問題
基幹事務における「出納」に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)
解説
出納は、収納した管理費等の保管や、管理組合の経費の支払などのお金の出し入れの事務です。支払は管理組合の予算や承認に基づいて行うもので、管理業者が自分の報酬を勝手に差し引くことはできません。収納と出納は同じ意味ではなく、出納は口座間の移し換えだけでもありません。正答はウです。
基幹事務は、会計の収入及び支出の調定、出納、マンションの維持又は修繕に関する企画又は実施の調整です(適正化法2条6号)。出納は、管理費等の収納、保管、管理組合の経費の支払など、現実の金銭の出し入れを指し、収納と同義ではありません(ア誤り)。口座間の移し換えに限られるものでもありません(エ誤り)。受け取った管理費等は管理組合の財産で、管理業者は分別して管理し(76条)、委任事務の処理に当たって受け取った金銭は委任者に引き渡す義務があります(民法646条1項)。管理組合の承認なく自社の委託費を差し引くことは、この義務と合いません(イ誤り)。支払は管理組合の収支予算や承認に基づいて行うのが原則です。正答はウです。
管理業者は管理組合の代理人として支払を行う立場にあります。代理権のない者が他人の代理人としてした契約は、本人が追認しなければ本人に効力を生じません(民法113条1項)。そのため、総会で承認された収支予算の範囲内の支払や、予算外の支出について管理組合の承認を得た支払として処理するのが基本です。管理業者は毎月、その月の会計の収入及び支出の状況に関する書面を作成し、翌月末日までに管理者等に交付しなければなりません(施行規則87条5項)。管理者等が置かれていない場合や管理業者自身が管理者等である場合は、事業年度の終了の日から2か月を経過する日まで事務所ごとに備え置き、区分所有者等の求めに応じて閲覧させます(同項後段)。受け取った金銭の引渡し義務(民法646条1項)と、委任事務に必要な費用の償還請求(民法650条1項)は別の債権で、管理業者が無断で差し引いて処理することは、分別管理(適正化法76条)の趣旨にも反します。収納と出納の混同(ア)、無断の差引き(イ)、口座間移動への限定(エ)は誤りです。正答はウです。
- 民法第646条・第113条・第650条e-Govで原文を読む
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-10-12)。
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執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

