問題
マンション管理組合の貸借対照表において、資産合計が450万円、流動負債が80万円、固定負債が70万円であった場合、正味財産(純資産)の金額として正しいものはどれか。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
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解説
正味財産は「資産合計-負債合計」で計算します。負債合計=流動負債80万円+固定負債70万円=150万円。正味財産=資産合計450万円-負債合計150万円=300万円。正答はイです。
貸借対照表の基本等式は「資産=負債+正味財産」です。これを変形すると「正味財産=資産-負債」です。本問:負債合計=80万円(流動負債)+70万円(固定負債)=150万円。正味財産=450万円-150万円=300万円。検算:負債150万円+正味財産300万円=450万円=資産合計。一致するため正答はイ(300万円)です。選択肢アの150万円は負債合計です。選択肢ウの370万円は「450万円-80万円(流動負債のみ)=370万円」という誤計算です。選択肢エの450万円は資産合計であり正味財産ではありません。
正味財産の計算は管理組合の財務健全性の基本指標です。正味財産がプラスであれば資産が負債を上回り健全な状態、マイナスであれば「債務超過」を意味します。管理組合が債務超過に陥るケースは、大規模な修繕を実施した際に修繕積立金が不足し、借入金(長期借入金・金融機関ローン等)で賄った結果として起きることがあります。標準管理規約(令和7年10月17日改正版)63条は、管理組合が28条1項に定める業務(特別の管理)を行うため必要な範囲内で借入れをすることができるとし、その借入れは総会の決議事項です(48条十号)。借り入れた場合は修繕積立金をもって償還に充てることができます(28条3項)。返済計画と将来の修繕積立金収入とのバランスを精査することが財務分析の要点です。正味財産の構成要素として、管理組合会計では「前期繰越収支差額」「当期収支差額」の累積値が正味財産の主要部分を形成します。修繕積立金会計の積立残高も、貸方の正味財産として表示されます。修繕積立金が長期修繕計画上の必要額に対して不足している管理組合では、将来の修繕資金(修繕積立金会計の正味財産)の不足が深刻な問題となります。管業試験では貸借対照表等式を使った正味財産の計算問題が定番です。
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-10-12)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

