管業 管理委託契約・実務 問11:標準管理委託契約書
(令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-10)
標準管理委託契約書(別表第2)に定める管理員業務に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- ア管理員業務には、共用部分の日常的な点検・確認業務が含まれる。
- イ管理員業務には、区分所有者や居住者からの問合せ・受付業務が含まれる。
- ウ管理員業務には、不審者の確認等の防犯に関する業務が含まれる。
- エ管理員業務として、管理員は管理組合の理事会に出席して議決権を行使する権限を持つ。正答
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管理員業務(別表第2)は、マンションの現場での日常的な業務を指します。共用部分の点検・確認、居住者からの問合せ対応、防犯確認などが含まれます。管理員は管理業者の雇用者(または外部委託先)であり、管理組合の構成員(区分所有者)ではないため、理事会での議決権を持つことはありません。エが誤りです。ア・イ・ウは管理員業務として適切な記述です。正答はエです。
標準管理委託契約書(別表第2)が定める管理員業務の主な内容は、①共用部分(エントランス・廊下・エレベーター・駐車場等)の日常的な外観目視点検・確認と異常の報告、②区分所有者・居住者からの相談・苦情・問合せの受付・一次対応、③宅配物・郵便物等の受領・取次ぎ、④不審者の確認・声かけ等の防犯活動、⑤緊急時の初動対応(消防署・警察への連絡等)などです。管理員は管理業者が配置する従業員または外部委託業者であり、管理組合の意思決定機関(総会・理事会)の構成員でも役員でもないため、議決権行使の権限は一切持ちません。エの「管理員が理事会で議決権行使」は根本的に誤りです。正答はエです。
管理員業務の法的性質は、管理委託契約の一部として管理業者が管理組合に提供する継続的役務であり、管理員自身は管理業者との雇用契約または業務委託契約に基づいて業務を行います。労働法上の問題として、管理員が「労働者派遣」として扱われる場合と「請負」として扱われる場合で、指揮命令系統・安全配慮義務の所在が異なります。管理組合が管理員に直接業務指示を出す形態は偽装請負(労働者派遣法違反)のリスクがあり、管理業者を通じた指示系統の維持が必要です。また、管理員の個人情報取扱いについては個人情報保護法の適用があり、居住者名簿の閲覧・持出しは厳格に管理する必要があります。管理員業務の実施時間(勤務時間帯)は別表に明記され、夜間・休日対応は別途緊急対応業務として規定されるのが一般的です。なお、管理員を常駐させない「巡回方式」も標準書式上認められており、この場合は週何回・何時間の巡回かを明記することが実務上必須です。管理員の配置水準は管理計画認定制度(適正化法5条の3)における評価項目の一つとなっており、認定取得を目指す管理組合にとって管理員業務の充実は重要な要素です。
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-10)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。
執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。