管業
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

管業 管理組合会計・財務 問18|未払金と未払費用の区別

問題

管業 | 管理組合会計・財務 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-10-12

マンション管理組合が行った次の取引のうち、「未払金」勘定を使用して処理すべきものとして最も適切なものはどれか。

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答え合わせ

正解は イ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ

自信の3択

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解説

「未払金」は、一度限りの取引(工事代金・備品購入など)の代金がまだ払われていない場合に使う負債の科目です。選択肢イの外壁修繕工事代金(一回限りの工事)は「未払金」が正解です。アの管理費の未入金は「未収管理費(資産)」、ウの翌期分保険料の繰延べは「前払費用(資産)」、エの利息の未収は「未収収益(資産)」で、どれも「まだ払っていない」ものではありません。正答はイです。

未払費用と未払金の区別は、継続的サービス契約か単発取引かで判断します。選択肢ア:管理費の未入金は、管理組合が区分所有者に対して持つ債権(資産)であり「未収管理費(未収金)」を使います。未払金(負債)ではありません。選択肢イ:外壁修繕工事は一回限りの契約であり、工事完了で代金が確定した後に支払う金額は「未払金(負債)」です。仕訳は「修繕費(借方)1,500,000円/未払金(貸方)1,500,000円」となります。選択肢ウは支払済みの翌期分保険料の繰延べであり「前払費用(資産)」を使います。未払いとは無関係です。選択肢エは「未収収益(資産)」の計上場面であり、利息の収益計上は未払金とは関係ありません。

未払金と未払費用の区別は貸借対照表の表示にも影響します。どちらも「流動負債」ですが、別の行に表示されます。管理組合の財務諸表において未払金が大きい場合、大規模な修繕工事が行われたことを示すシグナルになります。逆に未払金が恒常的に発生している場合は支払能力の問題が懸念されます。なお「未払金」と「買掛金」の区別も関連論点で、買掛金は商品仕入(継続的な商品売買取引の掛代金)に使う科目であり管理組合では通常使用しません。管理組合が消耗品等を購入して翌月払いとする場合も、単発の購入代金の未払いなので「未払金」です。外壁修繕工事のように一定年数の経過ごとに計画的に行う修繕の費用は、修繕積立金から支出するものであり(標準管理規約(令和7年10月17日改正版)28条1項一号)、修繕積立金会計で「修繕費(借方)/未払金(貸方)」と計上し、支払時に「未払金(借方)/普通預金(貸方)」と消し込みます。修繕積立金は管理費と区分して経理しなければならない(28条4項)ため、この工事の未払金を管理費会計に計上しないよう注意します。

この問題の根拠出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-10-12)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

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