賃管士
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

賃管士 賃貸住宅管理業法 問56|業法44条の対象——13条1項違反は含まれない

問題

賃管士 | 賃貸住宅管理業法 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-10-12

賃貸住宅管理業法第44条(30万円以下の罰金)の対象行為に関する次のア〜オの記述のうち、正しいものはどれか。

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答え合わせ

正解は ア
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ
  • オ

自信の3択

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解説

正答はアです。

業法第44条は第1号〜第13号で対象行為を列挙していますが、第4号は「第十四条第一項の規定に違反して、書面を交付せず…又は同条第二項において準用する第十三条第二項に規定する方法により提供する場合において…」(14条の書面の不交付等と、14条2項で準用する13条2項の電磁的方法による提供の不備)を対象とし、13条1項(書面を交付して説明する義務)の違反そのものを処罰する号はありません。

イ・ウ・エ・オはいずれも44条各号の内容と異なる(イは4号の対象が13条1項でなく14条1項、ウは2号の対象が12条2項でなく12条1項、エは6号が虚偽記載・保存も含む、オは8号に22条違反がある)ため誤りです。

業法第44条各号の対象(抜粋):

号対象
1第7条第1項の届出をせず、又は虚偽の届出
2第12条第1項違反(業務管理者不選任)
3第12条第2項違反(業務管理者不在での契約締結)
4第14条第1項違反(書面不交付等)又は第14条第2項準用の第13条第2項の方法違反
5第17条第1項・第2項又は第19条違反
6第18条違反(帳簿を備え付けず、記載せず、虚偽記載、又は保存せず)
7第21条第1項・第2項違反(秘密保持)
8第22条の命令違反
9第26条第1項の報告・検査に関する違反

各選択肢の整理:

  • ア(正): 44条各号を通覧しても、第13条第1項(説明義務そのもの)を独立に処罰する号は存在しない。
  • イ(誤): 4号の対象は第14条第1項(契約締結時書面)の違反と、14条2項で準用する13条2項の方法による提供の不備であり、13条1項の書面交付・説明は対象でない。
  • ウ(誤): 2号の対象は12条第1項違反(不選任)。
  • エ(誤): 6号は「備え付けず、記載せず、若しくは…虚偽の記載をし、又は…保存しなかったとき」の全てを含む。
  • オ(誤): 8号に22条違反が含まれる。

【業法第44条の列挙に第13条第1項が含まれないことの整理】

業法第44条は、業法違反のうち比較的軽度な手続違反を「30万円以下の罰金」で処罰する規定です。第1号から第13号までの列挙を丁寧に確認すると、第13条(重要事項説明)に関する記載は第4号の中にのみ現れます。しかしその文言は「第十四条第一項の規定に違反して、書面を交付せず、若しくは同項に規定する事項を記載しない書面若しくは虚偽の記載のある書面を交付したとき、又は同条第二項において準用する第十三条第二項に規定する方法により提供する場合において、同項に規定する事項を欠いた提供若しくは虚偽の事項の提供をしたとき」であり、主眼は第14条(契約成立時書面)の不交付・不備であって、第14条第2項が準用する第13条第2項(電磁的方法)に関する不備を含むにとどまります。第13条第1項(書面を交付して説明する義務)に違反したこと自体を処罰する号はありません。第41条〜第43条・第46条にも第13条を対象とする規定はありません(第43条は特定賃貸借契約の第30条・第31条の書面が対象)。

罰則の空白と監督処分の役割:

重要事項説明義務違反そのものに直接の刑事罰規定がないとしても、無処分というわけではありません。業法第22条の業務改善命令、第23条第1項の業務停止命令・登録取消しの対象(「法令…に違反したとき」)となり得るため、行政上の監督処分によって是正が図られます。刑事罰と行政処分は別の制度であり、刑事罰の列挙に含まれないことが、直ちに違反への制裁が存在しないことを意味するわけではありません。

試験対策上の注意:

「第○条違反=第44条の対象」という単純な対応で覚えると、13条1項のように対象外の条文を見落としたり、逆に14条と13条を取り違えたりする誤りが生じやすい分野です。各号の文言を条文どおりに確認することが必要です。

確認日: 2026-09-30。出典: 賃貸住宅管理業法第44条(e-Gov 法令API v2)。

この問題の根拠条番号はe-Govの本文と機械で照合しています(2026-09-13)。照合の方法
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 賃貸住宅管理業法第44条第1号〜第13号(e-Gov 現行) 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-10-12)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 賃貸不動産経営管理士協議会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協議会と一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。賃貸住宅管理業法・サブリース新法・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。