管理組合会計・財務18管理組合の会計処理

管業 管理組合会計・財務 問18:管理組合の会計処理

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-10

マンション管理組合が行った次の取引のうち、「未払金」勘定を使用して処理すべきものとして最も適切なものはどれか。

  • 月額20万円の管理委託契約(翌月払い)において、当期末(3月31日)に3月分の委託費が未払いとなっている場合の計上。
  • 当期中に完了した外壁修繕工事(工事代金150万円)の代金が決算日現在まだ支払われていない場合の計上。正答
  • 当期末(3月31日)に翌期分(4月1日〜3月31日)の火災保険料9万6千円のうち経過分の計上。
  • 普通預金の利息が当期分として確定しているが入金が翌期になる場合の計上。
正答:当期中に完了した外壁修繕工事(工事代金150万円)の代金が決算日現在まだ支払われていない場合の計上。

AI解説(初心者・標準・上級)

理解度に合わせて3レベルの解説を無料で読めます。根拠条文・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインも明記。

初心者向けまずはここから。やさしく要点を解説

「未払金」と「未払費用」はどちらも「まだ払っていないお金」ですが、使い分けがあります。「未払費用」は継続的なサービス(管理委託や電気代など)の当期分がまだ払われていない場合。「未払金」は一度限りの取引(工事代金・備品購入など)の代金がまだ払われていない場合に使います。選択肢イの外壁修繕工事代金(一回限りの工事)は「未払金」が正解です。正答はイです。

標準試験対策の基準レベル

未払費用と未払金の区別は、継続的サービス契約か単発取引かで判断します。選択肢ア:管理委託費は継続的なサービス契約に基づく費用であり「未払費用」を使います。選択肢イ:外壁修繕工事は一回限りの契約であり、工事完了で代金が確定した後に支払う金額は「未払金(負債)」です。仕訳は「修繕費(借方)1,500,000円/未払金(貸方)1,500,000円」となります。選択肢ウは前払費用の計算問題(翌期分の保険料の繰延)であり、未払いとは無関係です。選択肢エは「未収収益(資産)」の計上場面であり、利息の収益計上は未払金とは関係ありません。

上級誤答論破・根拠条文・通達まで深掘り

未払金と未払費用の区別は貸借対照表の表示にも影響します。どちらも「流動負債」ですが、別の行に表示されます。管理組合の財務諸表において未払金が大きい場合、大規模な修繕工事が行われたことを示すシグナルになります。逆に未払金が恒常的に発生している場合は支払能力の問題が懸念されます。なお「未払金」と「買掛金」の区別も関連論点で、買掛金は商品仕入(継続的な商品売買取引の掛代金)に使う科目であり管理組合では通常使用しません。管理組合が消耗品等を購入して翌月払いとする場合は厳密には「未払金」ですが、実務上は「未払費用」と一括で処理するケースも見られます。大規模修繕工事の未払金処理は金額が大きく財務的インパクトが高いため、修繕積立金会計で工事費用を計上する場合は修繕積立金の取崩し仕訳も並行して必要です。具体的には「修繕積立金(取崩額)(借方)/修繕費(貸方)」の形で修繕積立金会計内での費用充当を表示し、管理費会計との区分を明確に保つことが区分経理の要請です。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-10)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。

関連論点

未払金と未払費用の区別頻出度B

管理組合会計・財務の他の問題

1
複式簿記の基礎
2
複式簿記の基礎
3
複式簿記の基礎
4
複式簿記の基礎
5
複式簿記の基礎
6
複式簿記の基礎
管理組合会計・財務の一覧

科目別に解いて、管業に合格

5科目のオリジナル問題。各問に根拠条文・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインとAI解説(3レベル)付き・閲覧無料。