問題
マンション管理組合の収支計算書(収支報告書)の構造に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
キーボード:1〜4で選択・Enterで次へ
答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)
解説
収支計算書の構造は「収入の部合計-支出の部合計=当期収支差額」、そして「当期収支差額+前期繰越収支差額=次期繰越収支差額」という流れです。選択肢アがこの流れを正確に説明しています。管理組合に「配当」はなく、剰余金は次期に繰り越されます。正答はアです。
収支計算書の計算構造を整理します。「収入の部」:管理費収入・修繕積立金収入・駐車場使用料収入・受取利息・雑収入等の合計。「支出の部」:管理委託費・修繕費・保険料・水道光熱費・予備費等の合計。「当期収支差額」=収入合計-支出合計。「次期繰越収支差額」=当期収支差額+前期繰越収支差額。選択肢イは当期収支差額を企業の純利益と同一視し配当があるとしており誤りです(非営利組織に配当の概念はありません)。選択肢ウは誤りです。収入合計と支出合計の差額が当期収支差額であり、両者が一致する必要はありません(一致しないからこそ収支差額が生じます)。選択肢エの「区分所有者への資金配分」は収入ではなく誤りです。
修繕積立金は管理費と区分して経理しなければならない(標準管理規約(令和7年10月17日改正版)28条4項)ため、管理費会計と修繕積立金会計の収支を分けて示し、理事長が収支決算案を監事の会計監査を経て通常総会に報告し、承認を得ます(59条)。管理費会計の当期収支差額がプラスの場合、その余剰は翌年度における管理費に充当します(61条1項)。マイナスの場合は前期からの繰越額で補うことになり、管理費等に不足を生じた場合には、管理組合は組合員に対し、管理費等の負担割合によりその都度必要な金額の負担を求めることができます(61条2項)。発生主義で作成する場合は、未収管理費・未払費用等の経過勘定を通じて、その期に帰属する収入・支出が収支計算書に反映されます。区分所有者への財務説明の観点からは、期間の収支を正確に示す発生主義によることが適切です。管理業務主任者として収支計算書の構造(収入-支出=当期収支差額、当期収支差額+前期繰越収支差額=次期繰越収支差額)を確実に押さえることが、実務・試験の両面で重要です。
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-10-12)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

