管業
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

管業 管理組合会計・財務 問56|管理委託費と消費税

問題

管業 | 管理組合会計・財務 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-10-12

マンション管理組合が管理会社に支払う管理委託費について、消費税の取り扱いとして最も適切なものはどれか。なお管理会社は消費税の課税事業者(適格請求書発行事業者)であるものとする。

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正解は ア
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ

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解説

管理会社が管理組合に提供する管理業務(清掃・設備点検・会計管理等)は、消費税法上の「役務の提供(サービスの提供)」に該当する課税取引です。管理会社(課税事業者)は消費税を上乗せした金額を請求します。管理組合は消費税込みの金額を支払います。正答はアです。

管理委託費は管理会社が提供する継続的なサービス(役務の提供)であり、消費税の課税取引です。管理会社が発行する請求書には本体価格に加えて消費税10%(標準税率)が加算されます。インボイス制度(2023年10月開始)により、管理会社(適格請求書発行事業者)は管理組合に対して適格請求書(インボイス)を発行します。管理組合が消費税の課税事業者(外部駐車場貸し等で課税売上がある場合)であれば、支払った管理委託費の消費税を仕入税額控除として申告税額から差し引けます。免税事業者の場合は仕入税額控除はできません(支払った消費税は費用となります)。選択肢イは課税対象外としており誤りです。選択肢ウの「還付」は仕入税額控除の概念を誤解しており、単純に支払ったから還付されるわけではありません。選択肢エは適格請求書発行事業者であれば消費税を請求する義務があります。

インボイス制度の導入(2023年10月)により、管理組合の消費税実務が実質的に変化しました。管理組合が免税事業者(課税売上高1,000万円以下)の場合、支払う管理委託費・修繕工事費等の消費税は「費用の一部」として収支計算書に計上されますが、消費税の申告は不要です。一方で管理組合が課税事業者の場合(外部駐車場収入が課税売上高1,000万円超)、管理会社・工事業者等の適格請求書を保存することで仕入税額控除が可能となり、納付消費税を軽減できます。取引先が適格請求書発行事業者でない場合は、管理組合が課税事業者であっても仕入税額控除が制限されます。会計処理上、消費税の仕訳方法には「税込み方式」(消費税を費用・収益に含めて計上)と「税抜き方式」(消費税を別科目で処理)があります。免税事業者の管理組合では消費税の申告がないため、支払った消費税は費用の一部として扱えば足ります。なお選択肢ウの「還付」は、課税事業者が一般課税で申告し、仕入れに係る消費税額が売上げに係る消費税額を上回る場合などに限って生じうるもので、管理委託費を支払っただけで還付を受けられるわけではありません。管業試験では管理委託費の消費税取り扱いと課税事業者判定の連動問題が出題されます。

この問題の根拠出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-10-12)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

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