賃管士
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

賃管士 建築・設備 問30|階段の基準——建築基準法施行令23条・25条の緩和規定と適用除外

問題

賃管士 | 建築・設備 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-10-12

建築基準法施行令23条〜25条の階段に関する規定について、次のア〜オの記述のうち、正しいものはどれか。

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答え合わせ

正解は ア
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ
  • オ

自信の3択

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解説

正答はアです。

建築基準法施行令25条4項は「前三項の規定は、高さ一メートル以下の階段の部分には、適用しない」と定めています。つまり手すりの設置義務(1項)等は、高さ1メートル以下の階段部分には適用されません。アが正しい記述です。

イは誤りで、23条1項ただし書は住宅の階段(共同住宅の共用階段を除く)の蹴上げ・踏み面について緩和を認めています。ウは誤りで、25条3項ただし書は蹴上げ15cm以下かつ踏み面30cm以上の場合に中間手すりを不要としています。エは誤りで、23条2項は「踏み面の狭い方の端」から測ると定めています。オは誤りで、25条2項は「手すりが設けられた側を除く」としています。

施行令25条の構造(階段等の手すり等):

項内容
1項階段には手すりを設けなければならない
2項階段・踊場の両側(手すりが設けられた側を除く)には側壁又はこれに代わるものを設ける
3項階段の幅が3mを超える場合は中間に手すりが必要。ただし蹴上げ15cm以下かつ踏み面30cm以上のものは不要
4項前三項の規定は、高さ1m以下の階段の部分には適用しない

23条の関連規定:

項内容
1項ただし書住宅の階段(共同住宅の共用の階段を除く)は蹴上げ23cm以下・踏み面15cm以上とすることができる
2項回り階段の踏み面は狭い方の端から30cmの位置で測る

各選択肢:

  • ア(正): 25条4項のとおり。
  • イ(誤): 23条1項ただし書で住宅の階段は緩和されている。
  • ウ(誤): 25条3項ただし書で例外がある。
  • エ(誤): 「狭い方」の端から測る(23条2項)。「広い方」ではない。
  • オ(誤): 「手すりが設けられた側を除く」とされている(25条2項)。

【施行令23条〜25条の階段規定の全体構造・住宅階段の緩和の趣旨・手すりの適用範囲と高さ1m以下の適用除外・回り階段の踏み面の測定方法・賃貸管理での確認ポイント】

1. 23条——階段及びその踊場の幅並びに蹴上げ・踏み面の寸法

23条1項は、階段の種別(小学校の児童用、中学校・高校・物品販売店舗等の客用、直上階居室200㎡超の階段等、それ以外)ごとに、階段・踊場の幅、蹴上げの寸法、踏み面の寸法の最低基準を表で定めています。その上でただし書は、屋外階段の幅(直通階段90cm以上、その他60cm以上)及び「住宅の階段(共同住宅の共用の階段を除く)の蹴上げは23センチメートル以下、踏面は15センチメートル以上とすることができる」という緩和を認めています。共同住宅でも、共用の階段はこの緩和の対象外で、表の区分どおりの寸法が必要です。

2. 23条2項——回り階段の踏み面の測定方法

回り階段(踊場が扇形等になっている階段)の踏み面の寸法は、「踏面の狭い方の端から三十センチメートルの位置において測るものとする」と定められています。「広い方の端から」測るとするエは、この文言と逆なので誤りです。

3. 25条——階段等の手すり等

25条1項は「階段には、手すりを設けなければならない」と原則を定め、2項は「階段及びその踊場の両側(手すりが設けられた側を除く)には、側壁又はこれに代わるものを設けなければならない」と定めています。3項は階段の幅が3メートルを超える場合に中間に手すりを設ける義務を課していますが、「けあげが十五センチメートル以下で、かつ、踏面が三十センチメートル以上のもの」はこの限りでないとするただし書があります。

4. 25条4項——高さ1メートル以下の階段への適用除外

4項は「前三項の規定は、高さ一メートル以下の階段の部分には、適用しない」と定めています。条文は「高さ1メートル以下の階段の部分」としているので、階段全体の高さが1メートルを超える場合でも、1メートル以下の部分には1項〜3項(手すり・側壁・中間の手すり)の規定が適用されません。

5. 賃貸管理における確認ポイント

物件の階段(共用階段・住戸内階段)の寸法・手すりの有無が現行の施行令の基準を満たしているかは、既存不適格建築物の判断や、リノベーション時の設計確認において重要な確認事項です。特に住宅の専有部分内の階段は緩和規定(蹴上げ23cm以下・踏み面15cm以上)の対象となり得るため、共用階段の基準とは区別して確認する必要があります。

この問題の根拠条番号はe-Govの本文と機械で照合しています(2026-09-13)。照合の方法
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 建築基準法施行令25条1項・3項・4項、23条1項・2項(e-Gov 法令API v2・law_id 325CO0000000338・2026-09-30取得の現行全文で確認) 確認日: 2026-09-30 出典: e-Gov 法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/325CO0000000338#Mp-At_25 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-10-12)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 賃貸不動産経営管理士協議会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協議会と一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。賃貸住宅管理業法・サブリース新法・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

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