管業 建築・設備 問21:建築基準法
(令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-10)
長期優良住宅や省エネ基準に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- ア長期優良住宅の認定を受けるためには、耐震性・劣化対策・維持管理・断熱・省エネルギー性等の基準を満たす必要があるが、認定後は管理組合等による維持保全計画の作成・実施義務が生じる。
- イ2022年6月の建築物省エネ法改正により、2025年以降すべての新築住宅・非住宅建築物に省エネ基準への適合が義務付けられるが、分譲マンション(共同住宅)は対象外とされている。
- ウZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、建物の断熱性能を高めて冷暖房エネルギーをゼロにした建物のことであり、太陽光発電などによる創エネの設置は要件とされていない。
- エ長期優良住宅として認定を受けた共同住宅の認定計画実施者が維持保全計画を変更する場合は、所管行政庁への届出が必要となる。正答
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長期優良住宅(長期にわたり良好な状態で使用できる住宅)の認定を受けると、維持保全計画の作成・実施が義務付けられ、計画変更には行政への届出が必要です(エ:正)。省エネ基準は2025年以降すべての新築に義務化され、共同住宅も対象です(イの「対象外」は誤り)。ZEHは断熱+省エネ+創エネ(太陽光発電等)を組み合わせた概念で、創エネも要件です(ウ:誤)。よって正答はエです。
長期優良住宅認定制度(長期優良住宅の普及の促進に関する法律)の主要要件は、①耐震性(等級2以上)、②劣化対策(等級3)、③維持管理・更新の容易性(等級2以上)、④可変性(共同住宅の場合)、⑤省エネ性(断熱等性能等級4・一次エネ等級4以上)、⑥居住環境・住戸面積要件です(ア:「維持保全計画の作成・実施義務が生じる」は正)。ただし認定後の維持保全計画の変更は所管行政庁への届出が必要です(エ:正)。2022年改正建築物省エネ法(2025年4月施行)により、原則すべての新築住宅・非住宅建築物に省エネ基準への適合が義務化されました。共同住宅(共同住宅等:3戸以上または延べ面積300m²以上)も対象です(イの「対象外」は誤り)。ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の定義は「断熱+高効率設備による省エネ+再生可能エネルギーによる創エネを組み合わせて年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロにする住宅」であり、創エネ(太陽光発電等)は要件です(ウ:誤)。
長期優良住宅制度は管業試験において「維持保全計画」との関連で出題されます。認定を受けた共同住宅の管理組合(認定計画実施者)は維持保全計画に基づいた点検・修繕を実施する義務を負い、所管行政庁から報告・立入検査を受ける場合があります。計画変更・廃止には届出が必要で、認定取消しの可能性もあります(エ:正)。管業試験との関連では「長期修繕計画」(マンション管理適正化法の観点)と「維持保全計画」(長期優良住宅法の観点)の類似性と相違点が問われることがあります。建築物省エネ法(建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律)は2016年施行・2022年改正で規制強化されました。共同住宅の省エネ基準は一次エネルギー消費量基準と断熱等性能基準(断熱等性能等級)の2軸で評価され、2025年以降の新築に適合義務が課されます。管理業者として既存マンションの省エネ改修(断熱改修・設備更新)を管理組合に提案する際、省エネ改修補助金(環境省・国土交通省の各補助制度)の活用可能性を示すことが付加価値の高い提案になります。ZEHマンション(ZEH-M)の普及も近年急速に進んでおり、太陽光発電システムの管理・修繕(パネル清掃・インバーター交換)が長期修繕計画の新たな項目として浮上しています。
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-10)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。
執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。