管業 管理組合会計・財務 問20:管理組合の会計処理
(令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-10)
管理組合会計における経過勘定に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- ア前受収益はサービス提供前に支払った費用であり、貸借対照表の資産に計上される。
- イ前払費用は収益の前受け分であり、貸借対照表の負債に計上される。
- ウ未収収益はまだ受け取っていない収益であり、貸借対照表の資産に計上される。正答
- エ未払費用はまだ提供を受けていないサービスの費用であり、貸借対照表の負債に計上される。
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4つの経過勘定を整理します。①前払費用:お金は払った・サービスはまだ→資産(負債ではない)。②未収収益:サービスは提供した・お金はまだもらっていない→資産。③前受収益:お金は受け取った・サービスはまだ提供していない→負債。④未払費用:サービスは受けた・お金はまだ払っていない→負債。選択肢ウの「未収収益は資産」だけが正しい記述です。正答はウです。
各選択肢を検討します。選択肢ア:前受収益はお金を先にもらったがサービスをまだ提供していない部分であり「負債(流動負債)」です。「サービス提供前に支払った費用」という説明は前払費用の説明であり、かつ資産としている点も誤りです。選択肢イ:前払費用は既払いの費用の未経過分であり「資産(流動資産)」です。収益の前受けは「前受収益(負債)」であり前払費用とは別物です。選択肢ウ:未収収益はサービスを提供したが未受取の収益部分であり「資産(流動資産)」です。これが正答です。選択肢エ:未払費用は既にサービスを受けているが支払いが未了の費用分であり「負債(流動負債)」という区分は正しいですが、「まだ提供を受けていない」という記述が誤りです。
4つの経過勘定の体系的理解は以下の2軸で整理できます。横軸「支出か収入か」×縦軸「先行するのが資金移動かサービスか」の4象限です。①前払費用(支出先行・サービス後):借方資産。②未払費用(サービス先行・支出後):貸方負債。③前受収益(収入先行・サービス後):貸方負債。④未収収益(サービス先行・収入後):借方資産。管理組合で特に頻出の組み合わせは「前払費用(保険料の月割繰延)」と「前受管理費(管理費の前払い受取)」と「未払管理委託費(管理委託費の翌月払い)」です。試験では複数の経過勘定が同時に登場する決算整理仕訳の総合問題が出題されることがあります。また経過勘定の逆仕訳(翌期首の再振替)を誤る問題も多く、再振替仕訳は「決算整理仕訳と左右を入れ替えたもの」という原則を忘れずに適用することが重要です。中小企業会計や公益法人会計においても同様の経過勘定概念が使われますが、管理組合特有の科目名称(前受管理費・未収管理費等)への読み替えがスムーズにできるよう訓練しておきましょう。
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-10)。
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執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。