管業 管理委託契約・実務 問12:標準管理委託契約書
(令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-10)
標準管理委託契約書(別表第3)に定める建物・設備管理業務に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- ア建物・設備管理業務は、エレベーター・消防設備・給排水設備等の法定点検や清掃業務を含むが、これらはすべて管理業者が直接実施しなければならない。
- イ建物・設備管理業務のうち、法令に基づく定期点検(法定点検)を実施した場合、その結果を管理組合に報告する義務はない。
- ウ建物・設備管理業務には、清掃(日常清掃・定期清掃)、建物外観の定期点検、設備の法定点検・保守管理等が含まれる。正答
- エ建物・設備管理業務は、管理組合が直接業者に委託することが禁止されており、必ず管理業者を通じて実施しなければならない。
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建物・設備管理業務(別表第3)には、日常清掃・定期清掃、エレベーターの保守点検、消防設備の法定点検・整備、給排水設備の清掃・点検、外壁・屋根の定期点検等が含まれます。アのように管理業者が「すべて直接実施」しなければならない規定はなく、専門業者への個別再委託が広く行われています。イの報告義務なし、エの組合直接委託禁止もいずれも根拠のない記述です。正答はウです。
標準管理委託契約書(別表第3)が定める建物・設備管理業務の典型例は、①日常清掃(エントランス・廊下・エレベーター内の定期清掃)、②定期清掃(外壁・ガラス・駐車場等の年数回の清掃)、③エレベーターの保守点検(法定点検含む)、④消防設備の点検・整備(消防法17条の3の3に基づく定期点検)、⑤給排水設備の法定清掃・点検(水道法・建築基準法)、⑥受変電設備の定期点検などです。これらは多くの場合、専門業者(エレベーターメーカー・消防設備士が在籍する点検業者等)に個別再委託されます。基幹事務の一括再委託禁止(適正化法74条)の規制対象外であるため、個別再委託は自由です。法定点検の結果は管理組合に書面で報告する義務があり(適正化法77条等準用・標準書式の報告条項)、イは誤りです。エの禁止規定も存在しません。正答はウです。
建物・設備管理業務における法定点検の種類と根拠法令を整理すると、①消防設備点検(消防法17条の3の3)、②建築設備定期検査(建築基準法12条)、③特定建築物定期調査(同法12条・建物の外壁・屋根等)、④エレベーター定期検査(同法12条)、⑤水道施設の定期水質検査(水道法20条)、⑥貯水槽清掃(水道法施行規則)、⑦排水設備清掃(建築物における衛生的環境の確保に関する法律)などが挙げられます。管理業者はこれらの法定点検をシステマティックに管理し、実施結果を管理組合に報告するとともに、指摘事項への対応(修繕推奨・工事発注補助)まで一貫して担うことが標準サービスとされています。点検記録・報告書は法定保存期間に従い適切に保管する義務があり(例:消防設備点検記録は3年間)、管理業者の帳簿保管義務(適正化法75条)とも連動します。また、省エネ法(エネルギーの使用の合理化等に関する法律)対応として、特定のマンション規模では省エネ設備の定期報告義務が課されており、管理業者が管理組合に代わって代行申告することも実務上増えています。2025年度以降は建物の脱炭素化(ZEB化・断熱改修)に係る法改正が順次施行されており、既存マンションの設備管理業務も影響を受けることが予想されます。
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-10)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。
執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。