問題
マンションの給湯設備に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)
解説
給湯設備で重要な衛生上の注意点がレジオネラ属菌です。この菌は20〜50℃の温水中で繁殖し、エアロゾルを吸い込むことで肺炎を引き起こします。貯湯式給湯器では60℃以上の高温を維持することで繁殖を防ぎますが、長期間使用しなかった後は菌が繁殖している可能性があるため、十分な加熱・排水が必要です(ウの「特別な注意が不要」は誤り)。よって最も不適切なものはウです。
給湯設備の種類とレジオネラ対策を整理します。個別方式:ガス給湯器(瞬間式)・電気温水器(貯湯式)・エコキュート(ヒートポンプ式)等を各戸に設置。設置・修繕が各戸の専有部分として扱われます(ア:正)。中央方式:共用設備として一括管理。ランニングコストの効率化と維持管理の集約が可能ですが、配管長による放熱ロスと「待ち時間」の問題があります。返湯管と循環ポンプで湯を循環させる方式が対策として採用されます(エ:正)。レジオネラ属菌(イ):20〜50℃の温水中で繁殖し、エアロゾル吸引で肺炎(在郷軍人病)を発症させる可能性があります(イ:正)。貯湯式では60℃以上の温度維持と定期的な高温殺菌(加熱)が有効です。ウの「長期不使用後の運転再開時に特別な注意が不要」は誤りで、長期不使用後は配管内でレジオネラが繁殖している可能性があり、フラッシング(十分な湯を流してから使用)が必要です(ウ:誤=正答)。
レジオネラ対策は管業試験・実務で重要度が高まっています。厚生労働省の「レジオネラ症を予防するために必要な措置に関する技術上の指針」では、給湯設備について、貯湯温度の管理、貯湯槽の定期的な清掃、湯が滞留しやすい部分への配慮などの対策が示されています(具体的な温度等の数値は指針本文で確認してください)。浴室のシャワーはエアロゾルが発生しやすいため、中央給湯方式や共用浴室があるマンションでは特に衛生管理が重要で、管理業者として適切な情報提供と設備点検が求められます。また長期不使用住戸(空き家化した専有部分)の給湯設備管理は管理組合の課題で、管理業者として「長期不在届」提出依頼・設備管理の周知を管理組合に提案することが実務上有効です。管業試験では「レジオネラ属菌の繁殖温度(20〜50℃)」「防止策(貯湯温度の管理・定期清掃・長期不使用後の放水)」「エコキュートの仕組み(ヒートポンプ)」が問われます。
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-10-12)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

