管理組合会計・財務16管理組合の会計処理

管業 管理組合会計・財務 問16:管理組合の会計処理

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-10

マンション管理組合(会計年度:4月1日〜3月31日)は、10月1日に向こう1年分の火災保険料12万円を一括で現金払いした。決算日(3月31日)において計上すべき前払費用の金額として最も適切なものはどれか。

  • 30,000円
  • 60,000円正答
  • 90,000円
  • 120,000円
正答:60,000円

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10月1日に1年分(12か月分)の保険料12万円を払いました。このうち「当期(10月〜3月)の6か月分」は当期費用、「翌期(4月〜9月)の6か月分」は来期に繰り越す前払費用です。12万円÷12か月×6か月(翌期の4〜9月分)=6万円が前払費用です。正答はイ(60,000円)です。

標準試験対策の基準レベル

前払費用は、既に支払済みだが当期に対応するサービスの提供が終わっていない部分を資産として繰り越すための科目です。本問では保険期間が10月1日から翌年9月30日の12か月です。決算日3月31日時点で未経過の保険期間は4月1日〜9月30日の6か月分です。前払費用=120,000円×6か月/12か月=60,000円。決算整理仕訳は「前払費用(借方)60,000円/保険料(貸方)60,000円」です。当期費用として残る保険料は「120,000円-60,000円=60,000円(10月〜3月分)」です。翌期首の再振替仕訳は「保険料(借方)60,000円/前払費用(貸方)60,000円」です。選択肢アの30,000円は3か月分、ウの90,000円は9か月分、エの120,000円は全額前払いとしており、いずれも誤りです。

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前払費用の計算は「月割り按分」が原則ですが、保険料の場合は保険期間(始期〜終期)の日割り計算が厳密には正確です。試験では月割りで出題されるケースがほとんどです。前払費用が生じる典型的な場面は管理組合の実務においては①火災保険・地震保険の一括払い、②管理委託費の年払い(月払いでなく年払い契約の場合)、③駐車場施設の年間リース料前払いなどがあります。前払費用は「流動資産」に計上されますが、1年を超えて繰り越す部分(例:3年払いの保険料の2年超部分)は「長期前払費用(投資その他の資産)」として固定資産に区分します。貸借対照表の流動資産と固定資産の区分(ワン・イヤー・ルール)と前払費用の絡みは応用問題として出題されます。また管理組合が修繕工事等の前渡し金(内金)を支払った場合は「前払金(前渡金)」として計上しますが、これは継続的なサービス契約ではなく単発取引に対する前払いであるため「前払費用」とは区別します。前払費用・前払金・前払管理費の3つの科目の使い分けを正確に理解しておくことが管業試験対策で有効です。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-10)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。

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