問題
マンション管理組合の財務状況を評価する指標に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)
解説
流動比率とは「1年以内に現金化できる資産(流動資産)」が「1年以内に支払う義務がある負債(流動負債)」を上回っているかを示す指標です。100%超であれば短期的に支払えるお金があることを示します。選択肢アが正確です。流動比率が低くても解散が義務付けられるわけではなく(選択肢イ)、積立金が多すぎると区分所有者の負担が重いという問題もあります(選択肢ウ)。正答はアです。
流動比率=流動資産÷流動負債×100(%)。この比率が100%以上であれば、直近1年の支払い(流動負債)を流動資産で賄えます。100%を超えていれば、1年以内に支払う負債を1年以内に現金化できる資産で賄える計算になります。選択肢イは流動比率の低下が即座に解散義務をもたらすとしており誤りです。選択肢ウは修繕積立金残高が多い場合も「将来の修繕計画に対して過剰徴収の可能性」や「資金の効率的な運用の問題」が生じる可能性があり一概に良いとは言えません。選択肢エは滞納率と財務諸表作成義務は無関係であり誤りです。
管理組合の財務分析で使われる主要指標を整理します。①流動比率(短期支払能力):100%以上が基準。②修繕積立金充足率(長期修繕計画の必要積立額に対する実際積立額の比率):100%に近づくほど将来の修繕に備えられている。③管理費滞納率(滞納額÷管理費総徴収額):低いほど財政基盤が安定。④修繕積立金の㎡あたり月額と国土交通省「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」の目安との比較(同ガイドラインは令和3年9月に目安の㎡単価と計算式が見直されています)。標準管理規約コメント48条関係は、毎年の総会で長期修繕計画上の積立予定額と現時点の積立額の差を示す資料を提示することが合意形成に有効としています。選択肢ウのように「残高が多いほど常に健全で問題はない」とは言えず、長期修繕計画に照らして過不足を見ることが大切です。管業試験では財務比率の定義と判断基準が問われます。
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-10-12)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

