建築・設備23給排水衛生設備

管業 建築・設備 問23:給排水衛生設備

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-10

マンションの給水方式に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • 直結直圧方式は、配水管の水圧を直接利用して各住戸に給水する方式であり、受水槽の清掃・管理が必要で、衛生面のリスクが高い方式である。
  • ポンプ直送方式(加圧給水方式)は、配水管から直接ポンプで増圧して各住戸に給水する方式であり、受水槽が不要であるため水質汚染リスクがゼロである。
  • 高置水槽方式(高架水槽方式)は、受水槽に貯水した水をポンプで屋上等の高置水槽に揚水し、重力で各住戸に給水する方式であり、停電時でも高置水槽に水が残っていれば給水が継続できる。正答
  • 受水槽方式のマンションでは、水道水の塩素消毒効果が受水槽内で増加するため、末端蛇口の水質は配水管水よりも衛生的である。
正答:高置水槽方式(高架水槽方式)は、受水槽に貯水した水をポンプで屋上等の高置水槽に揚水し、重力で各住戸に給水する方式であり、停電時でも高置水槽に水が残っていれば給水が継続できる。

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マンションへの給水方式は大きく3種類あります。①直結直圧方式:水道本管の圧力で直接各戸に給水(受水槽不要・低層に適)。②高置水槽方式:受水槽→ポンプで屋上の高置水槽→重力で各戸に給水(停電時も残水分は使える)。③ポンプ直送方式:受水槽またはブースターポンプを使って加圧給水。ウの「停電時でも高置水槽に水が残っていれば継続給水できる」は高置水槽方式の特徴として正確です。アの「直結直圧方式が受水槽の清掃が必要」は逆で誤りです。よって正答はウです。

標準試験対策の基準レベル

給水方式別の特徴を整理します。①直結直圧方式:受水槽不要・低コスト・配水管直結のため水質良好。ただし給水圧は水道本管の圧力に依存するため、高層(概ね5〜7階超)では圧力不足になる。②高置水槽方式:受水槽+高置水槽という2段貯水構造。停電時でも高置水槽の貯水量分は自然流下で給水継続できる(ウ:正)。ただし2カ所の水槽清掃・管理が必要で、衛生管理コストが高い。③ポンプ直送方式(直結増圧方式):配水管から直接増圧ポンプで給水する場合(直結増圧方式)は受水槽不要ですが、受水槽経由のポンプ直送方式は受水槽が存在します。イは「水質汚染リスクゼロ」と断言しており誤りです(ポンプ・配管の問題は残る)。エの「受水槽で塩素が増加」は誤りで、塩素は受水槽内で消費・減少します(貯水により残留塩素が低下する問題がある)。

上級誤答論破・根拠条文・通達まで深掘り

給水方式の選定は建物の高さ・規模・水質管理コストの総合判断です。近年は直結増圧方式(配水管から直接増圧ポンプで高層まで給水)の普及が著しく、受水槽の衛生管理コスト削減・省スペース化が実現しています。水道法に基づく「簡易専用水道」の規制:受水槽の有効容量が10m³超の建物は簡易専用水道として、年1回以上の水槽清掃(登録業者による清掃)・水質検査・設備点検・利用者への情報提供が法的義務となります(水道法34条の2、同施行規則55条〜57条)。有効容量10m³以下は「小規模貯水槽水道」として各自治体の条例で規制されます。管業試験では「簡易専用水道の定義(有効容量10m³超)」「年1回以上の清掃義務」「直結直圧・高置水槽・ポンプ直送の特徴比較」が頻出です。管理業者として受水槽清掃の計画立案・業者選定・清掃報告の管理組合への提出が重要業務であり、清掃費用は長期修繕計画ではなく通常の管理費会計から支出されます(清掃は維持管理であり「修繕」ではないため)。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-10)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。

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