建築・設備17建築基準法

管業 建築・設備 問17:建築基準法

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-10

建築基準法施行令に定める防火区画に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

  • 面積区画は、建築物の規模(主要構造部が耐火構造で延べ面積1,500m²以内ごとなど)に応じて水平・垂直方向に設ける防火区画であり、火災の延焼拡大を抑制するためのものである。
  • 竪穴区画は、エレベーターシャフト・階段室・吹き抜け部分など、上下階を貫通する竪穴部分と他の部分を区画するものであり、3階建て以上の共同住宅では原則として竪穴区画が必要となる。
  • 防火区画に設ける開口部(防火戸・防火シャッター等)は、防火設備(20分間防火性能)または特定防火設備(1時間耐火性能)でなければならない。
  • 異種用途区画は、一つの建物内に住宅・店舗・駐車場などの異なる用途が混在する場合に求められるが、共同住宅と駐車場が同一建物内にある場合は異種用途区画の対象外とされる。正答
正答:異種用途区画は、一つの建物内に住宅・店舗・駐車場などの異なる用途が混在する場合に求められるが、共同住宅と駐車場が同一建物内にある場合は異種用途区画の対象外とされる。

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防火区画は建物の中で火災が広がるのを防ぐための壁・床・扉などの仕切りです。種類には「面積区画」(一定面積ごとに区切る)、「竪穴区画」(上下を貫く空間を区切る)、「異種用途区画」(用途が違う部分を区切る)があります。エの「共同住宅と駐車場は異種用途区画の対象外」は誤りで、共同住宅と自動車車庫の組み合わせは異種用途区画が必要な典型例です。よって最も不適切なものはエです。

標準試験対策の基準レベル

防火区画の種類を整理します(建築基準法施行令112条)。①面積区画:主要構造部耐火構造の建物は原則1,500m²以内ごと(スプリンクラー設置で3倍緩和可能)に区画します(ア:正)。②竪穴区画:エレベーターシャフト・階段室・吹き抜け・ダクトスペース等の竪穴と他の部分を区画。3階建て以上の共同住宅(主要構造部が準耐火構造以上)には竪穴区画が必要です(イ:正)。③異種用途区画:一つの建物に用途が異なる部分がある場合に必要。共同住宅と自動車車庫(駐車場)の組み合わせは異種用途区画の代表例です。建築基準法施行令112条18項では「自動車車庫の用途に供する部分」と他用途の部分の間に異種用途区画を求めています(エの「対象外」は誤り)。防火設備(特定防火設備)の性能区分:一般防火設備は20分間、特定防火設備は1時間の加熱に耐える性能が必要です(ウ:正)。

上級誤答論破・根拠条文・通達まで深掘り

防火区画は管業実務と深く関連しています。共同住宅の管理において最も問題になりやすいのは「防火戸の不適切な管理」です。エレベーターホール・廊下に設置された防火戸(自動閉鎖式)を区分所有者が物で挟んで開放したままにする行為は、防火区画機能の無効化であり建築基準法違反です。管理業者・管理組合はこのような行為を防止するための啓発・是正指導を行う義務があります(建築基準法12条の定期報告でも防火設備の作動確認が検査対象)。異種用途区画の成立要件は2017年改正で変更されており、特定の用途(自動車車庫・危険物貯蔵・カラオケ等)と他用途の組み合わせに対象が絞られました。マンション1階の店舗(物品販売業・飲食店等)と上層の共同住宅の組み合わせは、用途ごとに面積・避難・設備要件が異なるため、区画壁の管理・改修時の工事範囲確認が重要です。長期修繕計画での防火設備更新(防火シャッター・防火戸の経年劣化・電動閉鎖装置の故障)は大規模修繕工事の重要項目であり、修繕積立金計画に組み込む必要があります。管業試験では「竪穴区画の適用対象」「異種用途区画の典型例(共同住宅+駐車場)」「防火設備の性能区分」が頻出です。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-10)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。

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