管理委託契約・実務29基幹事務

管業 管理委託契約・実務 問29:基幹事務

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-10

修繕積立金の収納・保管に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • 修繕積立金は長期間にわたり積み立てるものであるため、管理費と同一口座で管理するのが合理的とされている。
  • 管理業者は、修繕積立金をマンション管理組合の承認なく、工事代金の支払いに充てることができる。
  • 修繕積立金は管理費とは別に管理すること(区分経理)が推奨されており、保管口座を設けることが望ましい。正答
  • 修繕積立金は、運用利益を最大化するため、管理業者の判断で株式投資・不動産投資に充てることができる。
正答:修繕積立金は管理費とは別に管理すること(区分経理)が推奨されており、保管口座を設けることが望ましい。

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修繕積立金は将来の大規模修繕のために長期間積み立てるお金です。管理費とは別口座で区分管理することが推奨されており、独立した保管口座(管理組合名義)で安全に保管することが望ましいとされています。管理組合の承認なしに工事費用に充てることも、業者の判断で投資に充てることも許されません。正答はウです。

標準試験対策の基準レベル

修繕積立金の適切な収納・保管については、標準管理委託契約書および国土交通省ガイドラインにおいて、管理費との区分経理が強く推奨されています。具体的には、修繕積立金専用の保管口座(管理組合名義)を設置し、管理費収納口座と明確に分離することが望ましいとされています。アの「同一口座管理が合理的」は区分経理の観点から誤りです。イの「管理組合承認なしの充当」は、修繕積立金の取崩し(使途変更)には総会の議決が必要であるため誤りです(標準管理規約28条)。エの株式・不動産投資については、修繕積立金の保全性(元本保証・換金性)が最優先であり、リスク資産への運用は管理組合財産の適切な管理に反します。正答はウです。

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修繕積立金の収納・保管・運用については複合的な規制が絡みます。収納方法(口座の名義・分別)は財産分別管理規制(適正化法76条)の問題であり、取崩し・運用については管理規約(標準管理規約28条・29条)と区分所有法が規律します。修繕積立金の取崩しには、原則として管理組合総会の普通決議(管理規約の定めによる)が必要であり、理事会のみの決定では不足します。修繕積立金の運用(金融商品への投資)については、標準管理規約は「修繕積立金を目的外に使用してはならない」と定めており、元本保証型の預貯金・国債等に限定することが一般的です。金融商品取引法は、修繕積立金を金融商品(投資信託・株式等)に運用する場合には金融機関等の関与を必要とし、管理業者が勝手に運用先を決定することは違法です。近年問題となっているのは、修繕積立金の不足(積立額の慢性的な不足による将来の大規模修繕不能リスク)であり、2021年のマンション管理適正化法改正・管理計画認定制度では「修繕積立金の段階的引き上げ計画の策定」が認定要件の一つとして設けられ、管理業者による適切な積立計画の提案が一層求められています。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-10)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。

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