管業
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

管業 建築・設備 問23|給水方式の種類と特徴

問題

管業 | 建築・設備 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-10-12

マンションの給水方式に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

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正解は ウ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ

自信の3択

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解説

マンションへの給水方式は大きく3種類あります。①直結直圧方式:水道本管の圧力で直接各戸に給水(受水槽不要・低層に適)。②高置水槽方式:受水槽→ポンプで屋上の高置水槽→重力で各戸に給水(停電時も残水分は使える)。③ポンプ直送方式:受水槽に貯めた水を加圧ポンプで直接各戸へ送る方式(このほか、受水槽を使わず配水管の水を増圧ポンプで送る「直結増圧方式」もあります)。ウの「停電時でも高置水槽に水が残っていれば継続給水できる」は高置水槽方式の特徴として正確です。アの「直結直圧方式が受水槽の清掃が必要」は逆で誤りです。よって正答はウです。

給水方式別の特徴を整理します。①直結直圧方式:受水槽不要・低コスト・配水管直結のため水質良好。ただし給水圧は配水管の圧力に依存するため、中高層では圧力不足になりやすい。②高置水槽方式:受水槽+高置水槽という2段貯水構造。停電時でも高置水槽の貯水量分は自然流下で給水継続できる(ウ:正)。ただし2カ所の水槽清掃・管理が必要で、衛生管理コストが高い。③ポンプ直送方式:受水槽に貯めた水を加圧ポンプで各戸へ送る方式で、受水槽があります。配水管から直接増圧ポンプで給水し受水槽が不要なのは「直結増圧方式」です。イは両者を混同しているうえ、「水質汚染リスクゼロ」と断言しており誤りです(ポンプ・配管の問題は残る)。エの「受水槽で塩素が増加」は誤りで、塩素は受水槽内で消費・減少します(貯水により残留塩素が低下する問題がある)。

給水方式の選定は建物の高さ・規模・水質管理コストの総合判断です。近年は直結増圧方式(配水管から直接増圧ポンプで高層まで給水)の普及が著しく、受水槽の衛生管理コスト削減・省スペース化が実現しています。水道法に基づく「簡易専用水道」の規制:水道事業者から供給を受ける水のみを水源とし、受水槽の有効容量の合計が10m³を超えるもの(専用水道に当たるものを除く)は簡易専用水道として、設置者は国土交通省令の基準に従って管理し(水槽の掃除を毎年1回以上定期に行うこと等)、毎年1回以上定期に、地方公共団体の機関又は国土交通大臣及び環境大臣の登録を受けた者の検査を受けなければなりません(水道法3条7項・34条の2、同法施行令2条、同法施行規則55条・56条)。有効容量10m³以下のものを含む貯水槽水道については、水道事業者の供給規程で水道事業者と設置者の責任に関する事項が定められ(水道法14条2項5号)、自治体の条例等で管理を求める場合もあります。管業試験では「簡易専用水道の定義(有効容量10m³超)」「毎年1回以上の水槽の掃除と定期検査」「直結直圧・高置水槽・ポンプ直送の特徴比較」が頻出です。管理業者として受水槽清掃の計画立案・業者選定・清掃報告の管理組合への提出が重要業務であり、清掃費用は長期修繕計画ではなく通常の管理費会計から支出されます(清掃は維持管理であり「修繕」ではないため)。

この問題の根拠出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-10-12)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

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