止されていません。ただし国交省「解釈・運用の考え方」は、説明から契約締結までに1週間程度の期間をおくことが望ましいとしています。

電磁的方法は委託者の承諾があれば可能です(ウ正)。委託者が宅建業者等であれば説明を要しません(オ正)。

重要事項説明(業法第13条)の要件:

要件内容
タイミング管理受託契約を締結するまでに(「前日以前」の制限はない)
方法書面を交付して説明。委託者の承諾を得れば書面に代えて電磁的方法で提供可(第13条第2項)
相手方管理業務を委託しようとする賃貸住宅の賃貸人(法人の場合は代表者又は代理人)
相手方から除外される者賃貸住宅管理業者、特定転貸事業者、宅地建物取引業者、特定目的会社、組合、一定の信託の受託者、独立行政法人都市再生機構、地方住宅供給公社(施行規則第30条)

「当日説明・当日締結」について:

法律上は「締結するまでに」で足ります。ただし解釈・運用の考え方は、委託者が内容を十分に理解して判断できるよう「説明から契約締結までに1週間程度の期間をおくことが望ましい」としています。

各選択肢の整理:

  • ア(正): 締結するまでの書面の交付・説明義務(業法第13条第1項)。
  • エ(誤): 「前日以前でなければならない」という制限はない。
  • ウ(正): 委託者の承諾を得て電磁的方法で提供できる(業法第13条第2項・施行令第2条)。
  • イ(正): 法人の委託者には、代表者又は代理人に説明すれば足りる。
  • オ(正): 宅地建物取引業者は施行規則第30条第3号により説明の相手方から除かれる。

【重要事項説明制度の趣旨:情報の非対称性の解消】

管理受託契約の重要事項説明は、管理業者とオーナーの間の情報の差を埋めるための制度です。管理業務の内容・報酬・条件は専門的で、経験の少ないオーナーは不利な契約を結ぶおそれがあります。締結前に重要な内容を説明することで、オーナーに判断の機会を保障します。説明すべき事項は施行規則第31条の11項目(管理業者の商号・登録番号、対象の賃貸住宅、管理業務の内容・実施方法、報酬、報酬に含まれない費用、再委託、責任・免責、委託者への報告、契約期間、入居者への周知、更新・解除)です。

専門家である委託者の除外(オ):

業法第13条第1項は、説明の相手方から「賃貸住宅管理業者である者その他の管理業務に係る専門的知識及び経験を有すると認められる者として国土交通省令で定めるもの」を除いています。施行規則第30条は、賃貸住宅管理業者・特定転貸事業者・宅地建物取引業者・特定目的会社・組合・一定の信託の受託者・独立行政法人都市再生機構・地方住宅供給公社を定めています。これらの者が委託者となる場合、法律上は書面の交付・説明を要しません。

「前日以前」の制限がない理由と実務:

法律は「締結するまでに」とだけ定めています。一方で、解釈・運用の考え方が1週間程度の期間をおくことが望ましいとしているとおり、実務では次の手順が勧められます。

1. 書面を事前に送付して内容を確認してもらう

2. 説明当日は書面を確認しながら説明し、質問に答える

3. 説明後、検討の時間をおいて契約を締結する

ITを活用した説明(IT重説):

解釈・運用の考え方は、テレビ会議等のITを活用して説明する場合の取扱いとして、①説明者と説明を受ける者が書類と説明内容を十分に理解できる程度に映像を視認でき、双方の音声を十分に聞き取れ、双方向でやりとりできる環境で実施すること、②説明を受ける者が承諾した場合を除き、重要事項説明書等をあらかじめ送付していること、③説明開始前に、相手方が書類を確認しながら説明を受けられる状態にあることと映像・音声の状況を確認していることを挙げています。

確認日: 2026-09-30。出典: 賃貸住宅管理業法第13条、同法施行令第2条、同法施行規則第30条・第31条(e-Gov)、国土交通省「賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律の解釈・運用の考え方」(令和5年3月31日施行版)。

この問題の根拠条番号はe-Govの本文と機械で照合しています(2026-09-13)。照合の方法
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 賃貸住宅管理業法第13条第1項(「当該管理受託契約を締結するまでに」・専門的知識及び経験を有する者の除外)・第2項(電磁的方法)、同法施行規則第30条(除外される者)、国土交通省「解釈・運用の考え方」(令和5年3月31日施行版・第13条関係:説明から契約締結までに1週間程度の期間をおくことが望ましい) 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-10-12)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 賃貸不動産経営管理士協議会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協議会と一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。賃貸住宅管理業法・サブリース新法・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。