管業 管理組合会計・財務 問41:管理費・修繕積立金
(令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-10)
修繕積立金の積立方式に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- ア均等積立方式は積立額が段階的に増加し、段階増額積立方式は積立額が一定に保たれる。
- イ段階増額積立方式は財政的に安定しているため、国土交通省が推奨する積立方式である。
- ウ段階増額積立方式は、新築分譲時から均等積立方式と同額を徴収し、最終的に値下げする方式である。
- エ均等積立方式は計画期間を通じて一定額を積み立てる方式であり、長期的な資金計画が立てやすいが、初期段階から高い積立額が必要となる。正答
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均等積立方式は「ずっと同じ金額を積み立てる」方式です。毎月の積立額が変わらないので計画が立てやすいですが、最初から必要額全体を均等に払う必要があります。段階増額積立方式は「最初は安く、後から高くなる」方式です。新築購入時の負担は軽いですが、将来の大幅値上げリスクがあります。選択肢エが均等積立方式の特徴を正確に説明しています。正答はエです。
2つの積立方式の比較を整理します。均等積立方式:計画期間全体で必要な修繕費総額を年数で均等割りした額を毎月徴収。初期負担は重いが将来の値上げリスクがない。段階増額積立方式:初期を低額に設定し、段階的に増額する方式。新築分譲時の購入しやすさを重視した方式で、多くの新築マンションで採用されてきた。しかし将来の大幅値上げに合意が得られないと積立不足が慢性化するリスクがある。選択肢アは均等と段階増額の説明が逆です。選択肢ウの「均等積立と同額から値下げ」は段階増額とは逆の動きです。選択肢イについて、国土交通省(修繕積立金ガイドライン)は積立不足リスクの低い「均等積立方式」を推奨しており、段階増額積立方式の推奨とは逆です。
国土交通省の「修繕積立金に関するガイドライン」(2021年改訂版)では、積立不足問題の主因として段階増額積立方式の普及を指摘しています。多くの新築マンションが当初低額の段階増額方式を採用した結果、10〜15年後の増額合意が得られず積立不足が深刻化しました。改訂ガイドラインでは①新築マンションの修繕積立金の初期設定額の下限目安を引き上げ(専有面積あたりの月額目安を示す)、②段階増額方式採用時の将来増額見通しの購入者への説明義務(宅地建物取引業者への周知)、③既存マンションの積立不足解消のための一時金徴収・借入の活用促進、が示されました。また管理計画認定制度(2022年4月施行)の認定要件として「修繕積立金の1戸あたり月額がガイドラインの目安以上」が求められます。管業試験では両方式の特徴(初期負担・将来の変動リスク・計画立案のしやすさ)の比較と、国土交通省が均等積立方式を推奨している根拠が問われます。実務では積立方式を変更する場合も総会決議(普通決議)が必要であり、変更の必要性を区分所有者に分かりやすく説明する能力も管業試験合格者に期待されます。
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-10)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。
執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。