管業 建築・設備 問33:給排水衛生設備
(令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-10)
マンションの衛生器具・衛生設備に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- ア節水型トイレ(大洗浄3〜4リットル)は、従来型(大洗浄13リットル)と比べて1回当たりの排水量が少なく、排水管内での汚物搬送力が低下するため、排水立て管のつまりが増加するリスクがある。
- イ温水洗浄便座(ウォシュレット等)は専有部分の設備であるため、設置・撤去・交換はすべて各区分所有者の判断で自由に行えるが、電気配線・給水分岐は管理組合に届け出なければならない。
- ウシャワーの適切な給水圧力は0.3〜0.5MPaが推奨されており、0.7MPaを超える水圧ではシャワーヘッドが破損するリスクがある。
- エ公共下水道に接続されたマンションでは、便所の排水(汚水)は建物外の公共下水道本管まで自然流下(重力流下)する設計が一般的であるが、地下階の便所では自然流下が困難な場合があり、排水ポンプ(汚水ポンプ)での圧送が必要となることがある。正答
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マンションの地下階(地下駐車場・地下倉庫・地下住戸等)にトイレを設ける場合、排水が重力で自然に流れ出せないため、排水ポンプで強制的に圧送する設備が必要になります(エ:正)。節水型トイレについては、排水量が少なくなることで排水管内の搬送力に影響が出る懸念はありますが、現代の節水型トイレは低水量でも搬送力を確保する設計になっています(アは一面的な表現)。よって最も適切なのはエです。
衛生設備の各選択肢を検討します。ア:節水型トイレの排水量削減が排水管詰まりを増加させるという記述は、配管勾配・径が適切に設計されていれば問題は生じません。節水型は洗浄水量を大幅に減らしつつ「トルネード洗浄」等の特殊水流で汚物搬送力を確保する設計です(ア:一概に誤りとも言い切れないが、「リスクがある」という表現は誇張)。イ:温水洗浄便座の設置は専有部分の改修に該当しますが、給水管・電気系統への接続は管理規約の工事手続きに従う必要がある場合があり(管理組合への届け出が必要な場合と不要な場合がある)、「すべて自由」という記述は不正確です(イ:誤)。ウ:給水圧力の数値は器具・製品によって異なり、一律の推奨値は明示しにくいです(ウ:数値の正確性に疑問)。エ:地下階の排水が自然流下できず排水ポンプで圧送する設計は正確な記述で、排水ポンプ(汚水ポンプ)のピット設置・電源管理が管理組合の設備管理対象となります(エ:正答)。
地下排水ポンプ(汚水ポンプ・雑排水ポンプ)は停電時に機能しなくなるため、非常用電源(自家発電・蓄電池)との組み合わせが重要です。大規模マンションでは地下に機械式駐車場・倉庫・管理室などが配置されるケースが多く、これらの排水処理のために複数の排水ポンプが設置されています。ポンプの定期点検(絶縁抵抗試験・自動起動試験・フロートスイッチ作動確認・槽内清掃)は管理委託業務として位置づけられます。衛生陶器(便器・洗面器)の取り替えは、各戸の専有部分の工事として各区分所有者が実施しますが、排水接続口の位置変更を伴う工事(排水管への接続変更)は共用配管への影響があるため管理組合への届出・承認が必要なケースがあります。節水の観点では、東京都水道局等の推計によると4人家族で節水型トイレ(6〜8L→3〜4Lへの切替)により年間約9,000L(約2,500円相当)の節水が可能とされており、管理業者として入居者への節水啓発も環境管理の観点から有益な情報提供です。管業試験では「地下排水ポンプの用途」「節水型トイレの特性」「温水洗浄便座の管理区分」が出題されることがあります。
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-10)。
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執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。