問題
マンション管理組合の貸借対照表における資産の分類に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)
解説
資産を「流動資産」と「固定資産」に分ける基準は「1年ルール(ワン・イヤー・ルール)」です。1年以内に現金になる(または使い切る)ものは流動資産、1年超のものは固定資産です。選択肢アがこの1年ルールを正確に説明しています。普通預金はいつでも引き出せる流動資産、長期(1年超)定期預金は固定資産になります。正答はアです。
ワン・イヤー・ルールに基づく管理組合の資産分類は次の通りです。流動資産:現金・普通預金・1年以内満期の定期預金・未収管理費(通常は1年以内に回収予定)・前払費用(1年以内の未経過分)・未収利息など。固定資産:1年超満期の定期預金・什器備品・防犯カメラ等の有形固定資産・長期前払費用など。選択肢イは普通預金と定期預金の説明が逆になっています。選択肢ウの未収管理費は、通常1年以内の回収を想定する債権であり流動資産に分類されるのが原則で、「すべて固定資産に分類しなければならない」という決まりはありません。選択肢エは固定資産を一時的に流動資産計上するというルールは存在せず誤りです。
管理組合の貸借対照表における資産区分の実務上の留意点を整理します。修繕積立金として積み立てた資金を長期定期預金で運用している場合、満期が1年超の定期預金は「投資その他の資産(長期定期預金)」として固定資産に計上します。一方、長期定期預金の満期が1年以内に到来する場合は流動資産への振替(組み替え)が必要です。未収管理費は回収予定時期で判断し、回収の見込みが低い長期滞納分については、貸倒引当金の設定を検討します。固定資産の減価償却については前問(問23)で解説した通りです。なお、エレベーターやエントランスなどの共用部分は、標準管理規約(令和7年10月17日改正版)9条のとおり「区分所有者の共有」であり、管理組合自身の所有物ではありません。そのため共用部分そのものは管理組合の貸借対照表の資産には計上しないのが通常で、管理組合が自ら購入した什器備品等が固定資産の対象になります。選択肢エが「エレベーター等の有形固定資産は購入後3年以内は流動資産」としている点は、1年ルールにもこの考え方にも合いません。管業試験では流動資産・固定資産の1年ルールと代表的な科目の区分が頻出問題です。
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-10-12)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

