建築・設備32給排水衛生設備

管業 建築・設備 問32:給排水衛生設備

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-10

マンションの給水管の材質と腐食に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

  • 亜鉛メッキ鋼管(白ガス管)は、内面に亜鉛メッキを施した鋼管であり、腐食が進行すると錆瘤(さびこぶ)が発生して給水管の断面積を縮小させ、水量低下・赤水の原因となる。
  • ステンレス鋼管は耐腐食性に優れ、亜鉛メッキ鋼管と比較して長寿命であるが、高塩素環境下では応力腐食割れが発生する可能性がある。
  • 銅管は熱に強く給湯管にも使用されるが、遊離炭酸(炭酸ガス)が多い水質環境下では内部腐食(ピンホール)が発生しやすく、水漏れの原因となることがある。
  • 架橋ポリエチレン管・ポリブテン管は、錆が発生しないため腐食の問題がなく、どのような温度・圧力条件でも無限に使用できる。正答
正答:架橋ポリエチレン管・ポリブテン管は、錆が発生しないため腐食の問題がなく、どのような温度・圧力条件でも無限に使用できる。

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給水管の材質は建築年代によって異なります。古いマンションでは亜鉛メッキ鋼管が使われており、腐食で「赤水」が出る問題があります(ア:正)。樹脂管(架橋ポリエチレン・ポリブテン)は錆は出ませんが「無限に使用できる」わけではなく、温度・紫外線・経年劣化による強度低下があります(エの「無限に使用できる」は誤り)。よって最も不適切なものはエです。

標準試験対策の基準レベル

給水管の材質別特性を整理します。①亜鉛メッキ鋼管(白ガス管):1960〜70年代のマンションで主流。内面腐食(赤錆・錆瘤)が進行すると赤水・流量低下が発生。耐用年数は管理状態により15〜25年程度(ア:正)。②ステンレス鋼管:耐腐食性が高く長寿命ですが、高塩素・引張応力が重なると応力腐食割れのリスクがあります(イ:正)。③銅管:熱に強く給湯管でも使用。遊離炭酸が多い酸性水質ではピンホール腐食(細穴からの漏水)が起きることがあります(ウ:正)。④架橋ポリエチレン管・ポリブテン管:錆は発生しませんが、高温・高圧下での使用には定格範囲があり、紫外線による劣化・耐用年数の制約(30〜50年程度が目安)もあります(エの「無限に使用できる」は誤り=正答)。

上級誤答論破・根拠条文・通達まで深掘り

給水管の材質と更新計画は管業試験の重要テーマです。亜鉛メッキ鋼管を使用した旧来のマンション(築30〜40年超)では赤水・流量不足が深刻化しており、管内ライニング工法(既存管の内面に樹脂を注入して再生)または管路更新(新管への全取替)が選択肢となります。管内ライニング工法(ライニング更生)は配管を撤去せずに内面を樹脂でコーティングする工法で、工事コスト・工期が更新より低い一方、更新後の耐用年数は新管の半分程度(15〜20年)です。給水管更新の際、専有部分内(各戸の洗面台・浴室・台所への枝管)と共用部分(立て管・横主管)の費用分担が問題になります。標準管理規約・コメントでは、専有部分内の配管更新も管理組合が一括実施する場合は総会決議が必要とし、費用の管理費・修繕積立金からの支出ルールを管理規約に明記することを推奨しています。管業試験では「亜鉛メッキ鋼管の問題(赤水・錆瘤)」「銅管のピンホール腐食」「架橋ポリエチレン管の耐用年数の有限性」が出題されます。実務では受水槽清掃時の残留塩素測定(末端蛇口で0.1mg/L以上)と赤水・錆確認が管理業者の日常点検業務です。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-10)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。

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