管業 管理組合会計・財務 問57:税務
(令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-10)
マンション管理組合の法人税の申告義務に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- ア管理組合は人格なき社団であるため、収益事業の有無にかかわらず、すべての管理組合が毎年法人税の確定申告書を提出する義務がある。
- イ管理組合が収益事業(法人税法施行令第5条に列挙された事業)を行っている場合は、法人税の確定申告書を事業年度終了の日から2か月以内に税務署に提出しなければならない。正答
- ウ管理組合が収益事業を開始した場合、申告書は最初の事業年度終了時に1回提出すれば足り、それ以降は自動更新される。
- エ管理組合の法人税申告書の提出義務は、区分所有者が100人を超える規模のマンションにのみ適用される。
AI解説(初心者・標準・上級)
理解度に合わせて3レベルの解説を無料で読めます。根拠条文・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインも明記。
管理組合に法人税の申告義務が発生するのは「収益事業を行っている場合」だけです。収益事業がなければ申告不要です(選択肢アの「すべて義務」は誤り)。収益事業がある場合は毎年(事業年度終了後2か月以内)に申告書を提出します(自動更新ではない:選択肢ウは誤り)。規模(区分所有者数)は関係ありません(選択肢エは誤り)。正答はイです。
法人税の申告義務の整理です。①収益事業なし:申告書提出義務なし(ただし税務署から求められれば収支明細等の提出を求められることあり)。②収益事業あり(例:外部駐車場貸し付け等):事業年度(通常4月1日〜3月31日)終了の日から2か月以内(通常5月31日まで)に法人税確定申告書を税務署に提出、かつ納税します。収益事業を開始した年は「収益事業開始届出書」を税務署に提出することが求められます。選択肢アは収益事業の有無にかかわらず全員申告義務があるとしており誤りです。選択肢ウは「1回で自動更新」という制度はなく、毎期申告が必要です。選択肢エの区分所有者100人基準という規定は存在しません。
管理組合が収益事業を行っている場合の税務申告の実務フローを整理します。①収益事業開始届出書(新たに収益事業を開始した場合):開始後2か月以内に提出。②法人税確定申告書:事業年度終了後2か月以内に提出・納付。③法人住民税(都道府県民税・市町村民税)申告:法人税申告と同時期。④法人事業税申告:原則同時期。確定申告書の記載内容は①収益事業の収益・費用・所得計算、②税額計算(税率:中小法人として年800万円以下は19%等)、③前払税額(源泉徴収税等)の控除です。実務では税理士に委託することが一般的ですが、管業試験合格者として①収益事業の有無の判定、②申告義務の発生、③申告期限(2か月)の3点は確実に把握する必要があります。また収益事業を行っていない管理組合でも、税務署の調査(任意の提出求め)への対応として収支計算書・帳簿・証憑書類を整備しておくことが実務上重要です。
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-10)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。
執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。