賃管士
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

賃管士 賃貸住宅管理業法 問68|管理受託契約の記載事項・施行規則35条の内容

問題

賃管士 | 賃貸住宅管理業法 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-10-12

管理受託契約成立時書面(業法第14条・施行規則第35条)の記載事項に関する次のア〜オの記述のうち、誤っているものはどれか。

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答え合わせ

正解は オ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ
  • オ

自信の3択

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解説

正答はオ(誤っている記述)です。

管理受託契約の締結時の書面の記載事項(業法第14条第1項・施行規則第35条)に、現在の入居者の氏名は含まれていません。管理受託契約はオーナーと管理業者の契約であり、入居者の個人情報を書面に記載する必要はありません。

契約期間(ア・法第14条第1項第3号)、再委託に関する定め(イ・規則第35条第2項第3号)、管理業者の商号・登録番号(ウ・同項第1号)、報酬の額・支払方法(エ・法第14条第1項第4号・規則第35条第1項)は記載事項です。

管理受託契約の締結時の書面の記載事項:

記載事項根拠
管理業務の対象となる賃貸住宅法第14条第1項第1号
管理業務の実施方法同項第2号
契約期間に関する事項同項第3号
報酬に関する事項(報酬の額並びにその支払の時期及び方法を含む)同項第4号・規則第35条第1項
契約の更新又は解除に関する定めがあるときは、その内容同項第5号
管理業者の商号、名称又は氏名並びに登録年月日及び登録番号規則第35条第2項第1号
管理業務の内容同項第2号
管理業務の一部の再委託に関する定めがあるときは、その内容同項第3号
責任及び免責に関する定めがあるときは、その内容同項第4号
委託者への報告(法第20条)に関する事項同項第5号
入居者に対する周知に関する事項同項第6号
現在の入居者の氏名規定なし

各選択肢の整理:

  • ア(正): 契約期間に関する事項は記載事項(法第14条第1項第3号)。
  • イ(正): 再委託に関する定めがあるときはその内容(規則第35条第2項第3号)。
  • ウ(正): 管理業者の商号・登録年月日・登録番号(規則第35条第2項第1号)。
  • エ(正): 報酬の額並びに支払の時期及び方法(法第14条第1項第4号・規則第35条第1項)。
  • オ(誤): 入居者の氏名は記載事項ではない。

【締結時書面に「入居者情報」を記載しない理由】

管理受託契約は「オーナーと管理業者の間の契約」であり、締結時書面の記載事項はオーナーと管理業者が合意した管理業務の内容・条件です。入居者は管理受託契約の当事者ではなく、入居者の氏名・連絡先等を締結時書面に記載する義務はありません。

個人情報の観点:

入居者の氏名・住所等は個人情報(個人情報保護法第2条第1項)に当たります。記載義務のない個人情報を契約書に載せると、書面の保管・閲覧の範囲が広がり、管理上のリスクが増えます。入居者情報は、管理業務の遂行上、管理業者が内部で適切に管理する情報として扱うのが一般的です。

記載事項の設計思想:

業法第14条第1項・施行規則第35条の記載事項は、オーナーと管理業者の権利義務関係を明確にするための情報に絞られています。「管理業務の対象となる賃貸住宅」はどの物件の管理を委託するかを特定するために必要ですが、各住戸の入居者の氏名は権利義務関係の特定には不要です(個々の入居者との賃貸借契約は別の書面で管理します)。

重説書面との違い:

管理受託契約締結前の重説書面(施行規則第31条)には「報酬に含まれていない管理業務に関する費用であって、賃貸住宅管理業者が通常必要とするもの」(第5号)が含まれますが、締結時書面の記載事項には同じ項目はありません。国交省「解釈・運用の考え方」は、法第14条第1項各号と規則第35条各号の事項が記載された契約書であれば、その契約書をもって締結時書面とすることができるとしています。

実務的な管理受託契約書:

実際の契約書では、法定事項に加えて、次のような事項を任意に記載することも多くあります。

  • 管理業務の具体的なスケジュール
  • 緊急時の連絡体制
  • 修繕費の立替・精算ルール
  • 個人情報の取扱い方針(入居者情報の管理方法)

締結時書面を交付しない、又は記載事項を欠く・虚偽の記載のある書面を交付した場合は、業法第44条第4号の30万円以下の罰金の対象です。

確認日: 2026-09-30。出典: 賃貸住宅管理業法第14条・第44条、同法施行規則第31条・第35条(e-Gov)、個人情報の保護に関する法律第2条(e-Gov)、国土交通省「賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律の解釈・運用の考え方」(令和5年3月31日施行版)。

この問題の根拠条番号はe-Govの本文と機械で照合しています(2026-09-13)。照合の方法
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 賃貸住宅管理業法第14条第1項(締結時の書面の記載事項)、同法施行規則第35条(報酬の額・支払の時期及び方法、国土交通省令で定める事項) 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-10-12)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 賃貸不動産経営管理士協議会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協議会と一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。賃貸住宅管理業法・サブリース新法・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。