管理組合会計・財務31財務諸表

管業 管理組合会計・財務 問31:財務諸表

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-10

マンション管理組合の収支計算書と貸借対照表の関係に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • 収支計算書と貸借対照表はそれぞれ独立した財務諸表であり、相互に数値のつながりは存在しない。
  • 貸借対照表の「正味財産」がプラスであれば、収支計算書の当期収支差額も必ずプラスになる。
  • 収支計算書で算出された「次期繰越収支差額」は、貸借対照表の正味財産の項目として計上される。正答
  • 収支計算書の「収入の部合計」は、貸借対照表の「資産合計」と同額でなければならない。
正答:収支計算書で算出された「次期繰越収支差額」は、貸借対照表の正味財産の項目として計上される。

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収支計算書で最終的に計算される「次期繰越収支差額」は、貸借対照表の「正味財産(純資産)」の中に「前期繰越収支差額+当期収支差額」として反映されます。この連動が2つの財務諸表を結びつける鎖です。選択肢ウが正確です。正答はウです。

標準試験対策の基準レベル

収支計算書と貸借対照表の連結関係を確認します。収支計算書の当期収支差額が正味財産の増減として貸借対照表の正味財産に加算(マイナスの場合は減算)されます。具体的に言うと、期末の貸借対照表「正味財産=前期繰越収支差額(=前期末の次期繰越収支差額)+当期収支差額(=当期収支計算書の差額)」という構造です。選択肢アは「相互につながりがない」としており誤りです。選択肢エの「収入合計=資産合計」という等式は成立しません(収入合計は一定期間の収益フロー、資産合計は期末時点のストック)。選択肢イは前期から繰り越した正味財産が大きければ当期が収支マイナスでも正味財産はプラスのままでいられるため、必ずしも一致しません。

上級誤答論破・根拠条文・通達まで深掘り

収支計算書(フロー)と貸借対照表(ストック)の連携は複式簿記の核心です。企業会計の「損益計算書→繰越利益剰余金(貸借対照表)」と同じ論理で、管理組合では「収支計算書の収支差額→正味財産(貸借対照表)」として繋がります。これを「連結」または「つながり」と呼びます。財務分析の観点から重要な点として、収支計算書のフロー(当期の収支)と貸借対照表のストック(蓄積)を別々に見るだけでなく、複数年度の連続した収支推移から「財政の持続可能性」を評価することが求められます。例えば毎年収支差額がマイナスの管理組合は、前期繰越収支差額(蓄積)を取り崩し続けているため、将来的には正味財産がゼロに近づき財政難となります。逆に修繕積立金が順調に積み上がっている組合は、正味財産が年々増加し長期的な財務健全性が確保されています。管理業務主任者は、管理組合の複数年度の財務諸表を比較分析することで、管理費・修繕積立金の改定が必要かどうかの判断材料を提供できる能力が実務上求められます。管業試験ではこの連結構造の理解を確認する問題が出題されます。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-10)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。

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